政府・与党の発言には政治生命をかけて頂かないと困る(中川語録) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

政府・与党の発言には政治生命をかけて頂かないと困る(中川語録)


普天間基地移設問題について、平野官房長官は、名護市長選挙の結果を受けて「(選挙結果を)を斟酌しなければいけない理由はない。(名護市辺野古に移設する現行計画を)外す考え方には、立っていない」と述べたという。

しかし、鳩山総理は昨年10月26日の所信表明演説で、「在日米軍再編については、安全保障上の観点も踏まえつつ、過去の日米合意なども検証し、沖縄の方々が背負ってきた負担、苦しみや悲しみに十分思いをいたし、地元の皆様の思いをしっかりと受け止めながら真剣に取り組んでいく」と述べていたではないか。

沖縄の民意を盾に、ここまで結論を先延ばしにしておいて、いまさら「移設先は国が決める」「地元自治体の意向を斟酌していたら、じゃあどこに持って行くんですか、という議論になってしまう」などと言える権利は民主党政権にはない。

もしも、現行計画を基本に推進するならば、鳩山総理と平野官房長官は、地元のみなさんが納得いただくまで、現地で頭を下げ続ける覚悟をもっていただかなければならない。

政府・与党の発言はそれほど重い。一言一言に、政治生命をかけて頂かないと困る。

1月26日記 中川秀直