マーケットの目は世界をどうみているのか | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

マーケットの目は世界をどうみているのか

秘書です。マーケットの目は世界をどうみているのでしょうか、みてみましょう。



〔外為マーケットアイ〕朝鮮半島情勢の緊張、円じり安の一因との声
2010年 01月 25日 13:35 JST


 <13:35> 朝鮮半島情勢の緊張、円じり安の一因との声


 市場では、この日朝方に円が売られた場面で、朝鮮半島情勢の緊張が再び高まってきたことが、一部投機筋の円売り手掛かりになったとの声が上がっている。朝鮮中央通信が24日、朝鮮人民群総参謀部が、韓国の国防相が前週に先制攻撃の可能性に言及したことに不快感を示したと伝えたため。

 共同通信によると、総参謀部は韓国国防相発言を「露骨な宣戦布告とみなす」と非難。「われわれの尊厳と自主権を侵害しようとする、どのような動きにも直ちに断固とした軍事行動」で、韓国に反撃すると警告する報道官声明を出したという。

 外為市場では報道を受けて、特にクロス円を中心に円を売り込む動きが目立ったという。ただ、下げピッチの速かったクロス円の「買い戻しの口実の域を出ない」(外銀)とする声も複数ある。



 <13:00> 日本企業の国内市場成長見通し、向こう5年「0―1%」が大勢


 ロイターが民間企業を対象に実施した聞き取り調査によると、今後5年先までの国内市場成長見通しは、回答の7割がゼロ─1%台に集中。日本企業の国内経済に対する期待成長率の極めて低いことが明らかになった。5年以内のどこかで2%程度の成長軌道に復帰するとの回答は、全体のわずか15%だった[ID:nTK0368756]

 調査は資本金10億円以上の製造業・非製造業(金融を除く)400社を対象にアンケート形式で実施。222社から回答を得た。調査期間は1月6日─20日。


 ドルは90.11円付近、ユーロは127.60円付近。午後に入ってほとんど値動きがない。



 <12:25> ドル90.10円付近、フローは短期筋・実需ともにまちまち


 ドルは90.10円付近でもみあいが続いている。週明けの取引では、早朝にバーナンキFRB議長の再任見通しを口実に一部短期筋が円の売り戻しに動いたが、その後は売買が交錯。実需は「輸出・輸入ともに入っている」(外銀)といい、投機筋も「ファンド勢の円売りと円買いが両サイド出ている」(別の外銀)という。米国の金融規制をめぐる不透明感で「積極的にリスクを取りにいける状況ではないことはわかったが、実際にどの程度の影響を及ぼすのか不確定要素が多く、一方向に相場が走りづらくなっている」(邦銀)という。



 <10:50> ドル90.10円付近でもみあい、下げ止まり感は乏しい


 ドル/円は90.10円付近。底堅い値動きになっている。「ドルは89.70─80円付近では下げ渋る一方、戻りも限られレンジ取引になっている。ただ、まだドル・ロングで様子をみている向きもあるとみられ、手仕舞い売りをにらんでもう一段下値を攻めそうなムードはある」(大手銀行)との声が聞かれる。

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長再任問題やオバマ米大統領の金融規制案、ギリシャ問題などの不安要因を抱え、まずはリスクの織り込みが進んで株価が急落、VIX指数急騰のなかでドル/円は90円割れまで下落したが「ドルの下値は88円前後までか。85円を目指すような緊張感はない」(大手銀行)という。一方で「オーバーシュート感もない。ドル/円がすぐに下げ止まる気配はない」(大手銀行)という。


 

 <10:24> ドル89.95円付近、バーナンキ米FRB議長再任問題で2つのシナリオ


 ドル/円は89.95円付近。今月任期の切れるバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の再任問題で民主党上院議員2人が22日あらたに反対票を投じる意向を表明し、不透明感を織り込む形でリスク回避地合いになっているという。

 バークレイズ銀行のチーフFXストラテジストジャパン、山本雅文氏は、再任されなかった場合の2種類のシナリオを提示している。まず「政治的な意味合いが強いため、FRBの独立性やインフレ抑制姿勢に関する不確実性を高める。通貨の信認を揺るがせるドル安要因で、インフレ期待の高まりを受けた米名目中長期金利の上昇は必ずしもドル下支え要因とはならない」と予想。ただ、後任人事を巡る不確実性や、新議長就任当初の市場とのコミュニケーションにおける不確実性がドルのボラティリティを高める場合には「ドルを調達通貨としたキャリー取引の妙味を低下させ既存ドル売りポジションの巻き戻しにつながる可能性もある」(山本氏)とみている。

 民主党有力議員の側近は「バーナンキ議長の再任は承認されるだろうが、非常に僅差となるだろう」と語った。 ホワイトハウスは、オバマ大統領は引き続き、上院でバーナンキ議長再任が承認されることを確信している、としている。野党共和党のマコネル上院院内総務はバーナンキ議長が再任を承認されるだろうとの見通しを示している


 

 <10:06> ドル90円付近、アジア株にらみ下値不安


 午前9時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ同水準の90円付近で推移、その後米国株安を受けて東京市場で日経平均.N225が下落したことから下値不安が強まり、ドル/円は89円後半に下落した。この後始まる中国や香港などアジア株の動向が注目されている。

 「米共和党幹部からバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が再任されるとの見方が示されたことで、早朝にはいったんリスクを取る動きから円が売られたが、薄商いの中の一時的な動き。あとを引くことはないだろう」(カリヨン銀行資本市場本部外国為替部ディレクター、斎藤裕司氏)との声が出ている。

 


 <08:41> ドル90.05円付近、リスク回避志向の高まりでVIX指数.VIXが連日の急騰


 ドル/円は90.05円付近でもみあっている。米株投資家の不安心理を映すVIX指数.VIXは連日急騰しており、22日には1カ月半ぶりとなる27.31に上昇。米金融規制案を受けた混乱が尾を引いているほか、今月末に任期の切れるバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の再任問題も不透明感につながっている。22日の欧州市場ではギリシャ国債とユーロ圏指標債である独連邦債の利回り格差がギリシャがユーロに加盟して以来最高となっており、それぞれのリスクがスパイラル的に投資家のリスク回避志向を強めて「消去法的な円全面高につながっている」(国内金融機関)という。

 JPモルガン・チェース銀行は「過去半年程度の関係を見ると、ドル/円のピークはVIX指数のピークから数日後から数週間後」と指摘、円の上昇はしばらく続く可能性があるとしている。


 

 <07:41> きょうの予想レンジはドル89.60―90.60円付近、アジア株にらみ


 きょうのドル/円JPY=の予想レンジは89.60―90.60円付近。ユーロ/ドルは1.4100─1.4200ドル。海外市場ではオバマ米大統領の金融規制案が尾を引いてダウ工業株30種.DJIが216ドルの大幅安。これを受けてリスク回避から円が全面高となり、ドル/円は89.78円まで下落して1カ月ぶり安値を更新した。きょうの東京市場では、アジア株の動きをにらんで円の上値を試す動きになりそうだ。ただ、ドル/円以外ではドルはしっかりの動きになっており、ドル/円の急激な下げはないとみる声が出ている。


 (東京 25日 ロイター)



世界は密接につながっています。日本の政策論争も、世界的視野にならないと。