夕方のニュースです(為替水準?埋蔵金?消費税?) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

夕方のニュースです(為替水準?埋蔵金?消費税?)

秘書です。ボスを担当する記者さん達にも、活気がでてまいりました。坂の上の雲をめざしましょう。

■円相場、95円前後が適切=水準是正へ日銀と協力-菅財務相
1月7日17時18分配信 時事通信
 菅直人副総理は7日、財務相就任後の記者会見で、1ドル=92円前後で推移してきた外国為替相場について「もう少し円安の方向に是正が進めばよい。経済界では90円台半ばあたりが適切との見方が多い」と述べ、95円前後の水準が望ましいとの考えを示した。その上で「為替相場が経済に与える影響を考え、日銀とも協力し、適切な水準になるよう努力したい」と強調した。
 財務相が為替相場の具体的水準に言及するのは極めて異例。この発言を受け、東京外為市場では円売り・ドル買いが加速。円は50銭以上も下落し、1ドル=92円台後半で取引された。
 一方、菅財務相は、財政運営について「需要を拡大する方向で政策を展開していく。これが(景気回復につながり)財政再建への道筋になる」と語り、まずは景気回復が必要と指摘。消費税率の引き上げに関しては「特別会計も含め総額207兆円の予算見直しが始まったばかりだ。増税から入るのではなく、予算の見直しから取り組む」と話し、当面
は議論しない考えを示した。 

(獅子16)為替相場の具体的水準はいきなりのサプライズですね。

■菅直人副総理兼財務・経済財政担当相の就任会見の一問一答
2010年 01月 7日 17:22 JST
[東京 7日 ロイター] 菅直人副総理兼財務・経済財政担当相は7日午後、財務相就任を受けて記者会見を行った。
 会見の一問一答は以下のとおり。
  
 ──就任のあいさつとして。
 
 「大臣は役所の代表ではなく、国民が役所に送り込んだ国民の代表だ。その役目として大臣に就任した。副総理の役割もあり、内閣全体についても総理を支える立場で十分に目配りしなくてはならない」
  
 「財務省について一、二点、推し進めたいことがある。一つは、予算執行についての透明化だ。歳出、つまり予算執行の中身を国民に公開し、国民のためになっているか判断できるような運営、支出の管理を実行していきたい」
  
 「民主党マニフェストの中では、207兆円の一般・特別会計を含む総予算を全面的に見直すとなっているが、まだこの3カ月半では着手したという段階に留まっている。あらゆる特別会計、独立行政法人、公益法人について、主に行政刷新会議が担当することになると思うが、多くの関わりを持つ財務省の立場で、この問題にしっかり取り組んでいきたい
  
 「経済財政担当は継続するよう総理から話があった。日本を元気にしていく前向きの事については、経済財政の観点から明るい未来を展望するような、すでに成長戦略の基本方針を打ち出しており、そういうものへの肉付けも含めて取り組んでいきたい。財務省の仕事は現実社会での仕事が多い。現実の中に埋もれることがないよう、坂の上の雲を目指して歩めるような方向性を、経済財政担当という立場の中でも合わせてまとめていきたい
   
 ──予算執行の透明化について話があったが、厳しい財政の再建について。消費税、環境税、いわゆる埋蔵金の活用をどう考えるか。
  
 「今日の財政状況となった原因をしっかり押さえなければならない。12月30日に発表した成長戦略をしっかり推し進めることが第一になければならない。環境、健康、アジア、地域・観光、科学技術、雇用と6本の柱になっているが、基本的には需要拡大でいろいろな政策を展開するのが、財政再建の基本的な道筋だ
  
 「税制については207兆円の国の総予算を徹底的に見直す作業が始まったばかり。その中から無駄なもの、必要のない制度、あるいは間違った制度を変えていく。その上で、ある時期には消費税といった議論も必要になるかと思うが、少なくとも増税から入っていくのではなくて、まずは、今までの財政のあり方を徹底的に洗い出すところから入っていくべきだと思っている。環境税については、税制調査会あるいは省庁間をまたぐ議論をすることになると認識している」
  
 「かつて埋蔵金は一切ないと言っていた自民党の政治家も、かなり埋蔵金を使った。私たちが組んだ予算の中でも、いわゆる埋蔵金をかなり掘り出して予算に計上した。もちろん埋蔵金は無限にある訳ではなく、まだ使えるもの、使っても良いものについては精査していきたいが、基本的には、埋蔵金は無限にある訳ではないとの認識を持ちながら、207兆円の色々な見直しをしっかりと、全ての省庁の大臣、副大臣、政務官が先頭になってやって頂くよう努力していきたい

(獅子16)坂の上の雲をめざす軍資金としての埋蔵金。民営化して株式売却すれば、なお増。

■消費税、自由闊達に議論=社会保障とセットで-仙谷・新戦略相
1月7日16時42分配信 時事通信
 仙谷由人国家戦略・行政刷新担当相は7日、消費税増税について「(年金、医療、子育てなど)社会保障政策との兼ね合いで総合的に考えなければならない」と強調した。議論のタイミングについては「いつの段階でも自由闊達(かったつ)に議論しなければならない」と述べ、国政選挙前に議論を避ける必要はないとの認識を示した。国家戦略担当相兼務の辞令交付後に首相官邸で記者団に語った。 

(獅子16)さあ、これで参院選の争点はいよいよ税制になってきますか。