民主党はなぜ２０兆円の無駄の削減ができなかったのか（中川語録）

民主党は先の総選挙で「一般会計と特別会計の総予算約２００兆円の１割を予算の組み替えで捻出する」と主張していた。今回の予算編成で、民主党は何故、２０兆円の無駄の削減ができなかったのかをしっかり総括して頂きたい。

無駄を探したけどみつからなかったのか。そもそも予算の組み替えは最初から出来るはずない、選挙用のポーズと思っていたのか。２０兆円削減のときの業界団体の反発が怖いのか。霞が関のサボタージュが怖いのか。

政治主導の予算編成をする前提は成長戦略である。「輝きのある日本へ」と題する成長戦略が３０日にも閣議決定されるそうだ。菅副総理が主張されていたように、介護で乗数効果１１という政策が盛り込まれるのだろうか。成長戦略と財政再建の両輪を主張する元祖・上げ潮派として、その中身に注目したい。


１２月２６日記　中川秀直