鳩山首相の贈与税?小沢幹事長の胆沢ダム? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

鳩山首相の贈与税?小沢幹事長の胆沢ダム?

秘書です。全権掌握しているのか小沢幹事長。そして、胆沢ダム。どうなるのか。

■鳩山首相、予算要望「基本は基本でね、応用も応用」
12月17日14時27分配信 産経新聞
 【鳩山ぶら下がり】(17日昼)

 鳩山由紀夫首相は17日昼、民主党の平成22年度予算重点要望でガソリン税などの暫定税率の維持が求められたことについて「(今夏の総選挙で)民主党候補者は廃止すると主張してきたから、その思いは大事にする必要がある」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。

 ぶら下がりの詳報は以下の通り。
 【COP15】

 --改めてだが、COPへの意気込みを。また、日本は京都議定書の延長を求め、米国や中国は拘束力のない目標となった場合、どんな対応をとる考えか

 「はい。これからコペンハーゲンに行って参ります。COP15は、何としてもこれは、国益さらに地球益の立場からね、合意させなきゃならない。その思いで頑張って参ります。私は、ある意味で日本が大きなリーダーシップを発揮できる大変ビッグチャンスをもらったと、そのようにも思ってますから、ここは失敗させてはならない、必ず成功させる、その意気込みで頑張って参ります」

 「ある意味でアメリカや中国が及び腰で日本だけが、というようなことは絶対あってはならないわけですから、まとめるというためには、それなりの覚悟が必要です。覚悟を持って臨んでいきたい。そう思います」 

(獅子16)日米首脳会談ができないまで冷えた関係にして、大丈夫でしょうか。覚悟とは?「努力する覚悟」?

 【民主党の予算要望】

 --昨夜と今朝だが、首相は国民の声イコール党の考えというような発言をしているが、マニフェスト(政権公約)に基づいて選ばれた民主党がマニフェストを変える場合でも、民主党の考えが国民の声であると考えるか

 「うん、私は、基本は基本でね、応用も応用。基本という視点は大事です。常にその基本は忘れないで行動する必要がある。しかし、それと同時に臨機応変にある意味で、国民の思いも、あるいは経済状況と、さまざま変化する可能性もあるわけです。それに応じた柔軟性というものも重要だと。まさにそれが求められているのが政治じゃないでしょうか。その中で、それをどのようにしてうまく運営していくかというのが私は政治の要諦(ようてい)だと思います」

 「ひとつに凝り固まって、何でも後生大事にという発想、その基本部分は大事ですけれども、もっと大事なことは国民の皆さんのお暮らしを守ることです。そのお暮らしを守るために今、予算交渉やっています。良い状況になってきていると思っています。いろいろと党の、与党3党の声も聞かせていただいた。それはそれなりにある意味での国民の皆さんの声を反映しているさまざまなご要望だと思います。それもしっかりと耳を傾けながら、年内の予算編成と、これがある意味で非常に大事だと思いますから、それに向けて今最終調整をして、最後は私も自分の思いをさまざま述べてきましたけれども、そのもとで最終的に決定をします」 

(獅子16)鳩山首相をはじめ、民主党のみなさんに欠落しているのは、国民の声でマニフェストを修正していくそのプロセスの民主的手続きです。どういう透明なプロセスで修正するのでしょうか。マニフェストを実現するための国民の「代理人」であるみなさんが、公正な手続きなしにマニフェストを変更してはいけないのではないでしょうか。マニフェスト選挙を戦ったということは、みなさんは国民の「代理人」であって、4年間の全権委任を受けた「代表」ではない。マニフェストを手段に使いながら、権力を握ったら「代理人」ではなく「代表」になろうとしている。そこが問題なのではないでしょうか。「代理人」としてマニフェストを修正するなら、全党的議論が必要なはず。今回、どんな党内手続きをしているのでしょうか。

 【子ども手当・暫定税率】

 --子ども手当については所得制限の必要性も考え出されているようだ。仮に、暫定税率を維持する場合だが明確なマニフェスト違反だと考えてよいか 

 「私は、その個別のことを今、議論している最中ですから、自分の意思は申し上げてきました。それ以上を申し上げるつもりはありませんが、国民の皆さんの思いを大切にしながら、それぞれ意思決定していきたい。暫定税率に関しては、みんなで少なくとも民主党候補者は廃止をすると主張して参りましたから、その思いはやはり大事にする必要があると私は考えています」

 --もし、そのようなことがあった場合は、明確なマニフェスト違反に当たると

 「維持をするなどというのは、まぁ議論はあるのかもしれません。しかし、私は国民の皆さんの意思を尊重していかなきゃならん。そう思っています」

(獅子16)国民の皆さんの意思とは何でしょうか。世論調査の数字でしょうか。幹事長の意向でしょうか。党内の全党的議論でしょうか。

 【党の予算要望全般】

 --昨日の党要望を受けて、既に閣僚には指示をしたか

 「いろいろと先ほども議論をしていく中で、私の思いはそれぞれの項目に関して伝えてあります。ただ、ここで今申し上げるつもりはありません」


■公約修正、やむを得ぬ=暫定税率「自分が結論」-首相
(12月17日-13:37時事通信)

 鳩山由紀夫首相は17日、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)で撤廃するとしたガソリン税暫定税率の維持などを求めたことについて「国民の思い、経済状況はさまざま変化する可能性もある。それに応じた柔軟性も重要だ」と述べ、2010年度予算編成で公約を果たせなくてもやむを得ないとの考えを示した。首相官邸などで記者団の質問に答えた。
 首相は、民主党の要望について「国民の皆さまの声だと思っている」と指摘。「国民がどのように考えているかも踏まえながら、真剣に検討して、最終的には私の方で結論を出す」と述べた。同時に「マニフェストを守るのも国民に対する誓いだ」とも語った。
 これに関し、平野博文官房長官は記者会見で「もし今まで言ってきたことと違う結論になれば、説明をしっかりした上でご理解をいただくことになる」と述べた。 
 首相は、民主党の小沢一郎幹事長が政府の予算編成の取り組みに「本当に政治主導か疑問だ」と注文を付けたことについて、「当然反省すべきは反省すべきだと思うただ、今までの政治とはかなり変わってきていると官僚が一番感じている」と語った。

(獅子16)何を反省するんでしょうか?

■14年移設は「努力目標」=普天間問題で防衛相
(12月17日-12:39時事通信)
 北沢俊美防衛相は17日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し、鳩山由紀夫首相が日米両国で合意した2014年までの移設作業完了は「十分可能」と述べたことについて「断定するにはまだ、不確定の要素が少しある。首相は努力目標を言ったと思う」と述べた。また、「(首相が指示した)代替案がどういう案かも分かっていないし、地元との調整もある」と指摘した。

(獅子16)また、「努力」。
 
■会計責任者の参考人招致を=自民
(12月17日-12:46時事通信)
 自民党は17日午前、実母から多額の資金提供を受けていた鳩山由紀夫首相の偽装献金問題をただす「首相巨額脱税追及チーム」の会合を国会内で開いた。来年1月召集の通常国会で、鳩山家の資産管理会社「六幸商会」の会計責任者の参考人招致や、首相の預金通帳の提出を求めることを決めた。
 座長の谷畑孝国対副委員長は会合後、記者団に「多額の贈与税の脱税なら国民の不信を招く。修正申告して幕引きにはならない」と語った。 

(獅子16)もしも億単位の脱税だったら、普通、逮捕されて刑罰を受けます。それが、逮捕もされない、罰もうけない、修正申告でいい。なんでそうなるの?首相だから?この素朴な疑問をもとに追及する使命が野党にはあります。

■大手ゼネコン、小沢氏側への献金4倍に トラブル修復図る
(12月17日 09時13分 中日新聞)
 東京都内の大手ゼネコンが、岩手県で胆沢(いさわ)ダム建設工事が始まった2003年から、小沢一郎民主党幹事長側への献金を年間約500万円から同約2000万円に増額していたことが、関係者への取材で分かった。同社関係者は「前年に小沢氏事務所側と政党本部の移転をめぐってトラブルになり、関係修復のために小沢氏側の要請で増額した」としている。
 関係者によると、このゼネコンの東北支店幹部は02年、自由党党首だった小沢氏側から、同社が東京・永田町に建設したビルに、同党が合併を計画していた民主党の党本部が入居できるよう、ビル所有者へのあっせん依頼を受けた。
 依頼したのは、小沢氏の公設秘書大久保隆規被告(48)=政治資金規正法違反罪で起訴=で、入居部分を購入する意向を伝えた。だがビルは賃借用だったため、支店幹部はあっせんを断り、結局入居できなかったという。
 これを機に、小沢氏側との関係は急速に悪化。ゼネコン側は03年に関係修復に動き、大久保被告の要請に応じ、下請け業者などと小沢氏関連の複数の政治団体に分散して行っていた献金の総額を4倍に増やしたという
 ゼネコン側関係者は「小沢事務所側を怒らせると、胆沢ダムなど大型の公共工事が取れなくなると思った」と献金増額に応じた理由を説明している。同社は、胆沢ダムの関連工事を計約239億円で受注している
 小沢事務所は本紙の文書での取材に「事実を把握していない」と回答。大久保被告の弁護人は「ビルのことは少し聞いたことがあるが、献金が増えたとか大久保被告が要求したというようなことは知らない」と話した。

(獅子16)これだけの証言がでているのに、ヤミに葬られるのか・・・サスペンスドラマでは「上からの圧力」と現場の人の正義感の葛藤劇。さて、今、何が進行しているんでしょう?

■知事ダム継続求め陳情へ 民主幹部と国交省に
(2009年12月17日 読売新聞)
 達増知事は18日に都内で、民主党や国土交通省などに予算の確保やダム建設事業の継続などについて要望する。
 達増知事は、国会内で生方幸夫、広野允士(ただし)両副幹事長と会談する予定で、その後、国交、文部科学、農林水産3省の政務三役に、県の要望を伝える方向で日程調整を進めている。
 ダム事業を巡っては、前原国交相が15日、国が補助金を出している「補助ダム」事業を抱える37知事に、事業見直しへの協力を求める文書を出したばかり。県内には、簗川、津付、遠野第2の三つの補助ダムがあり、民主党籍を持つ達増知事は、ダム事業の継続を改めて要請するとともに、国が建設を進める胆沢ダムについても事業継続と予算確保を申し入れる。
 また、国直轄の道路整備事業の継続や農家への戸別所得補償制度の創設などについても要望する。

(獅子16)さあ、民主党政権は「胆沢ダム」をどうするのか?