権力行使の抑制を失いつつある民主党政権 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

権力行使の抑制を失いつつある民主党政権

秘書です。このあとのテレビドラマ「仁ーJINー」の題は「坂本竜馬、暗殺・・・」。

■「権力抑制の感覚欠如」=首相の特例会見要請に-自民・谷垣氏
(12月13日-18:53時事通信)
 自民党の谷垣禎一総裁は13日、熊本市内で記者会見し、鳩山由紀夫首相の要請で天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例的に実現することについて、  「権力行使の抑制という感覚をこの政権は持っているのか」 と厳しく批判した。
 谷垣氏は「過去の経緯を踏まえ、天皇と政治の関係は非常にデリケートな仕組みになっている。最もデリケートな問題に権力をどう行使していくのか、方向感がめちゃくちゃだ」と指摘。「こういう行動を(鳩山)政権が取ったことが、日本の政治を悪くした始まりだったということにならないか、強く危惧(きぐ)している」と懸念を示した。 

(獅子16)権力行使の抑制。それこそ保守本流の真髄。さすが谷垣総裁。

■公共事業の個所付けも政治主導 集票力強化狙う
(12月13日2時2分中国新聞)
 鳩山政権は12日、自治体や各種団体から寄せられた陳情のうち、公共事業の「個所付け」について優先順位を判断するため、各府省の政務三役(閣僚、副大臣、政務官)が民主党幹事長室の立ち会いの下で、陳情の窓口となる都道府県連側の意向を確認する三者会議を開く方針を固めた。
 族議員の介入を許してきた個所付け作業の透明性確保が狙い。民主党の小沢一郎幹事長が最重視する来夏の参院選をにらみ、県連の意向を反映させる仕組みを導入することで、党の地方組織基盤や集票力の強化を図ろうとの思惑もありそうだ。
 個所付けは、政府が直轄事業予算や補助金などに関して、個別事業に割り当てる作業。これまで与党の族議員や有力政治家が官僚とのパイプを生かして影響力を行使し地元予算の確保を狙うなど、「利益誘導型政治」の温床とされてきた。
 民主党は都道府県連に対して、三者会議の開催や、これに先立ち地域の実情に応じた個所付けの優先順位をあらかじめ検討しておくよう指示。国土交通省関連の公共事業については、週内にも都道府県連の代表者を順次呼び、三者会議を開く段取りだ。国交省は県連の意向を反映させた形で個所付けの検討を進める

(獅子16)完全に権力行使の抑制を失ってませんか。「個所付け」は行政の公正な基準に基づいてやるのではなく、民主党県連の要望という「政治的党派的基準」でやるということですか。族議員の排除どころではなく「行政の県連族支配」ではないでしょうか。透明性確保というなら、すべてメディアに個所付けを公開しないとおかしいです。

■普天間移設先、米と再協議=週内に提案-首相意向
12月13日17時16分配信 時事通信
 鳩山由紀夫首相は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)をキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設するとした日米合意について、見直しに向けた再協議を週内に米側に提案する意向を固めた。政府関係者が13日、明らかにした。首相は新たな移設先を検討する場としたい考え。しかし、米側は現行計画の履行を前提に18日までに結論を出すよう求めており、日米間の摩擦が一層強まるのは必至だ
 政府関係者は「首相は米側との再協議を求める環境づくりを決意している」と説明。現行計画をそのまま履行する可能性に関しては、「沖縄県民の意向を尊重する首相の中には少ないと思う」と指摘した。
 首相は11日に行った社民党の福島瑞穂党首、国民新党の亀井静香代表との党首会談で、米側に再協議を提案する考えを伝えた。福島氏は13日、都内で記者団に、現行計画に沿った移設は認められないとした上で、新たな移設先の検討には「一定の期間が必要だ」と強調。亀井氏も記者団に「(再協議の提案は)既定路線だ」と述べた。
 首相の意向を踏まえ、岡田克也外相、北沢俊美防衛相ら関係閣僚が14日以降、米側に提案する内容を詰める。提案では具体的な移設先には触れずに先送りし、米側との再協議を通じて探る方針。協議の場は、中断している日米の閣僚級作業グループの活用も含めて検討する。

(獅子16)日米談判破裂して・・・そうならない自信があるのかどうか。国益をどのように考えて、日本の安全保障をどう考えて、このような事態になっているのでしょう。国会で聞くチャンスがないので、何もわかりません。 

■鳩山首相側 週明けにも上申書提出へ
(12月13日 15:54 日テレニュース24)
 鳩山首相の資金管理団体の収支報告書にウソの記載があった疑惑で、鳩山首相側が東京地検特捜部に対し、週明けにも上申書を提出する方針であることがわかった。
 鳩山首相はこれまで、収支報告書の虚偽記載について「すべて秘書がやったことで知らなかった」と述べている。関係者によると、鳩山首相側はこうした趣旨の上申書を週明けにも特捜部に提出するという。上申書の中で、少なくとも6年間で約11億円に上る資金提供が鳩山首相の母親からあったとされることについて、鳩山首相は「事実そのものを全く知らなかった」とし、偽装献金についても「元公設第1秘書が独断で行ったもので、全く知らなかった」と述べることになるという。
 鳩山首相の母親側も週明けに資金提供の事実を認める上申書を提出する方針で、特捜部に「贈与」にあたると指摘されれば、あらためて「贈与」として税務処理する方針だという。
 特捜部は2人から書類を受け取り次第、最終的な協議を行い、早ければ今週中にも元公設第1秘書を在宅起訴する方針。

(獅子16)格差是正をあれだけいっていた党の党内が沈黙しているのはなぜでしょう。おカネ持ちが湯水のごとくおカネを使い、発覚したら税務処理すればいい、そんな国になるのでしょうか。子どもへの慈しみの心をおカネ以外でのみ示すことができる親の思いは?格差是正といってきたのは自民党を打倒するための方便にすぎなかったのでしょうか。現政権でお金持ちと官公労がここまで優遇されようとしているのに、許されようとしているのはなぜでしょう?6年間で11億円。そのおカネはどこにいったのでしょう?誰かの所得になったら脱税。だれかの政治活動資金になったなら政治資金規正法違反。そして、偽献金は、架空の寄付を控除して国からバックだけうける詐欺的行為。自民党でこのようなことが発覚すれば一大事だったでしょう。しかし、民主党だとこうしたことが不問に付されようとしているのが、まったく理解できません。このような風潮こそが、民主党をして権力の抑制を困難にして、暴走される要因なのではないでしょうか。