夜の民主党政権政策ウォッチ(日中・普天間・予算) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

夜の民主党政権政策ウォッチ(日中・普天間・予算)

秘書です。今日お会いしたみなさん、「このままで日本大丈夫?」と本当に心配されておられました。
野党議員のスタッフとしてできることをがんばってやります。

■民主党訪中団、万里の長城見学 13日帰国
(12月12日 22:34 産経新聞)
 中国・北京に滞在中の民主党訪中団は12日、北京市郊外の万里の長城などを見学し、夜には迎賓館にあたる釣魚台で、中国側に対する答礼宴を開いて、すべての日程を終了した。13日午後、帰国する。
 韓国に移動した小沢一郎幹事長やすでに帰国した一部議員を除く訪中団約600人は、バス16台に分乗して、万里の長城の中で最も有名な「八達嶺」(はったつれい)を訪れた。午後はグループに分かれ、市内の交通管制センターや新農村建設の現場を視察した。
 8月の衆院選で初当選し、中国を初めて訪れた玉木雄一郎衆院議員(香川2区)は、「中国の成長と躍動を実感した。政権交代したので、中国と党レベルでの新しい展開をつくっていくことが大事だ。若手で10年、20年先を見据えて日中関係を考えていく必要がある。今回はそのきっかけになったと思う」と感想を語った。

(voあ)11日の要人会見に立ち会った皆さん、あしたお帰りになったら、下記の問題について、一国会議員として、しっかりと見識を述べることが求められるでしょう。与党議員として日中関係の大局の観点から何ができるのか考えて、与党議員らしく行動しなければなりません。

■小沢氏が要請との見方=陛下と中国副主席の会見
(12月12日-20:12時事通信)
 14日に来日する習近平中国国家副主席の天皇陛下との会見が特例で決まるまでの過程で、民主党の小沢一郎幹事長の働き掛けがあったとの見方が強まっている。面会日程が決まった11日、鳩山由紀夫首相は記者団に「小沢幹事長から話があったわけではない」と否定したが、首相周辺は「小沢さんの意向があるのは事実だろう」と話す。

(voあ)これだけ大事な問題について、首相と首相周辺の言っていることが違うのはなぜ?方針が変わったのか、ばらばらなのか。首相と首相周辺、官邸と党の関係は大丈夫ですか。

■特例会見、小沢氏が要請…「政治利用」批判強まる
12月12日20時20分配信 読売新聞
 鳩山首相が14日に来日する中国の習近平国家副主席と天皇陛下との会見を特例的に実現するよう指示していた問題は、民主党の小沢幹事長が首相側に会見実現を要請していたことが明らかになり、「天皇陛下の政治利用だ」との批判が一層強まっている。

 政府関係者によると、小沢氏は9日、国会内で崔天凱・駐日中国大使と会談し、「何とかして習副主席が天皇陛下と会えるようにしてほしい」と要請を受けた。その後、平野官房長官に電話し、崔大使の要請を伝え、「しっかりやってほしい」と述べたという。これを受け、平野長官は10日夕、宮内庁の羽毛田信吾長官に電話し、「これは政府官邸としてのお願いだ」と強い口調で会見を実現するよう指示した。

 小沢氏は早くから首相側に中国の意向を伝えていたという。4日夜には首相公邸で首相と会談している。小沢氏としては、9日の時点になっても調整が進んでいないことを知って驚き、平野氏に直接働きかけたようだ。

 中国側が天皇との会見希望を小沢氏らに伝えたのは11月後半。11月20日には、中国の楊潔(ようけつ)チ外相が鳩山首相と首相官邸で会談したほか、小沢氏とも国会内で会い、習副主席の来日への協力を要請している。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)

 しかし、中国政府の会見申請が11月26日だったため、宮内庁は「1か月前までの申請」との慣行に従い断った。平野長官が羽毛田長官に電話で特例扱いを要請したのは12月7日で、平野長官もいったんは実現をあきらめていたものと見られる。

 今回の鳩山政権の対応について、野党から強い批判の声が上がっている。

 自民党の石破政調会長は12日、名古屋市内で記者団に「大国にも小国にも同じように接するというのが日本の皇室のあり方だった。首相、官房長官、小沢氏の意思が働いたとすれば、正しいやり方ではない。外交は皇室を利用しながらやるものではない」と語った。

 政治と天皇の関係については、10月に岡田外相が、国会開会式での天皇陛下のお言葉について「陛下の思いが少しは入ったお言葉をいただく工夫ができないか」と発言し、鳩山首相が「コメントすべきではなかった」とたしなめた経緯がある。再び問題視される状況が浮上したことで鳩山政権の「体質」を問題視する声も出ている。

 石破氏は「皇室を政治的に使うという越えてはいけない一線に対する警戒感に欠けている」と批判した。

 自民党中堅議員も「皇室への感覚が軽すぎる。宮内庁長官が懸念を表明したのはよほどのことだ」と指摘した。安倍元首相は12日付のメールマガジンで「(訪中した)小沢氏が胡錦濤主席から異例の歓待を受けるため、陛下を政治利用したことになる」と批判した。

(voあ)政治と皇室の関係については自民党の諸先生のご指摘のとおりだと思います。外交には曲げてはいけない国内原則というものがある。それを曲げると結果的に「日中友好関係の大局」にもマイナスになります。総合的にみて、今回の官邸の最終判断は内政の観点からも外交の観点からもマイナスだったということになるのではないでしょうか。訪中団で11日の要人会見に参加した民主党新人議員のみなさん、どう総括されますか。

■「日中関係発展に貢献」=4カ国歴訪前に会見-習副主席
(12月12日-20:46時事通信)
 【北京時事】中国の習近平国家副主席は14日からの日本など4カ国歴訪に先立ち12日、一部の日韓メディアと北京の人民大会堂で会見、「中日関係は全体として良好な発展の勢いがあり、訪問を通じ、さらなる関係発展に貢献できればと考える」と述べ、訪日に意欲を示した。
 習氏は「両国間には懸案もある」と言及。東シナ海ガス田の共同開発問題を適切に処理し、食品安全問題では日中協力の枠組み創設で対応する方針を示した。 
 鳩山由紀夫首相が掲げる東アジア共同体構想については、「日本政府が東アジア地域協力を重視する姿勢を示したものと理解する」と評価した上で、「システマチックな事業だ」として、長期的な視点で綿密に協議する必要性を指摘した。
 北朝鮮核問題では、「対話による平和的解決」を堅持する立場を強調し、6カ国協議の早期再開に向け「建設的役割を果たしたい」と語った。
 習氏は16日まで日本に滞在後、22日まで韓国、カンボジア、ミャンマーを訪問する。

(voあ)訪中団で11日の要人会見に参加した民主党新人議員のみなさん、この記事の中から、与党議員としてみなさんが今すぐすべきことをしっかりとくみとってください。


■首相、コメントせず=米高官の要求に-普天間移設
(12月12日-21:27時事通信)
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題でキャンベル米国務次官補が18日までの現行計画受け入れを求めたことについて、鳩山由紀夫首相は12日夕、都内で記者団に米政府から直接申し出はない。コメントは今、これ以上言うことはできない」と語った。首相は、キャンベル氏と会談した国民新党の下地幹郎政調会長から詳しい内容を聞いた上で、対応を検討する考えだ。 
 首相はまた「政府としては今、(移設問題への)方針を固めつつあるときだ」と強調した。もっとも、首相は11日夜に社民党の福島瑞穂党首、国民新党の亀井静香代表と会談し、与党3党で十分協議していくことを確認したばかりで、「結論を出せる状況にない」(外務省幹部)のが実情。首相周辺からも「沖縄県民や社民党の了解が必要な話だから、それは難しい」との声も漏れた。
 「米側の不信感は感じている。どうにかしないといけない」。政府は危機感を募らせつつも、妙案を見いだせないままだ。

(美利他理)「どうにかしないといけない」と右往左往している政府の姿、みんな不安な思いでみつめています。

■普天間「18日までに回答を」…米国務次官補
12月12日12時22分配信 読売新聞
 【ワシントン=小川聡】国民新党の下地幹郎政調会長は11日、米国務省でカート・キャンベル国務次官補らと会談し、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題を協議した。

 下地氏によると、米側は2011会計年度予算編成への影響を理由に、今月18日までに日本政府が現行案受け入れの可否を決めるよう求めた。日本側が受け入れない場合は、予算編成で在沖縄海兵隊8000人のグアム移転費を要求しない可能性にも言及した。

 下地氏は帰国後、こうした米側の考えを鳩山首相に報告するものとみられる。

 会談で米側は、日本政府が現行案による名護市への移設を実現できない場合、移設と一体とされる海兵隊のグアム移転や、沖縄県南部の米軍基地返還などの負担軽減策は実施できないとした。

 その上で、現行案を受け入れない場合の対応について、「厳しい予算編成の最中だ。駄目なら駄目で、普天間、グアムに関する予算は別に回す」として、来年2月にとりまとめる11会計年度(10年10月~11年9月)の予算要求では、グアム移転費が他の予算に振り向けられるとの見通しを示した。

 また、キャンベル氏は「日米の首脳同士で、『私を信じてくれ』と言ったことを重く受け止めている」と述べ、11月の日米首脳会談で、首相が現行移設案の早期受け入れを約束したとの認識を強調。その後の首相の対応に暗に不快感を示したという。

 これに対し、下地氏は「現行案を実施するリスクの方が大きい。3党連立や沖縄の状況からすると、そう簡単な話ではない」と、現行案実現の困難さに理解を求めた。

 一方、関係筋によると、米側は会談で、現行案受け入れを前提とした沖縄の基地負担軽減策の一つである普天間飛行場の訓練移転前倒しの具体策として、ヘリコプター訓練の一部を静岡県の陸上自衛隊東富士演習場などに移転する案を検討すると日本側に伝えたことを明らかにしたという。

(美利他理)18日までに回答するのか、「黙殺」するのか。


■国債発行「44兆円」を確認=税収、成長率は明記せず-関係閣僚
12月12日19時35分配信 時事通信
 平野博文官房長官、藤井裕久財務相らは12日、都内ホテルで、「2010年度予算編成の基本方針」について協議した。財政規律を維持するため新規国債発行額を「44兆円」とする数値目標を方針に盛り込む一方、経済成長率見通しや税収など国債発行額以外の数値は明記を見送る方針を確認。15日の閣議決定を目指すことになった。 

(獅子16)成長率見通しと税収の数字なくして予算編成はできません。いつでてくるんでしょう?