連立与党のhotpoint | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

連立与党のhotpoint

秘書です。政局のhotpoint・焦点・熱点発生か。

■重要政策、社・国の言いなり=民主内は不満うっ積
(12月08日-22:05時事通信)
 鳩山政権が、追加経済対策と米軍普天間飛行場移設問題という内政・外交の重要課題で、連立を組む社民、国民新両党に振り回されている。単独では参院で過半数に届かず、両党の協力抜きには法案1本成立させられない民主党が弱みに付け込まれた形だ。少数政党のやりたい放題に、民主党内では不満が渦巻いている。
 「政治主導とは民主党主導ではない。3党主導だ」。国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相は8日午前の記者会見で、財政支出7.2兆円の追加経済対策が同日の閣議で決まったことを受け、こう勝利宣言した。鳩山由紀夫首相が「ここは我慢のしどころだ」と記者団にぼやいたのとは対照的だった。
 経済対策の規模にこだわる亀井氏は、当初の政府案だった2.7兆円に反発。財政支出を8兆円まで積み増すよう求めていた。4日には7.1兆円まで膨らんだが、要求に届かないことを知るや、予定されていた与党党首級による基本政策閣僚委員会を欠席。取りまとめ役の菅直人副総理兼国家戦略担当相から電話で出席を促されても、一方的に電話を切る荒技に出た
 最終的には、国民新党の要求を一部受け入れて総額を1000億円増額することで、調整は決着した。だが、8日の同閣僚委で菅氏が「郵政株式売却凍結法は国民新党の言うことを聞いて通した。恩義を感じないのか」と拒否権を振りかざす亀井氏をなじると、同氏も「3党で合意したじゃないか」と応酬し、怒鳴り合いに室内は静まり返ったという。
 亀井氏はこの後、財政出動に慎重姿勢を示していた首相とも会い「不景気が深刻になったら、あんたの献金問題にみんな黙っちゃいないよ」と警告。自民党時代から政局の修羅場をいくつもくぐり抜けてきた「けんか上手」の亀井氏を前に、首相は返す言葉もなかった。 一方、普天間移設問題では、社民党が連立離脱の構えをちらつかせて年内決着の流れに抵抗。政権内の実権を握る小沢一郎民主党幹事長の「威光」も盾に、半ば強引に結論先送りに持ち込んだ。
 こうした状況に、民主党内では小沢氏に近い議員からも「社民党には連立から出て行ってもらいたい」と怒りの声が上がる。しかし、首相がこの間、二つの課題で自ら打開に動くことはなく、8日も記者団に「お互い意見の開陳の後は仲良くやることは当然だ」と、ひとごとのようにコメントした。民主党内では「決断できない首相というイメージが強まり、内閣支持率にも響く」(中堅)との懸念も広がりつつある。

(獅子16)閣内の内紛、不決断、そして党内の沈黙。党内のうっ積した不満は今後どうなっていくんでしょう。

■国家戦略室の態勢強化=民主が「助っ人」送り込み
 (12月08日-23:29時事通信)
 民主党は8日、政府の国家戦略室が担う中長期の成長戦略づくりなどを支援するため、党所属国会議員十数人を同室に派遣する方針を決めた。党幹部によると、行政刷新会議の「事業仕分け」を担当した議員らを中心に起用する。国会議員の政府入りは国会法などで一定の制約があるため、当面は党から「助っ人」として送り込む形とする。
 戦略室担当の国会議員は現在、菅直人副総理兼国家戦略担当相や古川元久内閣府副大臣(室長)ら4人のみ。このため菅氏が先月中旬、民主党の小沢一郎幹事長に会い、態勢強化へ協力を求めていた。

(獅子16)ようやく国家戦略室が始動。「政局」のホットポイントに?