目標を守れなくてもやむなし? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

目標を守れなくてもやむなし?

秘書です。帰宅途中に、日刊ゲンダイをみたら、7面に「鳩山政権の脱官僚度を検証する②」という連載記事がありました。「政府答弁書も支離滅裂」という部分の答弁書は、ボスが出した質問主意書に対する12月4日の政府答弁書のことですね!

■国債44兆円超もやむなし=首相
12月8日19時10分配信 時事通信
 鳩山由紀夫首相は8日夕、2010年度予算編成で歳入不足を補うための国債発行額について「44兆円に手足を縛られて人の命が失われるという話になってはいけない」と述べ、44兆円以下に抑えるとの政府目標を守れなくてもやむを得ないとの認識を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 また、09年度の新規国債発行額が過去最大の53兆円規模に膨らむ見通しとなったことに関しては、景気低迷を理由に「国民も理解してくれるだろう」と語った。 

(獅子16)選挙期間中にいっていたことをわすれずに。

(参考記事)■国債増やさぬ、抑制に努めると鳩山代表強調
(2009年8月23日19時37分 読売新聞)
 民主党の鳩山代表は23日のテレビ朝日の番組で、衆院選で政権を獲得した場合、2010年度予算編成での国債発行額について「増やさない。増やしたら国家が持たない」と述べ、抑制に努める考えを強調した。
 鳩山氏は、長期債務残高について「これほど増やしておきながら、この程度、国内総生産(GDP)が戻ったと喜べる話ではない」と政府・与党の財政運営を批判した。
 09年度の新規国債発行額は補正予算を含め44兆円に上っており、これを上回らないとの考えを示したものだ。

■新規国債44兆円、努力としては続けていく=鳩山首相
2009年 12月 8日 18:16 JST
 [東京 8日 ロイター] 鳩山由紀夫首相は8日夕、2010年度予算編成に関連し、新規国債発行額を44兆円に抑制するという方針に関し、手足を縛られて命を失うようなことがあってはならないが、これからも努力は続けていくとの見解を示した。首相官邸で記者団に語った。
 鳩山首相は、44兆円以下に2010年度の新規国債発行額を抑制する方向で、現在は各閣僚が努力しているとした上で、そのことに「手足を縛られ、人の命が失われるというようなことがあってはならない」と述べるとともに「それに向けて努力は続ける」と語った。
 また、8日に発表した経済対策では、経済をしっかりと立て直そうという意思が表明されたと述べた。(ロイターニュース 梶本 哲史)

(獅子16)「努力」すればいいのでしょうか。では、小泉首相に対する菅さんのあの30兆円枠の追及はなんだったんでしょう?それにしても、あとのきは30兆円枠。そして、その後、補正後の国債発行残高は06年に27兆円台、07年には25兆円台まで縮減した。そのことも、民主党は毎年国債残高が増えていると批判した。その民主党政権が当初予算の国債発行44兆円枠を突破しようとしています。

(参考)■公約違反大したことない 30兆円枠突破などで首相
2003年1月23日9:38共同通信
 衆院予算委員会は23日、小泉純一郎首相と全閣僚が出席し、2002年度補正予算案の基本的質疑を行った。  首相は補正予算案編成に伴う新規国債30兆円枠突破などについて「首相としては、もっと大きなことを考えなければならない。大きな問題を処理するにはこの程度の約束を守れなかったのは大したことではない」と述べた。民主党の菅直人代表が、30兆円枠突破やペイオフ解禁延期、靖国神社参拝の期日変更を挙げ「公約違反」と追及したのに対し反論した。
 首相は補正予算に関連して「はっきり言うが、政策転換なんか全然していない」と述べ、構造改革を推進する方針を強調。デフレ対策として与党内で浮上しているインフレ目標設定には「いざ本格的に小泉内閣がインフレターゲットを導入すれば批判の合唱となることは分かっている」と導入に慎重な考えを表明し、日銀と連携して物価上昇率を早期にゼロ以上とする必要性を強調した。