おまじない経済か?第二次小泉経済か? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

おまじない経済か?第二次小泉経済か?

秘書です。サンプロをみました。自民党の石原伸晃さん、そして、鳩山政権の中枢にいる古川内閣府副大臣の出演。


民主党の成長戦略が議論されました。

高橋洋一さんが、日本の潜在成長率は日銀が0.5%、政府が0.9%と指摘。

この潜在成長率の指摘に、古川副大臣は答えませんでしたね。

古川さんの答えは、アジアの成長をとりこみます、規制をとりはらいます・・・

アジアの成長をとりこむというのは外需依存ですね。岡田さんは選挙のときに、民主党幹事長として小泉改革は外需依存だめだ、低金利・円安依存でだめだといっていました。

民主党は、内需拡大なんでしょう?そのための政策は?

古川さんは、規制をとりはらうといいました。

けっこうなことですが、あれだけ規制緩和は格差拡大になる、市場原理主義だといっていたのに。

規制をとりはらうのが遅れている、と。

構造改革特区の規制緩和を拡大するようなことをいっていましたが、特区は、みなさんが敵視する小泉ー竹中改革の成果ですよ。これでは第二次小泉経済ですね。

不思議ですね。子ども手当と高速道路無料化で内需拡大するんじゃなかったんですか。このことはすでに、鳩山首相が国連総会で世界に宣言しているんですよ。


(参考)第64回国連総会における鳩山総理大臣一般討論演説(平成21年9月24日・ニューヨーク)

第一は、世界的な経済危機への対処です。
 世界経済は、最悪期を脱したかに見えるものの、雇用問題をはじめ、予断を許さない状態が続いています。
日本がやるべきことは、自身の経済再生です。新しい日本にはそのためのプランがあります
 年間5.5兆円の子ども手当は、教育への投資であると同時に、消費刺激策であり、少子化対策となります。
 自動車の暫定税率の廃止は、年2.5兆円の減税策であるとともに、流通インフラの活性化によって日本産業のコスト競争力を改善することが期待されます。
 後で述べるように、我々は極めて高い気候変動対策の目標を掲げていますが、そのことによって電気自動車、太陽光発電、クリーンエネルギー事業など、新しい市場が生まれるでしょう。また、海洋・宇宙・次世代ITなどの分野でも、新産業・新技術の創造を通じて安定的な成長力を確保します。
 政権交代を通じた経済政策の見直しにより、日本経済は復活の狼煙を上げるに違いありません。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/statement/200909/ehat_0924c.html

この鳩山エコノミクスをどう数字で証明するんでしょうか。それが成長戦略でしょう。これで日本の潜在成長率は何%になるんでしょうか。

「子ども手当+高速道路無料化」と環境で日本経済復活ののろしをあげると総理が宣言しちゃったんですよ。数字で示さないと。数字がなければ「おまじない経済」といわれちゃいますよ。