夜間取引で「失望売り」、あしたは? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

夜間取引で「失望売り」、あしたは?

秘書です。あしたは、総理と日銀総裁会合も、陳情判定会議もあります。

■追加緩和策に揺れ動く債券市場、夜間取引で「失望売り」
 [東京 1日 ロイター] 日銀の追加緩和策を巡り債券市場が揺れ動いた。日中の取引で国債買い切り増額や利下げの思惑が急浮上、国債先物が1年8カ月ぶりの高水準に急騰した後、東証夜間取引では、実際に出てきた政策に対する  「失望売り」  がかさみ、日中上昇分の半分以上を吐き出した。
   「市場が想定した緩和策には程遠い」。  日銀は1日開催の臨時の金融政策決定会合で新しい資金供給手段の導入により、やや長めの金利のさらなる低下を促すことを通じて金融緩和の一段の強化を図ると発表。新たな資金供給オペでは、0.1%の金利で3カ月間供給するとしたが、市場の反応は冷ややかだった。
  無理もない。事前に取りざたされていたのは、1)国債買い切りの増額、2)時間軸政策の導入、3)量的緩和政策の導入、4)政策金利の0.05%引き下げ――などの緩和メニュー。「当座預金残高にもコミットしておらず、ほぼゼロ回答に等しい」と外銀関係者は指摘する 別の外資系金融機関の資金ディーラーは「現先方式の買いオペや共通担保で資金を調達していた向きが新オペを活用することが予想され、量的にさほど変化はなさそう。レバレッジをかけ日銀から資金を調達し、国債を買う人が出てくるとも思えない」と話す。
 臨時会合での決定内容が伝わった東証夜間取引で国債先物は売り込まれ、一時、日中終値を44銭下回る140円03銭まで値下がりした。 
 財務省が1日正午締め切りで実施した10年利付国債(305回債、表面利率1.3%)では、最低落札価格が市場予想を上回り、好調な結果となった。直接入札に応じたとみられる「不明玉」は1兆2000億円に上り、市場には「大手銀行の一角が、追加緩和後のスティープ化と時間軸が作用することによる先行きのブル・フラット化戦略の複合技に賭け、先回り的な国債購入に踏み切った」(外資系証券)との観測もある。
 長期金利の指標銘柄である10年303回債は1日、前日比6.5ベーシスポイント低い1.190%となり、1月5日以来11カ月ぶりに心理的節目の1.2%を割り込んだが、こうした戦略が裏目に出た格好になっており、市場は新たな金利上昇の火種を抱え込んだ可能性がある。
 (ロイター・ニュース 山口 貴也記者、編集;橋本 浩)

(獅子16)夜間取引で「失望売り」。さあ、鳩山総理、下記にあるような、今日の夕方みたいなスタンスで日銀総裁と会うんでしょうか。

■政府、日銀の金融緩和策を歓迎=鳩山首相と白川総裁が2日会談
(12月01-18:35時事通信)
 鳩山由紀夫首相は1日夕、日銀が短期金融市場向けに10兆円規模の新たな資金供給策を決めたことについて>「政府と日銀が認識を共有できたことは大変喜ばしい。日銀が行動で示したことを評価している」と歓迎、「これを契機に日本経済が上向きに転じることを大いに期待したい」と述べた。首相官邸で記者団に語った。
 また、首相は2009年度第2次補正予算案に盛り込む経済対策について「それなりの規模も必要だ」と述べ、当初想定した2兆7000億円を上回る規模とすることを強調。同時に「規模以上に大きな効果があるものを考えていきたい」と語った。
 一方、平野博文官房長官は同日午後の記者会見で、首相と白川方明日銀総裁が2日に会談することを明らかにした。会談では白川総裁が新たな金融緩和策について説明するとともに、デフレ対策での政府・日銀の連携を確認する見通しだ。

(獅子16)市場が失望した政策を政府が評価したらどうなるか。注目です。