明日の陳情判定会議は透明化・公開化しない? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

明日の陳情判定会議は透明化・公開化しない?

秘書です。「見せる政治」のうらに「見せない政治」あり。

■<閣議議事録>「作成、保有していない」と不開示
12月1日2時30分配信 毎日新聞
 政府は30日までに、毎日新聞が情報公開請求した全閣僚が出席する閣議・閣僚懇談会と、政策課題ごとに関係閣僚が集まる「閣僚委員会」の議事録について「作成、保有していない」として不開示を通知した。閣議などの議事録は従来作成していないが、鳩山政権は「政治主導」を掲げている。政府の意思決定の場となる機関の議事録がなければ政策決定過程の検証は困難で、透明性や公開性を求めてきた姿勢との整合性が問われそうだ

 また、毎日新聞は、厚生労働省の大臣、副大臣、政務官による政務三役会議の議事録についても情報公開請求したが、厚労省は30日、閣議などと同様に「作成、保有していない」として不開示決定を通知した。

 閣議・閣僚懇、閣僚委については10月1、7日に議事録と配布資料を請求し、10月23日と11月6日に通知があった。開示された配布資料は鳩山内閣の「基本方針」などだが、ほとんどは公表済み。議事録を作成していないことについて内閣総務官室は「記録を残すと外に出た場合に『閣内不一致』と指摘される恐れがあり、自由な意見交換ができなくなる」としている。歴代政権でも作成していなかったという。

 開示資料では、平野博文官房長官が9月16日の初閣議の際、「議論を外部に漏らすことは厳に慎んで」と閣議・閣僚懇の内容を口外しないよう注意していたが、麻生政権の初閣議でも官房長官が同様の注意をしたといい、歴代内閣の前例を踏襲したと見られる。

 政務三役会議と閣僚委は「政治主導」の象徴として鳩山政権が導入した枠組み。厚労省では政務三役会議で、診療報酬改定を議論する中央社会保険医療協議会(中医協)人事で日本医師会の代表委員を除外することを決めている。会議は非公開で、終了後に記者向けに口頭での概要説明があるが、単に「自由に討議した」などの説明も多い。

 厚労省へは11月2日に請求。「請求にかかる行政文書を作成・取得しておらず、保有していない」との回答だった。関係者によると三役会議には官僚は出席できず、秘書官が手帳にメモを取る程度だったという。【佐藤丈一、横田愛】

(獅子16)世界的に著名なイタリアの政治学者・サルトリ先生はいいました。

「政治システムが過剰公約、無責任野党、イデオロギー過多の目標設定に身を委ねると、<見える政治>つまり大衆の面前で公言されることと<見えざる政治>つまり秘密裡の行為との隔たりはそれだけ大きくなるし、切換えもそれだけ困難になる」

「見える政治」のパフォーマンスが過激になる一方「見えない政治」は徹底的に隠すようになるんですね。すべては無責任野党時代の過剰公約が原因です。さあ、焦点は、民主党幹事長室に一元化した陳情の処理を行う「陳情判定会議」の透明性・公開性です。



■民主への陳情も「仕分け」 判定会議、冒頭のみ公開へ
(12月1日3時6分朝日新聞)

 民主党は30日の党正副幹事長会議で、幹事長室に集約された陳情について、判定会議を開いて優先度を検討することを決めた。その後、党と政府で協議し、予算編成に反映させるかどうか決める方針。1回目の判定会議は12月2日で、小沢一郎幹事長が出席。対象は11月の窓口開設以降、地方や業界団体から寄せられた陳情200件余。同党は、新しい陳情システムの導入目的を「透明性・公平性」の確保としているが、判定会議は冒頭のみ公開される予定

(VOあ)冒頭のみ公開は透明化・公開化とは違います。陳情の密室一元化は極めて危険。フルオープンでやらないとおかしいでしょう?民主党新人議員のみなさん、いかがですか。これが「新しい公共」ですか?