日銀総裁発言のマーケットの受け止めを学習しましょう | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

日銀総裁発言のマーケットの受け止めを学習しましょう

秘書です。日銀総裁も今日は名古屋であいさつされました。

■〔金利マーケットアイ〕翌日物0.10─0.11%でしっかり、金先は高値圏
(11月 30日 11:56  ロイター)

 <11:55> 翌日物0.10─0.11%でしっかり、金先は高値圏
 無担保コール翌日物は0.10─0.11%を中心とした取引。月末日を迎え、レポGCレートが0.1%半ばで高止まりしている影響もあって、コール市場でもしっかりとした資金調達希望を示す金融機関が多かった。月末通過後も税揚げ日が控え、レポ金利は下がりづらく国債買い現先オペ(8000億円、12月2─3日)の利回りは案分・平均0.150%と前回の0.140%から小幅上昇した。
 ユーロ円金先はしっかり。中心限月10年6月限は前日清算値に比べ1ティック高の99.565と前週末につけた直近高値に並び、10月半ば以来の高値圏での推移となっている。白川日銀総裁の発言については、追加緩和に対する慎重な姿勢がみられたものの「日銀が金融引き締め方向に動く可能性はさらに少なく、金先にとっては積極的な買い材料にはならないまもサポート要因」(国内金融機関)との声が出ていた。

 <11:25> 国債先物は小反落で午前終了、入札前で大きく動かず
 国債先物12月限は前日比4銭安の139円78銭で小反落となって午前の取引を終えた。株価の反発や高値警戒感を受けた短期筋による利益確定の売りが先行。一方であすの10年債入札を前に大きくポジションを動かしたくないという参加者も多く、明確な方向感が出るには至らなかった。長期金利は同1.5bp高い1.260%で推移している。
 白川日銀総裁が名古屋市で行った講演での発言内容については「日銀の非伝統的措置に対する慎重姿勢は変わらず、日銀が追加緩和に向けて一歩踏み出したという感じはしない」(国内金融機関)との声が出ており、マーケットの反応は限定的だった。

 <10:54> 日銀の姿勢変わらずとの見方、金先は小動き
 白川日銀総裁は名古屋市の金融経済懇談会であいさつし「経済・物価情勢の先行きの展開を十分に点検し、物価安定の下での持続的成長経路への復帰のために適切な対応を図っていく方針」と述べた。
 総裁のコメントを受けた金利マーケットは、現在の段階では小動き。市場では「日銀は非伝統的な金融政策に対しては非常に慎重な姿勢。政府のデフレ宣言を受けて日銀にはプレッシャーが強まっているが、残されたカードを考えれば、今すぐに何かに踏み出そうというよりは先行き見極めの状態を維持していこう、というスタンスなのだろう。したがって、これまでの日銀の見方に大きな変化はみられない」(国内金融機関)との声が出ていた。午後には記者会見を控えており、そこでの発言にも注目が集まる。
 ユーロ円3カ月金利先物も目立った反応をしておらず、中心限月10年6月限は前週末清算値に比べて0.5ティック高の99.560での推移。

(以下、略)

(獅子16)さて、政府はどうしますか?明日のボスの質問主意書には政府・日銀の意思疎通の問題もあります。さて、ボスの質問主意書に対する政府答弁書(閣議決定されます)が注目です。