事業仕分けは若いみなさんもみてました | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

事業仕分けは若いみなさんもみてました

秘書です。若いときの政治ドラマは大人になっても影響が強く残ります。

■事業仕分け終了 延べ2万人近く傍聴 学生、親子…予算身近に
(11月28日7時56分配信 産経新聞)
 政府の事業仕分けが27日終了した。厳しく査定する仕分け人と、弁明に必死の官僚たち。9日間にわたった対決ぶりは広く注目を集め、会場の国立印刷局市ケ谷センター体育館(東京都新宿区)を訪れる傍聴者は日ごとに増加。事務局によると延べ傍聴者数は2万人近くになったという。最終日には会場におさまりきらない事態となった。顔ぶれも事業関係者にとどまらず、学生や地方議員、親子連れらさまざま。それぞれに政治を身近に感じていたようだった。

 ■学級会でやりたい

 最終日となった27日、会場は傍聴希望者であふれ、入場が制限された。「話題なので見ておきたかった」「予算について考えるいい機会」…など、傍聴希望の理由は幅広い。

 9日間のうち、若者の姿が目立ったのは24日の傍聴席。早稲田大の講座「大隈塾」の受講者約100人が、授業の一環として訪れたためだ。「JICA(国際協力機構)の旅費の仕分けを見ました。理事長がファーストクラスを使うと聞いて、ヤジを飛ばしたいくらいイライラした。新しい政治の空気に触れられた気がしました」。政治経済学部1年の女子学生の感想だ。参加を呼びかけた非常勤講師、村田信之さん(43)は「学生も傍観者でなく、目の前の変化に立ち会うことが重要」と意義を語った。

 期間を通じて、学校帰りの高校生や親子連れの姿も見られた。高校3年の福原駿さん(18)は「大学を卒業するころの政治や経済がどうなるか知りたくて」。父親と一緒に来たという松尾一君(11)は「学級会でもやってみたい」と、はにかみながらも頼もしい感想。

 ■地方議員も勉強

 国の取り組みを学ぼうと、地方議員も「勉強」に訪れた。山梨県都留市の清水絹代市議(62)は「(国の仕分けのやりとりを見て)日ごろ、地方議員が考えていることが正しいと分かった」と納得顔だった。

 会場の熱気が、思わぬハプニングも生んだ。「染まらないで!」。24日の農林水産省の仕分け終了後、山田正彦農水副大臣のところへ駆け寄って“直訴”したのは東京都内の80歳代男性。「役所の論理に染まっていて査定大臣になってない。役人が部下であって怒るときは怒らないと」。思わぬ叱咤(しった)激励に山田副大臣は神妙な表情だった。

 他にも会場からは、「裏打ちするデータがあれば分かりやすい」(埼玉県新座市の50歳代の女性)、「お金の使い方がずさん。必要と思うならもっと説明を」(東京都東大和市の主婦(59))などといった感想が漏れていた。

 行政刷新会議事務局によると、傍聴者数は初日(11日)は910人。徐々に増え始め、後半の作業が始まった24日には1780人と初日の倍、2千人近くになった。事務局では9日間の延べ人数は「2万人弱に達した」としている。

 仕分け作業の様子はインターネットでも中継された。事務局によると9日間で、計270万回のアクセスがあったという。(山口知宏、千葉倫之)

(獅子16)予算編成が透明化されたことはいいことですね。この事業仕分けをみた若いみなさんの政治意識に大きな変化があったでしょう。非公開の自民党の部会で「増額しろ」とたたかれているうちに、いつのまにか、予算が増額しいていくことに慣れているみなさんにとっては、文化大革命だったでしょう。透明化の流れは逆転できないでしょう。今後は公開の舞台裏が焦点。舞台設定の裏側です。誰が取捨選択したのか。事務局の仕切り役が焦点になっていくでしょう。