人事院の人事も、やはり・・・(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

人事院の人事も、やはり・・・(秘書ひしょ)

■人事官に元厚労次官の江利川氏を提示
(11月4日13時6分配信 産経新聞)
 政府は4日昼の衆参両院合同代表者会議で、国会の同意が必要な人事院の新たな人事官に前厚生労働事務次官の江利川毅・埼玉医科大特任教授(62)を提示した。任期は4年。谷公士・前人事院総裁(69)が9月に辞任したことに伴う人事で、両院議院運営委員会での意見聴取、質疑を経て、来週の衆参両院本会議で採決される見通しだ。同意が得られれば、3人になる人事官の中から新総裁を任命する。

 江利川氏は昭和45年に厚生省入省。内閣府の事務次官などを経て、平成19年8月から今年7月まで厚生労働事務次官を務めていた。民主党はこれまで国会同意人事などで官僚の起用を認めなかったケースが多く、鳩山政権も政治主導を実現するため「脱官僚」をアピールしていた。前次官の起用は批判を浴びそうだ

 政府は8月の人事院勧告を受け、国家公務員の給与を引き下げる給与法改正案などを臨時国会に提出。審議に人事院総裁の出席が必要なため、谷氏の後任の選定を急いでいた。

■人事官に江利川・前厚労次官を提示…総裁含み
(11月4日13時57分配信 読売新聞)
 政府は4日昼、国会の議院運営委員会両院合同代表者会議に、江利川毅・前厚生労働次官(62)を人事院の人事官に起用する国会同意人事案を提示した。

 衆参両院の同意が得られれば、江利川氏を人事院総裁に任命する方針だ。人事官は3人体制で、元郵政事務次官の谷公士(まさひと)総裁が衆院選後の9月に任期途中で辞任後は欠員が続いていた。

 これまでは1人は官僚OBが就任し、内閣が任命する総裁も官僚OBの事実上の指定席となっていた。現職人事官の原恒雄、篠塚英子両氏は非官僚出身で、「脱・官僚依存」を掲げる鳩山政権が谷氏の後任候補に官僚OBを提示するかどうかが注目されていた

 民主党は野党時代、日銀総裁人事などの国会同意人事について「官僚OBは認めない」として不同意を連発したが、2008年4月の谷氏再任の際は「実績を評価した」などとして賛成している

■<人事官>江利川前厚労事務次官を提示 谷氏の後任で政府
(11月4日13時7分配信 毎日新聞)
 政府は4日、9月に辞任した谷公士前人事院総裁(人事官)の後任の人事官に江利川毅前厚生労働事務次官を充てる人事案を固め、衆参両院の議院運営委員会の合同代表者会議に提示した。人事官の人事は国会の同意が必要。

 江利川氏は旧厚生省入り後、内閣府事務次官を務めて退任したが、年金記録漏れ問題などによる厚労省内の更迭人事の影響で、厚労事務次官にOBから起用される異例の再登板をしていた。

 民主党の掲げる「脱官僚依存」との矛盾を野党が指摘することが予想されるが、民主党は野党時代の08年3月、元郵政事務次官だった谷氏の人事官再任の際、「谷氏は天下りを役所の制度上の問題と指摘しており、民主党の立場に近い」と同意している。

 前任の谷氏は、今年の人事院勧告を提出したのを機に辞任。人事院の主要機能を内閣に移管する麻生内閣の方針と対立していた。【木下訓明】

 【略歴】70年東大法卒、旧厚生省入省。内閣府事務次官、厚生労働事務次官を経て埼玉医科大特任教授。埼玉県出身、62歳。


人事院人事は、民主党支持母体の官公労の給与にかかわる重要人事。民主党的には「政治主導の官僚抜擢人事=脱官僚依存」だから「天下り根絶」とは矛盾しない・・・(獅子16)