2日昼の政策ウォッチ(民主党陳情ルート他)(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

2日昼の政策ウォッチ(民主党陳情ルート他)(秘書ひしょ)

■陳情 『官僚詣で』消える? 民主、党一本化目指す
(11月2日 東京新聞)
 民主党が、地方自治体や各団体から殺到する陳情への対応に本腰を入れ始めた。目指すのは、党が窓口となる「政治主導」の陳情処理。年末にかけて、関係者が永田町や霞が関に押し寄せる、おなじみの光景は、政権交代で変わるのか。 (高山晶一)
 民主党政権ではこれまで陳情処理の手順が未整備だった。同党と関係の薄い首長が「だれに持っていけばいいのか」と戸惑ったり、政府側では「処理しきれないくらい陳情が持ち込まれて、とても全部に目を通せない」(政務官)との悲鳴が上がっていた。
 このため、小沢一郎幹事長や輿石東参院議員会長ら党幹部が二十九日に協議。(1)まず所属議員が地元で陳情を聞く(2)必要と判断すれば党本部の幹事長室に上げる(3)妥当な要望なら政府側につなぐ-との基本方針を申し合わせた。週明けに詳細を発表する。
 党幹部は「陳情のあり方が百八十度変わる。(首長が)官僚に陳情に行ったら政策が実現する、というのはおかしい」と説明。今後は党が陳情窓口となるため、市町村長が手土産を持って上京し、直接官僚に訴えるような「省庁詣で」はほとんどなくなるというイメージのようだ。
 同党岡山県連は、各議員がばらばらに対応せず、県連自体が県内の陳情窓口となる方法を考案。地域ごとに、こうした工夫も広がりつつある。
 党が陳情を引き受ける理由はほかにもある。党幹部は「閣僚、副大臣、政務官が(陳情に煩わされず)働きやすい環境にするためだ」と指摘。「有権者の心を勝ちとるためにという、小沢幹事長の親心」とも解説する。議員にも、地元の要望を党本部につないで、予算がついたりすれば基盤が強まるというわけだ
 もっとも、小沢氏は、所属議員に対し、とにかく選挙区を回るよう求めており、地元に目を向けさせる狙いも見え隠れする。また、陳情を政府につなぐ役割を党が一手に担えば、党を束ねる小沢氏の影響力がさらに増すことにもなりかねない

(秘書の眼)陳情の党幹事長室一本化。政調ではありません。幹事長室です。

■国家戦略室・行刷会議、キーワードは「人脈」「元官僚」
(11月2日10:39日経新聞)
 鳩山由紀夫内閣が政治主導の目玉として発足させた国家戦略室と行政刷新会議の体制が整った。民間スタッフは政務三役が自らの人脈で「一本釣り」し、行刷会議事務局は官僚出身者の起用が目立つ。2010年度予算案の決定を予定する年末までの2カ月間、膨大な事務作業に取り組む。
 戦略室に入った日本政策投資銀行の杉元宣文氏は旧大蔵省への出向経験があり、旧大蔵省OBの古川元久内閣府副大臣とともに仕事をした。日銀職員の長谷川圭輔氏は日銀OBの津村啓介内閣府政務官が引き抜いた。大手自動車メーカーの社員に戦略室入りを打診したが、実現しなかった。

(秘書の眼)今後、民間スタッフが活躍できるかどうかは、民間スタッフ相互のネットワーク化ができるかどうか、党幹事長室とのパイプはどうするのか、党から政府に来ているスタッフとの関係をどうするのか、あたりが焦点になるでしょう。党と民間スタッフとの関係が焦点と思います。ご健闘おいのりいたします。