27日夜の政策ウォッチ3(審議会人事に党派性導入?)(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

27日夜の政策ウォッチ3(審議会人事に党派性導入?)(秘書ひしょ)

■社会保障審議会からも自民系団体代表を排除
(10月27日 22:21産経新聞)
 長妻昭厚生労働相ら厚労政務三役は27日、診療報酬改定の基本方針を策定する社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の医療保険部会について、任期切れ委員6人の後任人事を固めた。来夏の参院選で組織内候補を自民党から擁立する日本看護協会の坂本すが副会長の続投は認めず、民主党支持の高原晶・諫早医師会(長崎県)会長を新任する。

 中央社会保険医療協議会からの日本医師会排除に続き、自民党支持団体の推薦者を審議会から排除する格好で、同部会の看護関係者枠には坂本氏に代わり紙屋克子静岡県立大教授を起用する。さらに患者団体の代表として全国骨髄バンク推進連絡協議会の大谷貴子会長、医療紛争問題に詳しい和田仁孝早大大学院教授も新たに選ばれる。

 新任委員はいずれも民主党の医療政策に考えが近いとされる。東大大学院教授の岩村正彦、岩本康志両氏は再任される。

■民主寄りの医師を起用 自民支持の看護協会外す
(10月27日 21:43共同通信)
 長妻昭厚生労働相ら厚労省の政務三役は27日、厚労相の諮問機関である社会保障審議会の医療保険部会で、任期切れを迎えた委員の代わりに、先の衆院選で自民党を支持せず自主投票とした長崎県医師連盟諫早支部の高原晶支部長らを充てる方針を固めた。
 政治団体が自民党を支持する日本看護協会副会長の坂本すが委員も、静岡県立大の紙屋克子教授に替える考え。
 長妻厚労相はやはり諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)の委員に、民主党を支持した茨城県医師会の理事を起用することを26日に発表したばかり
 社保審の医療保険部会は診療報酬改定の基本方針を定める役割を持っており、自公政権からの路線転換が強まりそうだ。
 同部会の委員は医師や大学教授、健康保険組合の代表、自治体首長ら計21人。9月に任期切れを迎えた委員が6人おり、うち4人は交代させる方針。

(秘書の眼)審議会メンバーに党派性を導入!?これは露骨な党派人事ですね。政治任用は党派性をもってもいいと思いますが、審議会メンバーに党派性を入れるのはどうなんでしょう?こういうことをやっていると、戦前のように政党政治への批判につながらないでしょうか。自民党は政権に復帰してもこんな露骨なことはしないようにしないと・・・。