27日夕方の政策ウォッチ4(移設問題2)(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

27日夕方の政策ウォッチ4(移設問題2)(秘書ひしょ)

■閣僚は「発言慎め」=普天間で官房長官が苦言
(10月27日18時4分配信 時事通信)
 平野博文官房長官は27日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関する岡田克也外相や北沢俊美防衛相の発言について「もう少し謹んで、注意して発言してほしい」と苦言を呈した。
 岡田氏は、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設する現行計画に沿った案に加え、嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合を検討する考えを表明。北沢氏は同日午前の記者会見で、現行計画を容認しても民主党の衆院選公約と矛盾しないとの見解を示した。平野氏は会見で、こうした発言について「政府の見解ではない」と指摘。結論については「しかるべき時に首相が決定する」と語った。 

■「防衛相の論理苦しい」と外相 普天間移転問題で
(10月27日 17時57分東京新聞)
 岡田克也外相は27日の記者会見で、北沢俊美防衛相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)移転案が海兵隊要員のグアム移転などを伴うことを挙げて、民主党政権公約と矛盾しないと発言したことについて「論理的に苦しい」と述べた。その上で、普天間移転先を嘉手納基地(嘉手納町など)に統合する案をめぐり米側と再交渉することに重ねて意欲を示した。
 岡田氏は嘉手納統合案について「沖縄の二つの大きな基地が一つになるのは大きなメリットだ。現行案では二つの基地が固定化する」とあらためて指摘した。
 岡田氏は、米空軍と海兵隊が同じ空港を使うことになるとして嘉手納統合案に強い難色を示していることに関しては「納得していない」と表明。米側と具体的な運用に関する協議を行いたいと述べるとともに、移設先を最終決定する際には沖縄側から一定の理解を得たいとの考えも示した。

■普天間“十分検討し方針を”
(10月27日 17時11分NHK)
沖縄県の仲井真知事は、北澤防衛大臣が、アメリカ軍普天間基地を名護市辺野古沿岸に移設するとした日米両政府の合意案が、民主党の政権公約に必ずしも反するものではないと容認する考えを示したことを受け、記者団に対し、「ことばの言いかえで処理しようというのは軽い」と批判したうえで、政府内で十分検討して方針を決めるよう求めました。
この中で仲井真知事は、「方針を出すのは早いほうがよい。だが、普天間基地の危険性を早く除去するために、これまでの方針を変えたいというなら、少しじっくりと構えないといけない。そうでないと、思いつきのような印象を与える」と述べ、批判しました。そのうえで、仲井真知事は、「基地問題をレトリック・ことばの言いかえで処理しようというのは、やはり軽い。内容的にポイントを押さえるべきところは押さえて、関係者とよく相談して決めてほしい」と述べ、移設問題の方針については、政府内で十分検討して決めるよう求めました。

(秘書の眼)まず、政府内でよく話し合って、方針を確定しましょう。