26日夜の政策ウォッチ7(ちょっと異常な感じ)(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

26日夜の政策ウォッチ7(ちょっと異常な感じ)(秘書ひしょ)

■“四面楚歌”の行政刷新相 政府、党、官僚、労組が包囲網?
(10月26日19時54分配信 産経新聞)
 予算の無駄を削る政府の行政刷新会議の「事業仕分け」ワーキンググループ(WG)の作業が中止に追い込まれ、担当の仙谷由人行政刷新担当相が窮地に陥っている。仙谷氏は「事業仕分け」を通じ、平成22年度予算の概算要求を総額で3億円削減する構えだが、政府、党、官僚、労組のはざまで身動きが取れず、四面(しめん)楚歌(そか)の状態になりつつある。
 平野博文官房長官は26日の記者会見で、仙谷氏が決めた衆院1回生が中心のWGの人選について「2回生以上が入るのが望ましい」と述べ、やんわりとだが批判した。
 仙谷氏の肝いりで発足したばかりのWGは23日、財務省から平成22年度予算について説明を受けた。国会対策委員会の新人研修計画を無視してWGに1回生を起用された格好となったことから、小沢一郎幹事長が不快感を表明。平野氏が小沢氏に歩調を合わせる形で人事が白紙に戻った。
 平野氏は26日の会見後に国会内で小沢氏と会談し、仙谷氏に代わって謝罪。「仙谷氏のメンツは丸つぶれ」(党中堅)になった。
 政府・民主党内で孤立化を深める仙谷氏は、官僚と労組という新たな壁にも直面している。
 WGで予算説明を行った財務官僚は「予算編成の流れを説明したが、質問もほとんど出ない」と拍子抜けした。このため財務省では「結局、刷新会議の側からわれわれにすり寄るのではないか」(幹部)と、財務主導の予算作りを期待する声が出始めている。WG人事でつまずいた仙谷氏の指導力が低下すれば、「政治主導による無駄の排除」に黄信号が点滅する。
 さらに、行政刷新会議事務局の官僚のやる気にも疑問符がつき始めた。刷新会議の運営要領案は22日に了承されたが、ホームページでは26日夜になっても「案」を残したままの状態で“放置”されていた。
 刷新会議は初会合で「効率化を図る事業」として公務員の人件費も挙げたため官公労に反発も広がる。仙谷氏は衆院選マニフェスト(政権公約)の国家公務員人件費2割削減の具体化に乗り出す構えで、「これからは警戒モードに入らざるを得ない」(自治労関係者)との意見も浮上。官公労も仙谷氏にとって“障害”になりかねない。(小田博士、宮下日出男)

(秘書の眼)何がおきているんでしょう?ちょっと異常な感じ・・・官公労との戦いに引火したことがすべての原因か?

■人選めぐり小沢氏に陳謝 事業仕分けで平野氏
(10月26日 18:45共同通信)
 平野博文官房長官は26日午後の記者会見で、行政刷新会議の「事業仕分け」を担当する民主党議員の人選をめぐる混乱に関し、小沢一郎幹事長を国会内に訪ね陳謝したことを明らかにした。小沢氏には仙谷由人行政刷新担当相を近く説明に行かせる方針も伝達。小沢氏の了承がなければ、政権運営が進まない実態を浮き彫りにした格好だ。
 平野氏によると、混乱の原因を「官房長官としての窓口機能や、担当相と党の連携が不十分だった」として小沢氏に「申し訳ありません」と述べたという。また仙谷氏が専門家の起用など新たな考え方で人選した上で報告する考えを伝えた。
 会見で平野氏は「党から人を入れるのなら党側に説明しないといけない。要は説明不足。連携が取れればこの問題は解決する。政府としてきちんと謝った」と述べた。
 仕分けを担当する民主党議員約30人に新人議員14人が選ばれたことなどに小沢氏が不満を示していた。

(秘書の眼)そして、時間がどんどん過ぎていく・・・そして、官僚主導は残り、官公労の利益は守られる・・・?

■ 役員会後 大島理森幹事長記者会見
(10月26日17:25~17:45)
もう一点は、議場からの民主党議員の拍手を見ていると、小泉選挙が終わったときは、わっとした拍手がありましたが、それ以上に、何というか本会議、議場というのは、すべての政党、すべての議員がそこに参加して、そして政党のアピール、パフォーマンスをする場ではない。むしろしっかりとした論争をする場ということを前提にルールができていますので、ちょっと異常な感じがしました

(秘書の眼)私も、テレビをみていて「異常な感じ」がしました。あまりにも統制のとれた「鳴り止まぬ拍手」。国民感覚、生活者感覚で永田町的でない個性的な活動を期待されたの新人のみなさんが、プロに訓練されていくうちに、同じときに同じ反応をする、紅衛兵とか、突撃隊とかみたいな集団の一員になっていくような・・・読売新聞も、「衆院でも参院でも、演説が終わると与党議員が立ち上がっていつまでも拍手を送った」と伝えていますがテレビでみていて異様な光景でした。「場内鳴り止まぬ拍手」といえば独裁国家の議会の光景。自民党の谷垣総裁が国会内で記者団に語ったという「(首相への拍手歓声は)ヒトラーの演説に賛成しているような印象を受けた」との部分、同じ思いをテレビを見ながら同僚秘書につぶやいておりました。