24日夕方の政策ウォッチ(事業仕分け中止・勉強第一?)(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

24日夕方の政策ウォッチ(事業仕分け中止・勉強第一?)(秘書ひしょ)

■事業仕分け人事白紙に 「独断専行」小沢氏不快感に“配慮”
(10月24日7時57分配信 産経新聞)
 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)の下に設置した「事業仕分け」ワーキンググループ(WG)の民主党議員の人選をめぐり、小沢一郎幹事長が不快感を示し、白紙に戻る見通しとなった。党幹部が23日、明らかにした。

 WGのメンバーは衆参両院32人で1、2回生が中心。党国会対策委員会は週明けから始まる臨時国会開会中、新人研修を実施する計画をすでに決めていた。ところが、仙谷由人行政刷新担当相が党側への十分な根回しもなく新人をWGに参加させ、このことが小沢氏には「仙谷氏の独断専行」(周辺)と映ったようだ。

 これを受け、平野博文官房長官は23日の記者会見で「1年生は国会議員となるべく研修しなくてはならない。研修を優先すべきだ」と強調。民主党の山岡賢次国対委員長も「新人は来週から朝8時半の勉強会を優先してほしい」と述べた。

 来週に予定されたWG会合は開催のめどが立っておらず、作業スケジュールに影響する可能性もある。

(秘書の眼)これはおかしくないですか。新人議員は生活第一の即戦力だったんじゃないですか。93兆円の要求額をどう削るかに、日本国の行く末も、政権の行く末もかかっている、「日本国の荒廃この一戦にあり」のときに、「勉強会優先」って何ですか。勉強会が必要ない人を国会に送り込んだんでしょう。この間、予算査定は誰がやるんですか。そして、240事業の何を守ろうとしているんですか、と疑問がわいてきます。

■事業仕分け会合、民主新人参加に党が難色「勉強第一で」
(10月24日10時6分朝日新聞)
 行政刷新会議で予算の無駄削りに取り組む「事業仕分け人」の政治家グループの会合が23日、突然中止された。新人議員が加わっていることに、民主党の国会対策委員会が難色を示したためで、「仕分け人」の数はほぼ半減することになるとみられる。
 ワーキンググループは三つ作られ、統括の枝野幸男元政調会長ら32人の政治家が参加。うち14人が、先の総選挙で初当選したばかりの新人だ。ただ、財務省や厚生省(現厚労省)出身者もおり、即戦力として期待された。
 しかし、党国対の幹部らが「まずは教育が大事」と新人の参加に反対。23日午後に予定されていた二つのグループの会合が流れた。
 小沢一郎幹事長は、「新人は勉強優先」が持論。仙谷由人行政刷新相が党側に十分な根回しをせず、人選を進めたことが原因とみられる。仙谷氏は人選のやり直しも検討している。(松田京平)

(秘書の眼)「新人は勉強優先」というのは55年体制のピラミッド型ヒエラルヒー構造のもとの話でしょう。地元の人は20年後に大臣になることを夢見て応援していた時代。いまは、フラット化して、即戦力の時代でしょう。そもそも、民主党が理想とする「ウェストミンスター」型政治は、英国では時代遅れという声が出ているんじゃないでしょうか。フラット化して、ネットワークによるガバナンスの時代がきているという指摘。民主党新人議員に期待されていることはそういう新しい政治であって、ウェストミンスター型の「兵隊」になることではないのでは。事業仕分けはネットワークによるガバナンスの一歩だったかもしれない。ちなみに、2006年の経済財政一体改革では、当時の自民党1回生議員は活躍しましたよ。それから、昨日、朝日新聞の企画記事で、自民党は国対優先で民主党は選挙優先というのがありましたが、民主党も国会がはじまれば国対優先でしたね。国対優先と選挙優先は矛盾していません。

■「普天間」大統領訪日までに方向性を…米国務次官補
(10月24日10時16分配信 読売新聞)
 【ワシントン=小川聡】訪米中の福山哲郎外務副大臣は23日午後(日本時間24日未明)、国務省でカート・キャンベル米国務次官補と会談した。

 福山副大臣によると、次官補は沖縄県の米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題について「オバマ大統領訪日までに何らかの方向性を見いだしたい」と、日本側に検討を急ぐよう改めて要請した。

 また、次官補は「日米間にいろいろな課題があるが、ここは粘り強く、お互いが検討していこう」と述べた。

 福山副大臣からは「日米同盟の新たな柱として、気候変動問題での協力の可能性を探ろう」と提案、次官補も同意した。

(秘書の眼)次々と、催促のはじまり。根拠のない楽観主義は、終焉か。