23日午後の政策ウォッチ(首相発言=まだ政府の方針ではない)(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

23日午後の政策ウォッチ(首相発言=まだ政府の方針ではない)(秘書ひしょ)

■普天間決着先送り、官房長官「まだ政府方針ではない」 首相は「焦ることはない」と強調
(10月23日13時15分配信 産経新聞)
 平野博文官房長官は23日午前の記者会見で、鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の結論を来年1月の名護市長選後にする考えを示していることについて「まだ政府の方針として正式な手続きを踏まえたものではない」と述べ、政府として来年への先送りを正式に決めたわけではないとの立場を示した。
 平野氏は「首相は全体の情勢をよく見極めたいという思いでの発言だ。まずは外相、防衛相がどのように考えるかが基本だ」と指摘した。一方で、年内に結論を出すかについても「決めたという話はない。今一生懸命に日米間の状況を踏まえやっている」と述べるにとどめた。
 これに先立ち鳩山首相は23日朝、普天間移設問題について「(日米が)お互いにいかにリスクを回避するかだ。それが外交だ。すべてはこれからで、焦ることはない」と述べ、改めて決着を急がない考えを強調した。都内の私邸前で記者団に語った。
 この問題をめぐっては、来日したゲーツ米国防長官が11月のオバマ米大統領来日までに日本政府としての結論を出すよう求めた。米側は、日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)への移設が「唯一、実現可能な案だ」(ゲーツ氏)としているが、政府は沖縄県内で新たな候補地を決め、年内に米側に提示する方針だ。

(秘書の眼)「まだ政府の方針ではない」ところの首相の発言の自由を認めるのはいかがなものでしょうか。野党党首時代にはそうした気楽さは許されたとしても、首相になったからには許されないという自覚が必要ではないでしょうか。首相が観測気球を上げるのはよくないと思います。首相の発言は観測気球となると、いずれ、決定的に大事なときの発言も「まだ政府の方針ではない」「あれは観測気球です」と足をひっぱられることになるのでは?そして、何より、外国に信頼されなくなります。