(世論調査)連立を評価しない声が約5割に | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)連立を評価しない声が約5割に

下記の世論調査結果の以下の点に注目したい。

第1に、連立評価する49%が39%に、評価しない39%が50%となっているからである。亀井金融相の「モラトリアム法案」の突出が原因と思われる。選挙第一主義で、支持率0%の国民新党と支持率1%の社民党の政策を突出させることに、今後も民意の疑問は拡大していくことであろう。

第2に、鳩山首相の偽装献金問題での説明に納得できるが5ポイント減の16%、納得できないが2ポイント増の71%となっている。鳩山首相がどのように民意の納得がいく説明をするかに注目したい。

今後の経済動向とそれに対する鳩山連立政権の対応が、今後の民意にどう評価されるかに注目していきたい。(10月5日記)


(参照記事)読売(2-4日)と新報道2001(1日)の世論調査の結果

「読売の内閣支持率は前回(9月16,17日)に比べて4ポイント減の71%、不支持率は4ポイント増の21%、わからないが同じの8%。

支持する理由を6つの中から1つだけ選んで下さい。政策に期待できるが3ポイント増の32%、政治主導の政策決定を目指しているが1ポイント増の25%、非自民の政権だからが4ポイント減の21%、首相に指導力があるが2ポイント増の7%、閣僚の顔ぶれがよいが2ポイント減の6%、首相に安定感があるが2ポイント増の5%、わからないが2ポイント減の3%。

政党支持率は、民主党が4ポイント減の47%、自民党が2ポイント減の17%、公明党が1ポイント増の3%、共産党が1ポイント増の3%、みんなの党が同じの1%、国民新党が同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの0%、支持政党なしが6ポイント増の26%、わからないが1ポイント減の1%。

鳩山内閣は、民主党、社民党、国民新党の3党による連立政権です。あなたは、この政党の組み合わせについて、評価しますか、評価しませんか。評価するが10ポイント減の39%、評価しないが11ポイント増の50%、わからないが2ポイント減の11%。

鳩山内閣が掲げている5つの政策について、それぞれ賛成か反対かをお聞きします。

子どもが中学を卒業するまで、月額2万6000円の子ども手当を支給することに、賛成ですか、反対ですか。賛成が3ポイント減の57%、反対が4ポイント増の39%、わからないが1ポイント増の5%。

高速道路の料金を、原則として無料にすることについて、賛成が4ポイント減の26%、反対が8ポイント増の69%、わからないが2ポイント減の6%。

インド洋での海上自衛隊の給油活動を来年1月の期限切れまでに終了することについて、賛成が4ポイント増の48%、反対が2ポイント減の37%、わからないが2ポイント減の15%。

地球温暖化の原因となる温室効果ガスを、2020年までに、1990年と比べて25%削減することについて、賛成が1ポイント増の75%、反対が4ポイント増の19%、わからないが4ポイント減の6%。

群馬県の八ッ場ダムの建設を中止することについて、賛成44%、反対36%、わからない20%。

亀井金融担当大臣は、中小企業や個人の借金について、金融機関への返済を3年くらい猶予する制度の導入を主張しています。こうした制度の導入に、賛成ですか、反対ですか。賛成42%、反対40%、わからない18%。

鳩山内閣は、各省庁の官僚の記者会見を原則として中止し、大臣などの政治家が行う方針です。これについては、政治主導が明確になるという意見と、国民への情報開示が制限されるという意見がありますが、あなたは、この方針を、評価しますか、評価しませんか。評価する57%、評価しない27%、わからない15%。

鳩山首相は、自らの資金管理団体の収支報告書に、架空の個人献金を記載した問題について、秘書が独自の判断で行ったものだと説明しています。この説明に、納得できますか、納得できませんか。納得できるが5ポイント減の16%、納得できないが2ポイント増の71%、わからないが2ポイント増の13%。

自民党の総裁に、谷垣禎一さんが選ばれました。谷垣総裁に、期待していますか、期待していませんか。期待している34%、期待していない57%、わからない8%。

自民党は、再び、政権を取ることができると思いますか、できないと思いますか。できるが前々回調査(8月31,9月1日)に比べて16ポイント減の50%、できないが17ポイント増の36%、わからないが1ポイント減の14%」。

「新報道2001の内閣支持率は、前回(9月24日)に比べて4・8ポイント増の75・8%、不支持率は1・4ポイント減の14・8%、わからないは3・4ポイント減の9・4%。

あなたは、来年度夏の参院選でどの党の候補に投票下ですか。民主党が1・4ポイント増の38・8%、自民党が0・4ポイント増の14・2%、公明党が1・0ポイント減の2・8%、共産党が0・2ポイント増の2・0%、社民党が0・2ポイント減の1・0%、国民新党が同じの0・0%、新党日本が同じの0・0%、改革クラブが同じの0・0%、みんなの党が0・2ポイント減の0・8%、無所属・その他が0・4ポイント増の0・6%、棄権するが0・2ポイント減の0・2%、未定が4・8ポイント減の39・6%。

今後、鳩山政権でもっとも優先的に取り組んで欲しい課題は何ですか。年金・医療などの社会保障制度改革31・4%、景気・雇用対策25・0%、子育て支援などの少子化対策18・2%、官僚制度の見直し11・2%、財政再建や税制改革8・6%、外交・安全保障政策2・4%、憲法改正問題1・8%、わからない1・4%。

あなたは中小企業や住宅ローンなどの返済を猶予するモラトリアム法案についてどう思いますか。支持する37・4%、支持しない41・2%、わからない21・4%。

支持しない最も大きな理由は何ですか。市場経済に国家が介入すること自体が問題43・7%、貸し渋りが助長される24・8%、銀行の経営が圧迫される21・4%、わからない10・2%」。