9月14日民主党政策ウォッチ(選挙モード?統治モード?)(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

9月14日民主党政策ウォッチ(選挙モード?統治モード?)(秘書ひしょ)

【グローバルインタビュー】選挙モードから統治モードに オースリン米AEI常任研究員
(9月13日 13:00 産経新聞)
 先月末の総選挙で大勝した民主党を中心とした連立政権の誕生が、今後の日米の同盟関係に与える影響について、米保守系シンクタンクAEIのマイケル・オースリン常任研究員に聞いた。(ワシントン 有元隆志)
 --オバマ大統領と次期首相となる鳩山由紀夫民主党代表は今月上旬の電話会談で、日米安全保障体制を堅持することで一致した
 「総選挙での大勝により民主党が解散に踏み切ることは当面ないだろうから、オバマ大統領はこの任期の4年間のほぼ同じ時期を民主党政権と付き合うことになる。オバマ大統領と鳩山氏は単に個人的信頼関係を構築するだけでなく、共通の利益をみつけだし、遂行していく必要がある。外交経験の乏しいオバマ大統領は他国の首脳といかに協力していくか習得の途中にある。鳩山氏も閣僚になったことはない。緊密に協力していくことは両者の利益になる」
 --民主党は米軍再編や在日米軍のあり方の見直しなど、これまでの日米合意の変更を目指す方針を掲げた。民主党の立場は日米同盟に悪影響を与えるか
 「鳩山氏は首相に就いたら、直ちに選挙モードを統治モードに変えなければ、成功を収めることはできない。選挙戦と実際に統治することとはまったく異なる。・・・

(秘書の眼)まったくその通り。問題は、民主党は来年の参院選勝利のためにまだ「選挙モード」を来年夏まで続けるだろう、ということです。民主党は「統治モード」にはならず、「選挙モード」のままになるのではないでしょうか。「選挙モード」ですから主導権は選挙責任者の・・・

■国家戦略局は単独運営=社・国は入れず-民主調整
(9月14日0時24分 時事通信)
 民主党は13日、予算の骨格など内閣の基本方針を策定するため新設する首相直属の国家戦略局について、社民、国民新両党の議員は入れず、民主党単独で運営する方向で調整に入った。社民、国民新両党は重要政策決定への関与を狙い、国家戦略局への参加を求めており、組織形態やメンバーが固まるまでには曲折が予想される。
 民主党の松本剛明前政調会長は同日のテレビ朝日の番組で、3党の党首級でつくる「基本政策閣僚委員会」設置が連立政権合意に盛り込まれたことを指摘、与党間の政策は「そこで調整される」と述べた。社民、国民新両党の国家戦略局参加については「国家戦略局そのものは知恵を出すところだから、そこに入っていただくようなものは考えていない」と、否定的な考えを示した。 

(秘書の眼)「統治モード」としては当然でしょう。しかし、「選挙モード」ですから、社・国の意向は無視できないでしょう。ということは、「選挙モード」の与党3党体制の発言力は高まり、2重権力構造になるかもしれません。政府・与党2元体制は、「選挙モード」から「統治モード」に切り替えなければ、必然的に起こるでしょう。