(世論調査)民主党支持率はすでにピークを超えた | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)民主党支持率はすでにピークを超えた

下記の世論調査結果から次のことが読み解ける。

民主党支持率はすでにピークを超えた。

朝日調査の比例区投票先で、前回(7月18,19日)に比べて、民主党が3ポイント減の39%、自民党が2ポイント増の22%で、差は5ポイント縮減し、17ポイント差となった。また「今後も自民党を中心とした政権が続くのがよいと思いますか。民主党を中心とした政権に代わるのがよいと思いますか」で、自民党中心の政権が2ポイント増の24%、民主党中心の政権が3ポイント減の46%となり、同じく5ポイント縮減し、18ポイント差となった。

理由は、自民党と民主党のマニフェストが出そろい、民意の2つのマニフェストへの吟味が始まったからである。今後、民主党のマニフェストへの厳しい審査が行われることになる。朝日調査の「自民党と民主党を比べると景気対策では、どちらに期待しますか」で、自民党31%、民主党47%と16ポイント差、「国の財政赤字を改善するという点では、どちらに期待しますか」で、自民党28%、民主党46%と18ポイント差は、政策論戦の中で縮減していくことになるだろう。

民主党に成長戦略と財政再建戦略をセットにした中長期の骨太の方針がないのは「致命的欠陥」である。それでは「官僚主導を政治主導に」、「脱官僚」ができないからである。民主党への景気対策と財政再建への期待は「失望」に変わることだろう。

民主党が成長戦略と財政再建戦略をセットにした中長期の骨太の方針を出さない限り、衆院解散時点が民主党の支持率のピークであったことが明らかになるだろう。(8月3日記)


(参照世論調査)朝日(8月1,2日)と新報道2001(7月30日)の世論調査の結果

「朝日の内閣支持率は、前回(7月18,19日)に比べて1ポイント増の17%、不支持率は6ポイント減の63%、わからないは5ポイント増の19%。

政党支持率は自民党が4ポイント増の24%、民主党が5ポイント減の26%、公明党が1ポイント増の4%、共産党が同じの2%、社民党が同じの1%、国民新党が1ポイント減の0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの0%、わからないが5ポイント増の13%。

今度の総選挙にどの程度関心がありますか。(択一)大いに関心があるが6ポイント増の49%、ある程度関心があるが3ポイント減の35%、あまり関心はないが2ポイント減の11%、全く関心がないが1ポイント減の4%。

仮に、今、総選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか。自民党が3ポイント増の22%、民主党が3ポイント減の39%、公明党が1ポイント増の5%、共産党が1ポイント減の3%、社民党が同じの1%、国民新党が1ポイント減の0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの1%、わからないが1ポイント増の29%。

小選挙区では、どの政党の候補者に投票したいと思いますか。自民党が2ポイント増の22%、民主党が同じの37%、公明党が1ポイント減の2%、共産党が同じの2%、社民党が同じの1%、国民新党が同じの0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの0%、無所属が1ポイント増の1%、わからないが2ポイント減の35%。

今後も、自民党を中心とした政権が続くのがよいと思いますか。民主党を中心とした政権に代わるのがよいと思いますか。自民党中心の政権が2ポイント増の24%、民主党中心の政権が3ポイント減の46%。

麻生首相と民主党の鳩山代表とでは、どちらが首相にふさわしいと思いますか。麻生首相が1ポイント減の20%、鳩山代表が2ポイント減の40%。

今度の総選挙で投票する政党や候補者を決めるとき、「政権を選択する」ことをどの程度意識して決めますか。(択一)大いに意識する37%、ある程度意識する46%、あまり意識しない13%、全く意識しない4%。

今の自民党には政権を担当する能力が、どの程度あると思いますか。(択一)大いにある6%、ある程度ある41%、あまりない41%、全くない11%。

今の民主党には政権を担当する能力が、どの程度あると思いますか。(拓一)大いにある4%、ある程度ある50%、あまりない36%、全くない5%。

自民党と民主党を比べると、景気対策では、どちらに期待しますか。自民党31%、民主党47%。

国の財政赤字を改善するという点では、どちらに期待しますか。自民党28%、民主党46%。

外交や防衛問題では、どちらに期待しますか。自民党49%、民主党27%。

今度の総選挙で、自民と民主の2大政党以外の政党にも、勢力を伸ばしてほしいと思いますか。そうは思いませんか。勢力を伸ばしてほしいと思う54%、そうは思ない38%」。

「新報道2001の内閣支持率は、前回(7月16日)に比べて、2・4ポイント増の18・6%、不支持率は5・2ポイント減の71・0%、わからないは2・8ポイント増の10・4%。

次に行われる衆議院選挙ではどの党の候補者に投票したいですか。自民党が同じの16・6%、民主党が3・0ポイント減の36・4%、公明党が0・4ポイント増の2・2%、共産党が0・8ポイント減の2・4%、社民党が0・6ポイント増の1・0%。国民新党が0・4ポイント増の0・4%、新党日本が同じの0・0%、無所属・その他が0・2ポイント増の1・0%、棄権が0・4ポイント減の0・45、まだ決めていないが2・6ポイン増の39・6%。

あなたは、首相にふさわしいのはどちらだと思いますか。麻生首相が1・2ポイント増の21・0%、鳩山代表が2・0ポイント減の46・2%、わからないが0・8ポイント増の32・8%。

今度の選挙は何を争点に戦ってもらいたいですか。景気・雇用対策29・6%、年金などの社会保障制度改革26・0%、税金、歳出削減などの財政再建問題24・6%、少子化対策8・4%、外交・安全保障問題5・2%、教育改革4・4%、その他・わからない1・8%。

民主党は政権公約として中学卒業まで1人当たり月額2万6千円支給する「子ども手当」制度を発表しましたが、あなたはこの政策をどう評価しますか。支持する52・2%、支持しない40・8%、わからない7・0%」。