(世論調査)民意の6ポイントの移動は重要な変化の兆しである | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)民意の6ポイントの移動は重要な変化の兆しである

下記の調査結果から次のことが読み解ける。

第一に、自民党支持率は、7月21日の両院議員懇談会を契機に大底を打っていることが確認された。

とくに、「今回の衆院選挙で、議席が増えて欲しくないと思う政党」として、自民党が6・1ポイント減となり、民主党が0・8ポイント増となっていることは注目される。

第二に、鳩山首相待望論が失速している。

「麻生首相と、民主党の鳩山代表を比べた場合、どちらが首相にふさわしいと思いますか」で、麻生首相が1・0ポイント増であるのに対して、鳩山代表は6・1ポイント減となっている。

7月21日の両院議員懇談会後の「6ポイント」の移動は重要な変化の兆しであると考えられる。

いまこそ、鳩山代表は、日米同盟重視をいうなら、「軍事・基地」を正直に語らなければいけない。

鳩山代表は、バラマキをいうなら、「財源」を正直に語らなければいけない。

鳩山代表は、経済を語るなら、「中長期経済ビジョン」を正直に語らなければならない。

もはや、鳩山代表と民主党に野党としてのハンデはない。「政権交代」といっていればよい時期は終わった。揚げ足取りではない本格的な政策論争をはじめよう。(7月24日記)


(世論調査)読売新聞・第2回継続全国世論調査(21-23日)の結果

「内閣支持率は前回(7月7-9日)に比べて、0・2ポイント減の20・0%、不支持率は1・5ポイント減の67・8%、わからないは1・7ポイント増の12・2%。

政党支持率は自民党が1・5ポイント増の25・3%、民主党が2・3ポイント増の31・0%、公明党が0・7ポイント増の3・4%、共産党が1・4ポイント減の2・0%、社民党が0・8ポイント減の0・6%、国民新党が0・3ポイント増の0・5%、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が同じの0・0%、その他の政党が0・2ポイント増の0・2%、支持政党なしが4・5ポイント減の32・3%、わからないが1・7ポイント増の4・6%。

あなたは、8月30日に投票が行われる衆院選挙に、関心がありますか、ありませんか。大いに関心があるが7・5ポイント増の56・3%、多少は関心がある2・6ポイント増の31・3%、あまり関心がないが7・7ポイント減の8・9%、全く関心がないが2・0ポイント減の3・4%、わからないが0・5ポイント減の0・0%。

今回の衆院選挙の小選挙区選挙では、どの政党の候補者に投票しようと思いますか。自民党が1・1ポイント増の24・5%、民主党が1・7ポイント減の39・1%、公明党が0・7ポイント減の3・0%、共産党が1・9ポイント減の2・3%、社民党が0・6ポイント減の1・1%、国民新党が0・4ポイント増の0・7%、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が0・1ポイント増の0・2%、その他の政党が0・2ポイント増の0・2%、無所属が2・2ポイント減の4・0%、決めていないが4・4ポイント増の20・2%、わからないが0・9ポイント増の4・7%。

今回の衆議院選挙の比例代表選挙では、どの政党に投票しようと思いますか。自民党が0・9ポイント減の23・2%、民主党が0・8ポイント増の41・7%、公明党が0・7ポイント増の5・1%、共産党が2・1ポイント減の2・9%、社民党が1・3ポイント減の1・5%、国民新党が同じの0・5%、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が0・2ポイント増の0・2%、その他の政党が0・1ポイント増の0・4%、決めていないが1・9ポイント増の18・7%、わからない0・7ポイント増の6・0%。

今回の衆院選挙で、議席が増えて欲しくないと思う政党があれば、いくつでもあげて下さい。自民党が6・1ポイント減の29・3%、民主党が0・8ポイント増の10・9%、公明党が1・6ポイント増の18・4%、共産党が1・2ポイント増の12・7%、社民党が0・9ポイント増の6・0%、国民新党が0・9ポイント減の1・3%、改革クラブが0・2ポイント減の0・7%、新党日本が0・3ポイント減の0・6%、その他の政党が1・4ポイント増の1・7%、特にないが2・0ポイント増の36・8%、わからないが3・7ポイント増の9・0%。

今回の衆議院選挙の投票に行くかどうか、今の気持ちに最も近いものを選んで下さい。

必ず行く(期日前投票を含む)が5・0ポイント増の70・0%、なるべく行くつもりが3・7ポイント減の24・9%、たぶん行かないが1・4ポイント減の2・1%、行かない(棄権)が0・5ポイント増の2・8%、わからないが0・4ポイント減の0・2%。

今回の衆議院選挙で投票する候補者や政党を決めるとき、とくに重視したい政策や争点があれば、いくつでも選んで下さい。

年金など社会保障65・5%、景気や雇用54・7%、諸費税など税制改革40・1%、少子化や子育て38・4%、政治とカネ29・5%、中央省庁の改革27・5%、外交や安全保障25・7%、地方分権22・7%、その他0・8%、特にない1・3%、わからない1・7%。

麻生首相と、民主党の鳩山代表とを比べた場合、どちらが首相にふさわしいと思いますか。

麻生首相が1・0ポイント増の22・1%、鳩山代表が6・1ポイント減の39・8%、わからないが5・0ポイント増の38・1%。

自民党の一部には、麻生首相の退陣を求める動きがありました。自民党が次の衆議院選挙に、麻生首相で臨むことについて、よかったと思いますか、別の人に代わる方がよかったと思いますか。

よかった42・7%、別の人に代わる方がよかった36・8%、わからない20・4%。

民主党の鳩山代表は自らの資金管理団体の収支報告書に、架空の個人献金を記載していた問題について、秘書が独自の判断で行ったものだと説明しています。この問題で、鳩山代表は、国民に説明責任を果たしていると思いますか、そうは思いませんか。

果たしているが2・7ポイント減の12・8%、そうは思ないが3・8ポイント増の77・1%、わからないが1・1ポイント減の10・1%。

衆議院選挙の後に、どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。自民党中心の政権が1・3ポイント増の14・7%、民主党中心の政権が1・3ポイント増の25・8%、自民党と民主党による大連立政権が1・2ポイント増の22・2%、政界再編による新しい枠組みの政権が1・9ポイント減の29・2%、その他が0・1ポイント減の0・0%、わからないが1・9ポイント減の8・1%」