(世論調査)「かんぽの宿」売却問題について | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)「かんぽの宿」売却問題について

下記の調査結果から次のことが読み解ける。

閣僚人事問題が指導力への疑問につながり、支持率を下げたようである。

日本郵政の「かんぽの宿」売却問題について、以下のことを述べておきたい。

いわゆる「かんぽの宿」は「不動産売却」ではなく「事業売却」であるということだ。

「不動産売却」と「事業売却」の違いは、従業員の雇用がついているかどうかだ。

700名の従業員をクビにして「不動産売却」すれば高く売れるかもしれないが、民主党はそれで賛成するのか。

それとも「事業売却」にも「不動産売却」にも反対して、このままにするのか。そうすると、年間数十億円(昨年の営業赤字40億円)を垂れ流し続けることになる。

そうでないとすると、売却せずに、700名のクビを切って、黒字化すべきというのか。

また、事業売却の経緯は、4社の競争から2社の競争になりという経緯をしっかり踏んでいる。

なお、今回のかんぽの宿の売却は凍結されており、まだ、売り出されていない。公社時代に売り出されたもの批判が、あたかも、今回のケースの問題であるかのように扱われているのはおかしくないか。

冷静な事実関係の議論をしよう。(6月16日記)


(参照記事)6月13,14日実施された朝日、共同、毎日、読売、日経の全国世論調査の結果

「朝日の内閣支持率は前回(5月16,17日)に比べて8ポイント減の19%、不支持率は9ポイント増の65%、わからないは1ポイント減の16%。

政党支持率は、自民党が3ポイント減の22%、民主党が3ポイント増の29%、公明党が1ポイント減の3%、共産党が1ポイント減の2%、社民党が同じの1%、国民新党が同じの0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの1%、支持政党なしが4ポイント増の37%、わからないが2ポイント減の6%。

仮に今、総選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか。自民党が2ポイント減の23%、民主党が5ポイント増の43%、公明党が2ポイント減の3%、共産党が同じの3%、社民党が1ポイント減の1%、国民新党が同じの0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの1%、わからないが同じの26%。

今後も自民党を中心とした政権が続くのがよいと思いますか。民主党を中心とした政権に代わるのがよいと思いますか。自民党中心の政権が5ポイント減の23%、民主党中心の政権が7ポイント増の52%、わからないが2ポイント減の25%。

麻生首相と民主党の鳩山代表とでは、どちらが首相にふさわしいと思いますか。麻生首相が5ポイント減の24%、鳩山代表が2ポイント増の42%、わからないが3ポイント増の34%。

麻生首相と鳩山代表を比べると政治家としての指導力があるのはどちらだと思いますか。麻生首相23%、鳩山代表46%、わからない31%。

国民の感覚に近いのはどちらだと思いますか。麻生首相16%、鳩山代表56%、わからない29%。

麻生内閣の景気対策への取り組みを評価しますか。評価する26%、評価しない62%、わからない12%。

国民1人当たり1万2千円の定額給付金の支給がすべての市区町村で始まりました。定額給付金を評価しますか。評価する33%、評価しない60%、わからない7%。

麻生首相は、日本郵政の西川社長の続投をめぐり、再任を認めないとしていた鳩山総務大臣を交代させました。この問題での麻生首相の対応を評価しますか。評価する22%、評価しない62%、わからない16%。

民主党の代表を辞めた小沢さんが代表代行として党に執行部に残りました。民主党が小沢代表を代表代行にしたことに納得できますか。納得できませんか。納得できる28%、納得できない61%、わからない11%。

民主党は、企業や団体の政治献金を3年後に全面禁止する法案を提出しました。このことを評価しますか。評価する63%、評価しない21%、わからない16%。

民主党は、次の衆院選挙から国会議員の世襲を制限し、親族が同じ選挙区から続けて立候補することを党としては認めない方針です。この方針を評価しますか。評価する59%。評価しない28%、わからない13%。

民主党の鳩山代表は「今後4年間は消費税を上げる議論をする必要はない」と発言しています。鳩山代表のこの発言を評価しますか。評価する51%、評価しない38%、わからない11%。

政府は、二酸化炭素などの排出を、2020年までに15%減らす目標を発表しました。経済界はもっと緩い案を、環境大臣はもっと厳しい案を主張していましたが、その間を取りました。政府の目標は、妥当だと思いますか。厳しすぎると思いますか。緩すぎると思いますか。妥当だ49%、厳しすぎる16%、緩すぎる20%、わからない25%」。

「共同の内閣支持率は前回調査(5月16,17日)に比べて8・7ポイント減の17・5%、不支持率は10・4ポイント増の70・6%、わからないは1・7ポイント減の11・9%。

支持する最も大きな理由を1つだけお答えください。他に適当な人がいない44・3%(50・3)、首相を信頼する20・4%(7・1)、経済政策に期待できる11・3%(16・3)、自公連立内閣だから9・5%(10・9)、外交に期待できる6・4%(3・1)、首相に指導力がある3・6%(1・9)、行政改革に期待できる0・9%(4・1)、税制改革に期待できる0・5%(1・8)、政治改革に期待できる0・4%(2・5)、その他0・6%(-)わからない2・1%(2・0)。

支持しない最も大きな理由を1つだけお答ください。首相に指導力がない23・0%(13・5)、経済政策に期待が持てない18・8%(29・8)、首相が信頼できない13・9%(14・7)、首相の人柄が好きになれない12・0%(9・1)、政治改革に期待が持てない10・8%(10・8)、自公連立内閣だから7・8%(6・7)、行政改革に期待が持てない5・9%(8・7)税制改革に期待が持てない5・6%(2・8)、外交に期待が持てない0・7%(2・0)、その他0・4%(0・2)、わからない1・1%(1・7)。

日本郵政の西川社長の進退をめぐり、麻生首相と鳩山総務相が対立しました。民間出身の西川社長は郵政民営化の象徴人事ですが、一方で、かんぽの宿売却問題なども表面化しました。あなたは西川社長の進退についてどう思いますか。社長を続けるべきだ17・2%、辞任するべきだ75・5%、わからない7・3%。

日本郵政の西川社長の続投を支持した麻生首相は、続投を認めないと主張していた鳩山総務相を更迭しました。あなたは麻生首相の対応を評価しますか、それとも評価しませんか。評価する17・5%、評価しない74・8%、わからない7・7%。

麻生首相は地球温暖化対策として、日本の温室効果ガス排出削減の中期目標について、2005年に比べ15%削減する方針を表明しました。政府は、この目標を達成するには、1世帯年間7万6000円の負担増になると試算しています。あなたは、この目標についてどう思いますか。削減幅が大きすぎる57・6%、妥当な水準だ26・5%、削減幅が小さすぎる4・9%、わからない11・0%。

あなたは自民党中心の政権が続いたほうがよいと思いますか。それとも民主党中心の政権に代わるのがよいと思いますか。あるいはほかの政権の枠組みがよいと思いますか。民主党中心の政権が4・7ポイント増の35・9%、政界再編による新しい枠組みが3・7ポイント増の28・0%、自民党中心の政権が3・8ポイント減の14・9%、自民党と民主党との大連立による政権が4・2ポイント減の14・7%、わからないが0・4ポイント減の6・5%。

あなたは次の衆院選の比例代表ではどの政党に投票するつもりですか。自民党が7・1ポイント減の18・7%、民主党が10・5ポイント増の47・8%、公明党が1・3ポイント減の2・7%、共産党が0・9ポイント減の3・2%、社民党が0・8ポイント増の1・8%、国民新党が0・1ポイント増の1・6%、改革クラブが0・1ポイント減の0・0%、新党日本が0・1ポイント増の0・2%、その他の政党が0・2ポイント増の0・2%、わからないが2・3ポイント減の23・8%。

麻生首相と鳩山代表を比べると、どちらが首相にふさわしいと思いますか。麻生首相が10・5ポイント減の21・5%、鳩山代表が6・8ポイント増の50・4%、わからないが3・7ポイント増の28・1%。

あなたは、どの政党を支持しますか。自民党が5・4ポイント減の19・8%、民主党が8・5ポイント増の38・5%、公明党が2・1ポイント減の2・1%、共産党が1・4ポイント減の2・0%、社民党が1・1ポイント増の1・8%、国民新党が0・7ポイント減の0・5%、改革クラブが0・1ポイント増の0・1%、新党日本が0・1ポイント増の0・1%、その他の政党が0・3ポイント増の0・3%、支持政党なしが0・4ポイント減の33・4%、わからないが0・1ポイント減の1・4%」。

「毎日の内閣支持率は前回(5月16,17日)に比べて5ポイント減の19%、不支持率は2ポイント増の60%、わからないは3ポイント増の21%。

支持する理由は、自民党の首相だから42%(35)、首相に親しみを感じるから22%(21)、首相の政策に期待できるから19%(29)、首相の指導力に期待できるから11%(8)。

支持しない理由は、首相の指導力に期待できないから39%(26)、首相の政策に期待できないから35%(45)、首相に軽率なイメージがあるから17%(19)、自民党の首相だから8%(9)。

どの政党を支持していますか。自民党が3ポイント減の20%、民主党が4ポイント増の34%、公明党が1ポイント増の4%、共産党が1ポイント増の45、社民党が同じの1%、国民新党が同じの0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が1ポイント減の1%、支持政党なしが5ポイント減の32%。

民主党の鳩山代表に期待しますか。期待するが3ポイント減の46%、期待しないが2ポイント減の47%。

麻生首相と民主党の鳩山代表とどちらが首相にふさわしいと思いますか。麻生首相が6ポイント減の15%、鳩山代表が2ポイント減の32%、どちらもふさわしくないが4ポイント増の46%。

次の衆院選で、自民党と民主党のどちらに勝ってほしいですか。自民党が2ポイント減の27%、民主党が3ポイント減の53%、その他の政党が1ポイント増の12%、わからないが4ポイント増の8%。

日本郵政の西川社長の進退問題について伺います。麻生首相は西川社長の続投を認め、これに反対していた鳩山総務相を事実上、更迭しました。首相の判断を評価しますか。評価する22%、評価しない67%、わからない11%。

今の臓器移植法は、臓器を提供する意思を示していた人に限り脳死をその人の死と見なし、臓器移植を認めています。これを改めて、脳死を一般的な人の死とすることについてどう思いますか。一般的な人の死と認めるべきだ28%、臓器提供の意思を示している人に限るべきだ52%、人の死と認めるべきではない9%、わからない11%。

15歳未満の子供からの臓器移植は、今の法律では認められていません。しかし「親が承諾すれば脳死になった子供からの臓器移植をできるようにすべきだ」と言う意見もあります。この意見についてどう思いますか。賛成57%、反対11%、わからない23%」。

「読売の内閣支持率は前回(6月5-7日)に比べ、6・6ポイント減の22・9%、不支持率は6・8ポイント増の67・8%、わからないは0・2ポイント減の9・3%。

支持する理由は、自民党と公明党の連立政権だから44・9%(39・8)、政策に期待できる20・8%(22・1)、首相に安定感がある9・1%(10・1)、首相に指導力がある6・9%(10・3)、閣僚の顔ぶれが良い5・8%(6・6)、その他2・5%(1・1)、わからない9・9%(9・9)。

支持しない理由は、首相に指導力がない38・1%(28・2)、政策に期待できない27・7%(28・5)、首相に安定感がない16・6%(20・8)、自民党と公明党の連立政権だから12・0%(15・0)、閣僚の顔ぶれが良くない3・6%(4・1)、その他0・3%(0・4)、わからない1・7%(3・0)。

今、どの政党を支持していますか。自民党が3・5ポイント減の25・0%、民主党が1・5ポイント増の29・2%、公明党が0・7ポイント増の3・5%、共産党が0・3ポイント増の2・7%、社民党が0・1ポイント増の1・1%、国民新党が0・1ポイント増の0・2%、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が同じの0・0%、その他の政党が0・1ポイント減の0・0%、支持政党なしが1・2ポイント増の36・4%。

麻生首相と民主党の鳩山代表を比べた場合、どちらが首相にふさわしいと思いますか。麻生首相が6・8ポイント減の26・1%、鳩山代表が2・0ポイント増の46・0%、わからないが4・8ポイント増の27・9%。

民主党は次の衆院選挙で、政権交代を実現できると思いますか、そうは思いませんか。実現できるが4・3ポイント増の44・8%、そうは思わないが4・4ポイント減の44・4%、わからないが0・1ポイント増の10・8%。

麻生首相は、日本郵政の西川社長を続投させる考えを示し、これに反対していた鳩山総務相を更迭しました。あなたは、鳩山総務相の更迭は当然だと思いますか、更迭する必要はなかったと思いますか。更迭は当然だ24・0%、更迭する必要はなかった64・8%、わからない11・2%。

日本郵政の西川社長が続投することについて、納得できますか、納得できませんか。納得できる19・8%、納得できない67・4%、わからない12・8%。

「今回の日本郵政の社長人事を巡って、政府・与党内が混乱したのは、麻生首相の指導力が不足しているからだ」と言う指摘がありますが、その通りだと思いますか、そうは思いませんか。その通りだと思う69・9%、そうは思わない23・7%、わからない6・4%。

日本郵政が「かんぽの宿」を一括して売却しようとした手続きに、問題があったと思いますか、問題はなかったと思いますか。問題があった80・7%、問題はなかった9・5%、わからない9・8%。

仮に今、衆院選挙が行われるとしたら、そのうちの比例代表選挙では、どの政党に投票しようと思いますか。自民党が3・2ポイント減の24・5%、民主党が2・4ポイント増の41・5%、公明党が1・3ポイント増の3・9%、共産党が同じの3・2%、社民党が0・1ポイント減の1・3%、国民新党が0・3ポイント増の0・4%、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が同じの0・0%、その他の政党が0・2ポイント増の0・2%、未定が0・1ポイント増の19・3%、わからないが0・2ポイント増の5・8%。

次の衆院選の後に、どのような政権ができるのが望ましと思いますか。自民党中心の政権が1・9ポイント減の12・3%、民主党中心の政権が7・1ポイント増の27・1%、自民党と民主党による大連立政権が2・6ポイント減の22・6%、政界再編による新しい枠組みの政権が2・8ポイント減の31・3%、その他が0・1ポイント減の0・0%、わからないが0・3ポイント増の6・6%」。

「日経の内閣支持率は前回(5月16,17日)調査に比べて5ポイント減の25%、不支持率は3ポイント増の65%、わからないは2ポイント増の10%。

支持する理由(複数回答)は、自民党の内閣だから49%、国際感覚がある22%。

支持しない理由(同)は、指導力がないが18ポイント増の62%、政策が悪い46%、安定感がない45%。

支持層別の内閣支持率は、自民支持層の内閣支持率が9ポイント減の57%、不支持率は35%、無党派層の内閣支持は16%、不支持率は66%。

支持または好意を持つ政党は、自民党が2ポイント減の31%、民主党が1ポイント減の37%、公明党が1ポイント減の3%、共産党が1ポイント増の4%、社民党が1ポイント増の2%、国民新党が1ポイント増の1%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が1ポイント増の1%、支持政党なしが2ポイント減の14%、わからないが3ポイン増の7%。

日本郵政の西川社長の再任問題を巡って麻生首相が鳩山前総務相を更迭した判断について、適切だった24%、適切ではなかった56%、わからない20%。

日本郵政の西川社長の続投に反対した鳩山前総務相の主張について、適切だった59%、適切ではなかった21%、わからない20%。

麻生首相と鳩山代表のどちらが次の衆院選後の首相にふさわしいか、麻生首相が6ポイント減の10%、鳩山代表が3ポイント減の26%、どちらでもないが4ポイント増の56%。

支持層別の内訳は、自民支持層では麻生首相27%、どちらでもない57%、民主支持層では鳩山代表47%、どちらでもない47%。

次期衆院選の比例代表での投票先は、自民が2ポイント減の26%、民主が2ポイント減の39%、無党派層では、自民7%、民主14%、決めていない49%。

今後の望ましい政権の枠組みは、自民中心が1ポイント減の13%、民主中心が同じ29%、自民と民主が参加する連立政権が2ポイント減の40%」。

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