(世論調査)次期衆院選の争点を霞が関改革と定め、民主とその真贋を争うべき | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)次期衆院選の争点を霞が関改革と定め、民主とその真贋を争うべき

下記の調査結果から次の2点が読み解ける。

第1は内閣支持率についてである。

読売の内閣支持率は前回(5月16,17日)に比べて微減にとどまっている。一方、首都圏限定の新報道2001の内閣支持率は、前回(5月28日)に比べて、7・8ポイントの急落で25・0%となっている。

内閣支持率は、微減か、急落か。

新報道2001は、首都圏限定の毎週調査での定点観測であり、全国世論調査の先行指標であることから、新報道2001の内閣支持率7・8ポイント減が民意のベクトルと見るべきであろう。不支持率は9・0ポイント増となっている。

内閣支持率をアップするには、麻生総理の改革への指導力を鮮明に明示すべきなのである。麻生総理主導で、早期に西川社長の続投を決め、国家公務員制度改革法案を幹部公務員法案とセットで今国会で成立させることである。

第2は、首都圏の次期衆院選の投票先についてである。

7月12日投開票の都議選は、次期衆院選の前哨戦として重大な意味を持つ。都議選での与党過半数割れは、次期衆院選の与党過半数割れを示唆するからである。自民党は23・4%→19・8%に、民主党は32・2%→34・6%となり、差は、8・8ポイント差から14・8ポイント差へと広がった。

未定は0・2ポイント減の36・2%だから、自民党への投票先から3・6ポイントが離反し、民主党にその7割の2・4ポイントが回ったことになる。自民党と公明党を加算しても22・8%であり、民主党の34・6%に11・8ポイント差をつけられている。この現状では、都議選での与党過半数割れ、民主党の第1党は必至となる。

逆転勝利のためには、自民党が次期衆院選の争点を霞が関改革と定め、民主とその真贋を争うべきであり、具体的には、国家公務員制度改革と幹部公務員法案セットでの今国会成立をそのリトマス試験紙とすべきである。

官公労を選挙母体とする民主党は、慎重姿勢をとるからである。民主党の霞が関改革が偽物と分かれば、無党派層・自民党支持層は投票先を民主党から本物の霞が関改革を目指す自民党に変えるだろう。(6月8日記)



(世論調査)読売(6月5-7日)と新報道2001(4日)の世論調査の結果

「読売の内閣支持率は、前回(5月8-10日)に比べて、0・5ポイント減の29・5%、不支持率は0・6ポイント増の61・0%、わからないは0・1ポイント減の9・5%。

支持する理由は、自民党と公明党の連立政権だから39・8%、政策に期待できる22・1%、首相に指導力がある10・3%、首相に安定感がある10・1%、閣僚の顔ぶれが良い6・6%、その他1・1%、わからない9・9%。

支持しない理由は、政策に期待できない28・5%、首相に指導力がない28・2%、首相に安定感がない20・8%、自民党と公明党の連立政権だから15・0%、閣僚の顔ぶれが良くない4・1%、その他0・4%、わからない3・0%。

政党支持率は、自民党が0・1ポイント増の28・5%、民主党が3・1ポイント減の27・7%、公明党が0・8ポイント減の2・8%、共産党が0・3ポイント増の2・4%、社民党が0・1ポイント減の1・0%、国民新党が0・1ポイント増の0・1%、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が0・1ポイント減の0・0%、その他の政党が0・1ポイント増の0・1%、支持政党なしが4・6ポイント増の35・2%。

麻生首相と鳩山代表を比べた場合、どちらが首相にふさわしいと思いますか。麻生首相が1・1ポイント増の32・9%、鳩山代表が2・1ポイント増の44・0%、わからないが3・1ポイント減の23・1%。

民主党は次の衆院選挙で、政権交代を実現できると思いますか、そうは思いませんか。実現できるが9・6ポイント増の40・5%、そうは思わないが6・3ポイント減の48・8%、わからないが3・2ポイント減の10・7%。

鳩山由紀夫氏が民主党の代表に就任して3週間になります。これまでの仕事ぶりを見て、あなたの鳩山代表に対する評価は、良くなりましたか、悪くなりましたか、それとも、変わりませんか。良くなった14・2%、悪くなった2・8%、変わらない78・1%、わからない4・9%。

小沢氏が、新しい体制で代表代行として活動していることについて、納得できますか。納得できる30・9%、納得できない62・2%、わからない6・9%。

世襲による立候補を、制限すべきだと思いますか、その必要はないと思いますか。制限すべきだ48・5%、その必要はない46・2%、わからない5・3%。

国際社会は、北朝鮮に対する制裁を、強めるべきだと思いますか、その必要はないと思いますか。強めるべきだ88・1%、その必要はない6・0%、わからない5・9%。

国際社会が北朝鮮に対する制裁を強めることは、北朝鮮に、核やミサイル開発を中止させる効果があると思いますか。ある45・9%、ない45・0%、わからない9・1%。

新型インフルエンザの問題について、政府は、適切に対応していると思いますか、そうは思いませんか。適切に対応している68・2%、そうは思わない26・4%、わからない5・4%。

衆院の解散・総選挙は、すぐに行うべきだと思いますか、急ぐ必要はないと思いますか。すぐに行うべきだ38・4%、急ぐ必要はない52・2%、わからない9・5%。

仮に今、衆院選が行われるとしたら、比例選では、どの政党に投票しようと思いますか。自民党が1・3ポイント増の28・7%、民主党が1・8ポイント減の39・1%、公明党が1・2ポイント減の2・6%、共産党が0・8ポイント増の3・2%、社民党が0・2ポイント増の1・4%、国民新党が0・3ポイント減の0・1%、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が0・2ポイント減の0・0%、その他の政党が同じの0・0%、未定が1・1ポイント増の19・2%、わからないが同じの5・6%。

次の衆院選後に、どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。自民党中心の政権が1・8ポイント減の14・2%、民主党中心の政権が3・5ポイント減の20・0%、自民党と民主党による大連立政権が1・3ポイント増の25・2%、政界再編による新しい枠組みの政権が2・6ポイント増の34・1%、その他が0・1%、わからないが0・7ポイント増の6・3%」。

「新報道2001の内閣支持率は前回(5月28日)に比べて、7・8ポイント減の25・0%、不支持率は9・0ポイント増の67・2%、わからないは1・2ポイント減の7・8%。

次に行われる衆院選挙では、どの党の候補者に投票したいですか。自民党が3・6ポイント減の19・8%、民主党が2・4ポイント増の34・6%、公明党が0・2ポイント増の3・0%、共産党が1・4ポイント増の4・0%、社民党が1・0ポイント増の1・4%、国民新党が同じの0・0%、新党日本が同じの0・0%、無所属・その他が0・6ポイント減の0・6%、棄権が同じの0・4%、未定が0・2ポイント減の36・2%。

首相にふさわしいのはどちらだと思いますか。麻生首相が7・2ポイント減の27・8%、鳩山代表が7・4ポイント増の47・8%、わからないが0・2ポイント減の24・4%。

あなたは老後の生活を送る上で公的年金をどれくらい頼りにしたいと考えていますか。生活費の全部・または大半を年金で賄いたい48・0%、生活費の一部を賄えればいい30・8%、年金は頼りにしていない20・6%、わからない0・6%。

あなたは現状の年金制度をどう変えていけばいいと考えていますか。現行制度の維持または微調整で十分17・8%、抜本的改革が必要77・8%、わからない4・4%」。

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