(世論調査)霞が関改革への捨て身の「改革競争」に勝つのは自民党か、民主党か | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)霞が関改革への捨て身の「改革競争」に勝つのは自民党か、民主党か

下記の世論調査結果から次のことが読み解ける。

内閣支持率が微減だが、再下落に転じた。

民主党の小沢氏の政治資金問題という「敵失」頼みでは、限界がある。

民主党に向かい出した支持政党なしの無党派層を、自民党支持に、麻生内閣支持に奪い返すにはどうするか。

政党支持率で、民主党支持率が9・0ポイント急増しているが、支持政党なしの無党派層の8・2ポイントが民主党支持に回っている。一方、自民党支持率は1・7ポイント減の27・5%となり、0・8ポイント減の27・4%となった内閣支持率と並んでいる。

無党派層は民主党に流れている。

霞が関改革への捨て身の「改革競争」に勝つのは自民党か、民主党か。そこが焦点なのである。(5月19日記)


(世論調査)産経・FNN合同世論調査(17日)の結果

「内閣支持率は前回(4月25,26日)に比べて、0・8ポイント減の27・4%、不支持率は1・7ポイント増の60・9%、わからないは0・9ポイント減の11・7%。

政党支持率は、自民党が1・7ポイント減の27・5%、民主党が9・0ポイント増の30・5%、公明党が1・0ポイント増の4・0%、共産党が0・1ポイント増の3・0%、社民党が同じの1・3%、国民新党が0・1ポイント減の0・4%、改革クラブが0・1ポイント減の0・0%、新党日本が0・1ポイント減の0・0%、他の政党が1・0ポイント減の0・2%、支持政党なしが8・2ポイント減の31・4%、わからないが1・1ポイント増の1・7%。

麻生政権で次のものを評価するか。

<首相の人柄>評価するが5・7ポイント減の32・0%、評価しないが1・7ポイント増の57・2%、わからないが4・0ポイント増の10・8%。

<首相の指導力>評価するが0・8ポイント減の15・8%、評価しないが2・9ポイント減の75・5%、わからないが3・7ポイント増の8・7%。

<景気対策>評価するが2・4ポイント減の25・2%、評価しないが1・2ポイント増の67・0%、わからないが1・2ポイント増の7・8%。

<外交政策>評価するが2・3ポイント減の31・1%、評価しないが2・6ポイント減の50・1%、わからないが4・9ポイント増の18・8%。

<定額給付金の実施>評価するが2・8ポイント減の39・2%、評価しないが2・5ポイント増の58・2%、わからないが0・3ポイント増の5・4%。

<高速道路料金の値下げ>評価するが11・7ポイント減の46・3%、評価しないが9・0ポイント増の46・7%、わからないが2・7ポイント増の7・0%。

<環境に配慮した家電や自動車購入での優遇制度>評価する50・7%、評価しない40・6%、わからない8・7%。

<鴻池前官房副長官の辞任をめぐる対応>評価する27・9%、評価しない56・7%、わからない15・4%。

民主党代表選で次に当てはまる考えは。

<鳩山代表に期待できる>思う41・6%、思わない49・4%、わからない9・0%。

<代表選に関心があった>思う70・8%、思わない27・3%、わからない1・9%。

<小沢氏の代表辞任は民主党にとってよかった>思う73・8%、思わない17・6%、わからない8・6%。

<鳩山代表の方が岡田氏より代表にふさわしい>思う35・2%、思わない45・4%、わからない19・4%。

<小沢氏は今後も党要職で影響力を発揮すべきだ>思う35・5%、思わない57・4%、わからない7・1%。

<鳩山代表の方が岡田氏より小沢氏の影響を受ける>思う80・7%、思わない9・1%、わからない10・2%。

<小沢氏の辞任理由の説明に納得する>思う21・2%、思わない72・9%、わからない5・9%。

<代表選の期間は短すぎた>思う64・9%、思わない27・8%、わからない7・3%。

麻生首相と鳩山代表を比べると。

<信頼できるのは>麻生首相29・6%、鳩山代表49・3%、わからない21・1%。

<政策がよいのは>麻生首相25・7%、鳩山代表43・1%、わからない31・2%。

<選挙の顔として魅力的なのは>麻生首相30・1%、鳩山代表46・7%、わからない23・2%。

<首相にふさわしいのは>麻生首相33・1%、鳩山代表37・7%、わからない29・2%。

与野党で議論される次の政治改革は必要と思うか。

<国会議員の定数削減>思うが1・7ポイント増の87・5%、思わないが2・9ポイント減の8・1%、わからないが1・2ポイント増の4・4%。

<世襲制限>思うが4・3ポイント増の56・2%、思わないが5・4ポイント減の36・1%、わからないが1・1ポイント増の7・7%。

<企業団体献金の全面禁止>思うが0・5ポイント減の68・0%、思わないが1・4ポイント減の24・0%、わからないが1・9ポイント増の8・0%。

<小選挙区制度の見直し>思う69・1%、思わない16・7%、わからない14・2%。

新型インフルエンザについて次のもので当てはまる考えは。

<不安を感じる>思う76・5%、思わない22・9%、わからない0・6%。

<感染予防のため生活習慣や行動に気を付けている>思う67・2%、思わない32・4%、わからない0・4%。

<政府や自治体の対応は適切>思う72・4%、思わない19・3%、わからない6・5%。

与野党の政治家で、日本の首相に一番ふさわしいのは。

小泉純一郎13・0%(11・7)、舛添要一10・7%(10・6)、岡田克也9・0%(5・4)、麻生太郎8・3%(8・7)、鳩山由紀夫7・6%(2・2)、渡辺喜美4・7%(4・0)、石原伸晃4・5%(5・4)、与謝野馨4・1%(5・3)、小沢一郎3・7%(5・2)、小池百合子3・1%(3・7)、菅直人2・7%(2・8)、前原誠司2・4%(2・3)、長妻昭2・0%(-)、他の与党議員2・1%(3・5)。他の野党議員2・6%(2・9)、ふさわしい人はいない15・3%(20・1)、わからない4・2%(3・3)。

衆院選はいつ行うのが適切か。今すぐ16・3%、補正予算を成立させ、直後の7月までに40・0%、任期満了か8月以降40・3%、わからない3・4%。

次期衆院選前の麻生首相の交代についてどう考えるか。退陣して新首相の下で選挙が5・1ポイント減の18・4%、選挙の結果で首相を選ぶが4・5ポイント増の77・0%、わからないが0・6ポイント増の4・6%。

次期衆院選の比例代表でどの政党に投票したいか。自民党が3・3ポイント減の31・3%、民主党が11・2ポイント増の45・2%、公明党が0・8ポイント増の4・7%、共産党が1・0ポイント減の3・5%、社民党が0・3ポイント減の1・7%、国民新党が0・1ポイント増の0・75、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が0・3ポイント減の0・1%、他の政党が4・9ポイント減の5・4%、わからないが2・3ポイント減の7・4%」。