(世論調査)官僚政治を終わらせることができるのは新しい自民党であることを鮮明に | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)官僚政治を終わらせることができるのは新しい自民党であることを鮮明に

下記の共同通信世論調査の結果から次のことが読み解ける。

小沢氏辞任による民主党支持、民主党への投票先を、支持政党なしの無党派層は様子見であり、ポスト小沢が誰になるのかを見て、慎重に判断しようとしている。

小沢氏の辞任によって、支持政党なしの無党派層が7・9ポイント増、比例区の投票先の未定が7・1ポイント増となったのである。

この支持政党なしの無党派層が、今後、民主党に回るか、自民党に回るかによって次期衆院選の勝敗が決するのである。

事実、同調査の小沢氏の辞任が次の衆院選で民主党に有利に働くと思いますかで、思うは19・2%、思わない35・5%、どちらともいえない44・1%となっている。このどちらともいえない44・1%の主体が支持政党なしの無党派層38・7%とみる。

内閣支持率28・0%、自民党支持率26・6%、比例区自民党投票先26・7%ということは、支持政党なしの無党派層の支持はほぼゼロに等しいということを意味する。民主党の新代表に誰が選ばれようとも、自民党が支持政党なしの無党派層の支持を集めなければならない。

その要諦は「霞が関改革」であり、私が同志とともに推進しようとしている「幹部公務員法」を自民党が推進主体となって成立させることである。官僚政治を終わらせることができるのは新しい自民党であることを鮮明にするためである。(5月13日記)


(参照世論調査)共同通信の11日、12日実施した全国緊急電話世論調査の結果

「内閣支持率は、前回(4月28,29日)に比べて、1・6ポイント減の28・0%、不支持率は1・1ポイント減の55・1%、わからないは2・7ポイント増の16・9%。

支持する最も大きな理由は、他に適当な人がいないが5・9ポイント増の51・2%、首相を信頼するが0・7ポイント減の12・6%、経済政策に期待できるが3・6ポイント減の11・4%、自公連立内閣だからが1・4ポイント減の9・3%、行政改革に期待できるが2・7ポイント増の3・3%、外交に期待できるが2・0ポイント減の3・1%、首相に指導力があるが2・0ポイント減の2・7%、税制改革に期待できるが0・1ポイント増の1・4%、政治改革に期待できるが0・4ポイント減の0・9%、その他が0・6ポイント増の1・8%、わからないが0・8ポイント増の2・3%。

支持しない最も大きな理由は、経済政策に期待が持てないが2・7ポイント減の26・0%、首相に指導力がないが0・7ポイント減の14・6%、首相が信頼できないが1・2ポイント増の14・0%、行政改革に期待が持てないが4・3ポイント増の10・6%、自公連立内閣だからが2・6ポイント増の10・3%、政治改革に期待が持てないが2・8ポイント減の9・0%、首相の人柄が好きになれないが1・0ポイント減の8・3%、税制改革に期待が持てないが1・2ポイント増の4・9%、その他が0・1ポイント増の0・6%、わからないが0・4ポイント減の1・0%。

小沢代表の辞任についてどのように思いますか、もっと早く辞任するべきだった65・5%、辞任せず、代表として衆院選に臨むべきだった18・5%、衆院選前で適切な時期だった13・2%、わからない2・8%。

小沢代表は辞任の理由として「政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするため」と説明しましたが、この説明に、納得できた24・7%、納得できなかった68・2%、わからない7・1%。

小沢代表の辞任が次の衆院選で民主党に有利に働くと思いますか、それともそうは思いませんか。有利に働くと思う19・2%、有利に働くとは思わない35・5%、どちらともいえない44・1%、わからない1・2%。

民主党の次の代表に何を望みますか、次の中から2つまで。国民への説明能力42・4%、リーダーシップ24・1%、誠実さ・謙虚さ22・9%、倫理・清潔さ22・3%、庶民感覚20・8%、外交力13・7%、経験と実績9・8%、選挙戦術・戦略5・3%、その他0・2%、わからない5・7%。

民主党の次の代表には誰がふさわしいと思いますか。岡田克也23・7%、鳩山由紀夫16・9%、菅直人14・1%、前原誠司12・5%、長妻昭8・1%、野田佳彦2・2%、枝野幸男0・6%、その他0・3%、わからない21・6%。

衆院解散の時期はいつが良いと思いますか、補正予算の成立前のできるだけ早期にが4・1ポイント減の23・5%、補正予算の成立後にが2・9ポイント増の27・6%、サミット後の7月中旬以降にが0・3ポイント減の14・7%、任期満了が4・0ポイント増の28・0%、わからないが2・5ポイント減の6・2%。

自民党が中心となる政権が続いた方がよいと思いますか。それとも民主党中心の政権に代わるのがよいと思いますか。あるいは自民党と民主党の連立政権がよいと思いますか。自民党中心の政権が1・6ポイント減の20・3%、民主党中心の政権が0・2ポイント減の35・7%、自民党と民主党の大連立による政権が0・5ポイント減の31・4%、わからないが2・3ポイント増の12・6%。

次の衆院選の比例代表ではどの政党に投票するつもりですか。自民党が4・1ポイント減の26・7%、民主党が1・4ポイント減の36・5%、公明党が1・6ポイント減の2・7%、共産党が0・8ポイント増の4・3%、社民党が1・1ポイント減の1・2%、国民新党が0・4ポイント増の0・6%、改革クラブが0・1ポイント減の0・0%、新党日本が同じの0・2%、その他の政党が同じの0・0%、わからないが7・1ポイント増の27・8%。

政党支持率は、自民党が2・8ポイント減の26・6%、民主党が3・8ポイント減の25・9%、公明党が0・7ポイント減の3・2%、共産党が同じの2・8%、社民党が0・2ポイント減の1・2%、国民新党が0・2ポイント増の0・5%、改革クラブが同じの0・0%、新党日本が0・2ポイント減の0・1%、その他の政党が同じの0・0%、支持政党なすが7・9ポイント増の38・7%、わからないが0・4ポイント減の1・0%」