(世論調査)自らの特権身分を放棄する覚悟 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)自らの特権身分を放棄する覚悟

下記の世論調査結果から次の2点が読み解ける。

第1は内閣支持率についてである。

新報道2001の調査は毎週調査の首都圏限定であり、全国世論調査の先行指標と言える。その新報道2001の内閣支持率は、前回(4月19日)に比べて同じの30・0%、不支持率は2・8ポイント増の64・2%となっており、内閣支持率が30%前後であることを示している。

これに関連し、日経調査の「内閣の仕事ぶり」について、評価30%、評価しない55%となっているが、評価する支持層別の内訳は、自民支持層54%、民主支持層14%、無党派層13%。無党派層の評価が13%である。

無党派層の主体は、小泉構造改革は正しかったとする40%で占められていると思われる。今後、内閣支持率を30%から40%にアップするには、内閣が霞が関改革への意思を旗幟鮮明にし、無党派層の支持を取り付けることが必要であると考える。

第2は、次期衆院選の投票先についてである。

新報道2001の調査では、何故、自民党は民主党を逆転できないのか、である。

自民党が民主党に「改革競争」で後れを取っているからではないか。

自らの特権身分を放棄する覚悟が、自民党の全議員に求められているのである。(4月27日記)



(参照世論調査)日経とテレビ東京共同(24-26日)、新報道2001(23日)の世論調査の結果

「日経とテレビ東京共同の内閣支持率は、前回(3月)に比べて、7ポイント増の32%、不支持率は8ポイント減の59%、わからないは、1ポイント増の9%。

支持または好意を持つ政党は、自民党が3ポイント増の36%、民主党が2ポイント減の28%、公明党が1ポイント減の3%、共産党が1ポイント減の4%、社民党が1ポイント増の2%、国民新党が同じの0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの1%、支持政党なしが1ポイント増の19%、わからないが1ポイント減の7%。

次期衆院選の比例代表の投票先は、自民党が3ポイント増の31%、民主党が同じの31%。

麻生内閣の仕事ぶりについて、評価するが前回(2月)に比べて20ポイント増の30%、評価しないが26ポイント減の55%、わからないが6ポイント増の15%。

その支持の内訳は、自民支持層で32ポイント増の54%、民主支持層で11ポイント増の14%、無党派層で9ポイント増の13%。

評価する理由は、景気対策への取り組み46%、金融危機対策への取り組み12%。

次期衆院選の投票で重視する政策(複数回答)は、年金・医療45%、景気対策44%、雇用対策43%。

小沢民主党代表の進退について、辞任すべきだ62%、続投すべきだ24%、わからない14%。

その内訳は、民主支持層で、辞任すべきだ57%、続投すべきだ37%、無党派層で、辞任すべだ55%、続投すべきだ27%。

次の首相にふさわしいのは、麻生首相18%、小沢代表9%、どちらでもない69%。

次期衆院選をいつ実施すべきか、早い方がいい53%、遅い方がいい22%、関心がない16%、わからない9%」

「新報道2001の内閣支持率は、前回(4月19日)に比べて同じの30・0%、不支持率は2・8ポイント増の64・2%、わからないは2・8ポイント減の5・8%。

次に行われる衆院選では、どの党の候補者に投票したいですか、自民党が1・2ポイント減の23・2%、民主党が0・2ポイント減の27・4%、公明党が0・4ポイント増の3・6%、共産党が0・8ポイント増の2・6%、社民党が0・2ポイント増の1・2%、国民新党が0・2ポイント減の0・0%、新党日本が同じの0・0%、無所属・その他が0・2ポイント増の1・2%、棄権が同じの1・0%、未定が同じの39・8%。

首相にふさわしいのはどちらだと思いますか、麻生太郎首相が3・6ポイント減の36・4%、小沢一郎代表が4・4ポイント増の30・2%、わからないが1・2ポイント減の33・0%。

世襲制限についてどう思いますか、世襲議員でも問題ない25・8%、世襲立候補は禁止すべき8・8%、何らかの制限をすべき60・2%、わからない5・2%。

次の解散総選挙で何が争点になるべきだと考えますか、経済対策51・0%、医療年金問題42・6%、企業献金問題4・0%、世襲制限1・2%、わからない1・2%」