（世論調査）自民党は無党派層を取り込めていない
下記の朝日新聞世論調査結果から次のことが読み解ける。
比例区での投票先と政党支持率と支持政党なしの無党派層の関係についてである。
総選挙での比例区での投票先は、自民党は、政党支持率に２ポイント上乗せの２７％が投票先だが、民主党は政党支持率に１１ポイント上乗せの３２%が投票先となっている。無党派は、民主党に流れている。
２月調査では、比例区での投票先で自民２２％、民主４２%と２０ポイント差あったのが、５ポイント差まで縮減されたのだが、それでも逆転できていない。無党派層の民主支持が底堅く、一方、自民党は無党派層を取り込めていないといえよう。
では、何故、自民党は支持政党なしの無党派層を取り込めることができないのか、である。そのヒントは、１５兆円の追加景気対策を評価するが２５％しないことにある。自民党の政党支持率と同じであり、自民党への投票先２７%を下回っている。
１５兆円の追加景気対策が、支持政党なしの無党派層をして自民党への投票行動への動機付けとなっていないようだ。
支持政党なしの無党派層は、増税の前になすべきことがあるとして、行政の無駄を徹底的に省く「霞が関改革」を強く求めており、景気対策と同時に「霞が関改革」をすることを求めているのではないか。
自民党は１５兆円の追加経済対策と同時に霞が関改革への覚悟を明示すべきときなのである。（４月２１日記）
（参照記事）朝日新聞１８，１９日調査の全国世論調査の結果
「内閣支持率は、前回（３月２８，２９日）に比べて、４ポイント増の２６%、不支持率は７ポイント減の５７%、わからないは３ポイント増の１７%。
政党支持率は、自民党が２ポイント減の２５%、民主党が１ポイント増の２１%、公明党が２ポイント増の４%、共産党が１ポイント減の２%、社民党が同じの１%、国民新党が同じの０%、改革クラブが同じの０%、新党日本が同じの０%、その他の政党が同じの０%、支持政党なしが１ポイント減の４０％、わからないが１ポイント増の７%。
仮に、今、総選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか、自民党が同じの２７%、民主党が１ポイント増の３２%、公明党が１ポイント増の４%、共産党が２ポイント減の３%、社民党が同じの２%、国民新党が同じの０%、改革クラブが同じの０%、新党日本が同じの０%、その他の政党が同じの１%、わからないが同じの３１%。
今後も、自民党を中心とした政権が続くのがよいと思いますか、民主党を中心とした政権に代わるのがよいと思いますか、自民党中心の政権が同じの２９%、民主党中心の政権が１ポイント減の４１%、わからないが１ポイント増の３０%。
麻生首相と小沢代表では、どちらが首相にふさわしいと思いますか、麻生首相が７ポイント増の３７%、小沢代表が３ポイント減の２３%、わからないが４ポイント減の４０%。
民主党の小沢代表は、秘書が企業献金問題で起訴された後も、代表を当面続ける考えを表明しました。小沢さんは、代表を続ける方がよいと思いますか、辞める方がよいと思いますか、続ける方がよい２８%、辞める方がよい６１％、わからないが１１%。
麻生首相は、追加の景気対策として、過去最大の１５兆円の補正予算案を国会に提出する方針です。その財源として、国の借金にあたる国債を１０兆円規模で発行します。麻生首相のこの追加の景気対策を評価しますか、評価する２５%、評価しない６０％、わからない１５％。
アフリカのソマリア沖で多発している海賊の襲撃から貨物船などを守るため、海上自衛隊が派遣されています。海賊対策のためにソマリア沖に海上自衛隊を派遣することに賛成ですか、反対ですか、賛成６１%、反対２６%、わからない１３%。
現状では、海上自衛隊は、相手が攻撃してくるまで海賊船を撃つことはできません。このため、「止まれ」という命令に従わなければ、攻撃できるようにする法律案が国会で審議されています。あなたは、このように海賊対策で武器使用の範囲を広げることに賛成ですか、反対ですか、賛成５０%、反対３６％、わからない１４％」
比例区での投票先と政党支持率と支持政党なしの無党派層の関係についてである。
総選挙での比例区での投票先は、自民党は、政党支持率に２ポイント上乗せの２７％が投票先だが、民主党は政党支持率に１１ポイント上乗せの３２%が投票先となっている。無党派は、民主党に流れている。
２月調査では、比例区での投票先で自民２２％、民主４２%と２０ポイント差あったのが、５ポイント差まで縮減されたのだが、それでも逆転できていない。無党派層の民主支持が底堅く、一方、自民党は無党派層を取り込めていないといえよう。
では、何故、自民党は支持政党なしの無党派層を取り込めることができないのか、である。そのヒントは、１５兆円の追加景気対策を評価するが２５％しないことにある。自民党の政党支持率と同じであり、自民党への投票先２７%を下回っている。
１５兆円の追加景気対策が、支持政党なしの無党派層をして自民党への投票行動への動機付けとなっていないようだ。
支持政党なしの無党派層は、増税の前になすべきことがあるとして、行政の無駄を徹底的に省く「霞が関改革」を強く求めており、景気対策と同時に「霞が関改革」をすることを求めているのではないか。
自民党は１５兆円の追加経済対策と同時に霞が関改革への覚悟を明示すべきときなのである。（４月２１日記）
（参照記事）朝日新聞１８，１９日調査の全国世論調査の結果
「内閣支持率は、前回（３月２８，２９日）に比べて、４ポイント増の２６%、不支持率は７ポイント減の５７%、わからないは３ポイント増の１７%。
政党支持率は、自民党が２ポイント減の２５%、民主党が１ポイント増の２１%、公明党が２ポイント増の４%、共産党が１ポイント減の２%、社民党が同じの１%、国民新党が同じの０%、改革クラブが同じの０%、新党日本が同じの０%、その他の政党が同じの０%、支持政党なしが１ポイント減の４０％、わからないが１ポイント増の７%。
仮に、今、総選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか、自民党が同じの２７%、民主党が１ポイント増の３２%、公明党が１ポイント増の４%、共産党が２ポイント減の３%、社民党が同じの２%、国民新党が同じの０%、改革クラブが同じの０%、新党日本が同じの０%、その他の政党が同じの１%、わからないが同じの３１%。
今後も、自民党を中心とした政権が続くのがよいと思いますか、民主党を中心とした政権に代わるのがよいと思いますか、自民党中心の政権が同じの２９%、民主党中心の政権が１ポイント減の４１%、わからないが１ポイント増の３０%。
麻生首相と小沢代表では、どちらが首相にふさわしいと思いますか、麻生首相が７ポイント増の３７%、小沢代表が３ポイント減の２３%、わからないが４ポイント減の４０%。
民主党の小沢代表は、秘書が企業献金問題で起訴された後も、代表を当面続ける考えを表明しました。小沢さんは、代表を続ける方がよいと思いますか、辞める方がよいと思いますか、続ける方がよい２８%、辞める方がよい６１％、わからないが１１%。
麻生首相は、追加の景気対策として、過去最大の１５兆円の補正予算案を国会に提出する方針です。その財源として、国の借金にあたる国債を１０兆円規模で発行します。麻生首相のこの追加の景気対策を評価しますか、評価する２５%、評価しない６０％、わからない１５％。
アフリカのソマリア沖で多発している海賊の襲撃から貨物船などを守るため、海上自衛隊が派遣されています。海賊対策のためにソマリア沖に海上自衛隊を派遣することに賛成ですか、反対ですか、賛成６１%、反対２６%、わからない１３%。
現状では、海上自衛隊は、相手が攻撃してくるまで海賊船を撃つことはできません。このため、「止まれ」という命令に従わなければ、攻撃できるようにする法律案が国会で審議されています。あなたは、このように海賊対策で武器使用の範囲を広げることに賛成ですか、反対ですか、賛成５０%、反対３６％、わからない１４％」