昭和ブーム・鉄道ブーム・木造ストラクチャーブーム（秘書ひしょ）

最近、「昭和ブーム」ですよね。

実は、鉄道の世界ではだいぶ前から、昭和３０年代ー４０年代ブームなんです。

鉄道の黄金時代です。

「国鉄」が輝いていたころ。（ボス、民営化に反対しているわけではありません。私はローカル私鉄ファンです）

いまから思えば、ちょっと貧しかったけど、「夢」「希望」「未来」に満ちていた時代。

高度成長期。確実に今日よりも明日はよくなるという確信があった。みんな上げ潮にのっていた。



そんな鉄道黄金時代の「情景」を８０分の１や１５０分の１のスケールで「箱庭」みたいに、

再現しようという人がたくさん増えています。

私も、１０年前にチャレンジいたしました。

芳賀一洋さんという「立体画家」を師匠に「木造ストラクチャー教室」にかよっていたんです。

「諸般の事情」で教室はやめてだいぶたつのですが、ひさびさに、先生ともとの仲間の作品展があったので、ちょっと顔をだしてまいりました。


まずは、芳賀先生の、鉄道以外の作品から。






上の２枚。模型です。二コレットのＣＭに使われたセットです。全体で普通のテレビくらいの大きさです。
中には週刊誌やスポーツ新聞もあります。焼き魚定食は６００円？

そして、アート・イン・ザボックスという、額縁の中の「立体画」。戦前のフランスの商店のような作品が多いのですが、和もので。



そして、８０分の１スケールの木造ストラクチャーの世界。

下の写真は、１０年前に某デパートの鉄道模型ショーに出展されていて、木造家屋の羽目板のはがれ具合、鉄のさび具合にしびれた作品です。




そして、かつての先輩・お仲間のみなさんの作品。上手でしょ。みんな８０分の１のスケールです。










こういう風景があるようなところ、散歩してみたいと思いませんか。

ところが案外ないんですよね。

私もボスの同行で地方にいったりすると、木造家屋がほとんどみられないところがあったりして。


高速道路１０００円で旅行ブームに火がつきそうないまこそ、

「昭和」の建物、「昭和」の温かさ、「昭和」のエネルギー、「昭和」の希望を

地域で再生し、第二の「ディスカバー・ジャパン」ブームを起こせないものでしょうか。


木造ストラクチャーの郷愁の中にある、職人気質と心の温かさの懐かしさを、

みながら、


巨大ショッピングモールが地元の人の文化中心、若者のデートスポットになって、どうやって他地域の観光客が楽しいにぎわいをつくることができるのだろう、

と、改めて、考えさせられたわけです。

なお、芳賀先生の教室のこと、４月１１日のNHKおはよう日本で、朝７：３０頃放送されるそうですので、ご関心の方はぜひ。


（ＢＹ鉄の男）