(世論調査)郵政民営化発言についての民意の厳しい見方の反映 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)郵政民営化発言についての民意の厳しい見方の反映


下記の朝日新聞世論調査結果の中で、「麻生首相は、小泉内閣の総務大臣だった時を振り返って、郵政民営化に賛成ではなかったと発言しました。麻生首相がこのような発言をしたことに納得できますか」の問いに対して、納得できる14%、納得できない79%となっている。

この調査結果が、内閣支持率の13%、不支持率75%とほぼ同じになっている。

中川財務相の辞任問題も重要だが、この郵政民営化発言についての民意の厳しい見方を重く受け止める必要がある。

他方、自民党の支持率に回復の兆しがある。これは先の小泉発言を契機とした「新しい自民党」への期待だろう。しかし、比例区の投票予想をみてもわかるように、まだ、無党派層の信頼を回復するには至っていない。

党内の一部に、郵政民営化を逆行させようとする動きがあったが、そうした「古い自民党」には未来はない。自民党が生き残るには、再度05年の民意との約束の原点に回帰し、郵政民営化の次の約束(経済対策と改革推進)を提示し、その約束を守る新しい自民党として再出発を期す覚悟をすべきときなのである。(2月21日記)


(参照世論調査)朝日新聞の19日夕から20日夜にかけて実施した緊急の全国世論調査(電話)の結果

「内閣支持率は、前回(7,8日)に比べて、1ポイント減の13%、不支持率は2ポイント増の75%、わからないは1ポイント減の12%。

政党支持率は、自民党が3ポイント増の25%、民主党が1ポイント増の26%、公明党が同じの3%、共産党が1ポイント減の2%、社民党が同じの1%、国民新党が同じの0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの0%、支持政党なしが4ポイント減の39%、わからないが1ポイント増の4%。

できるだけ早く衆院を解散して、総選挙を実施すべきだと思いますか、急ぐ必要はないと思いますか、できるだけ早くが4ポイント増の64%、急ぐ必要はないが3ポイント減の28%、わからないが1ポイント減の8%。

仮に今、総選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか、自民党が同じの22%、民主党が同じの42%、公明党が同じの3%、共産党が1ポイント増の4%、社民党が1ポイント増の2%、国民新党が同じの0%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの1%、わからないが2ポイント減の26%。

麻生首相と小沢代表では、どちらが首相にふさわしいと思いますか、麻生首相が1ポイント減の19%、小沢代表が6ポイント増の45%、わからないが5ポイント減の36%。

麻生さんに首相を続けてほしいと思いますか、早く辞めてほしいと思いますか、続けてほしい15%、早く辞めて欲しい71%、わからない14%。

中川さんを大臣に任命した麻生首相の責任は大きいいと思いますか、それほどでもないと思いますか、責任は大きい50%、それほどでもない43%、わからない7%。

中川大臣の辞任をめぐる、麻生首相の対応は、適切だったと思いますか。適切だった37%、適切ではなかった52%、わからない11%。

麻生首相は、小泉内閣の総務大臣だった時を振り返って、郵政民営化に賛成ではなかったと発言しました。麻生首相がこのような発言をしたことに納得できますか、納得できる14%、納得できない79%」