(世論調査)景気対策と行政改革は車の両論 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)景気対策と行政改革は車の両論


下記の調査結果から次の2点が読み解ける(下記世論調査参照)。


第1は、内閣支持率についてである。


1月22日調査に比べて4・2ポイント増となり、反転上昇となったが、その理由は、麻生総理が行政改革への意思を鮮明にしたからであろうる。


第1に、消費増税を2段階論とし、時期の前提条件に、景気回復と不断の行政改革と無駄の徹底的排除を明記し、その具体策として国会議員の定数削減にまで踏み込んだ。


第2に「渡り」のあっせんを任期中、禁止すると衆院本会議で明言した。


民意は今後、麻生総理が「不断の行政改革と無駄の徹底的排除」をブレずに貫けるか否を注視している。ブレずに貫いていけば、見直したとして、離反していた「小泉構造改革は正しかった」とする40・6%(同1月22日調査)が回帰し、必然的に、支持率は反転上昇するだろう。景気対策と行政改革は車の両論なのであり、民意はその両立を望んでいるのである。


第2に、次の総選挙後にどういう政権を期待しますかと、投票行動の関係である。


自民党中心の政権を期待する声13・8%は自民党への投票15・2%に、民主党中心の政権を期待する声31・6%は民主党への投票32・2%に、それぞれ、ひょうそくが合うが、自民・民主両党による大連立政権を期待する36・0%は未定の44・4%となっているろ考えられる。


未定とは、支持政党なしの無党派層と同義であり、この無党派層の大勢が、自民・民主両党による大連立政権を期待している。自民党は、大連立指向の無党派層をとりくむことができるか。私は、無党派層を取り込むことができる「新しい旗」を自民党内で掲げ、小泉構造改革路線の先に向かう自民党の姿を明確にしていきたいと思う。同時に、政策については全党的な議論をして、その結果については結束して推進していく自民党の良き伝統を守っていくことで、麻生総理を下支えしていきたいと思っている。(2月2日記)


(参照世論調査)新報道2001の1月29日調査の世論調査の結果


「内閣支持率は、前回(1月22日)に比べて4・2ポイント増の18・6%、不支持率は3・4ポイント減の75・8%、わからないは0・8ポイント減の5・6%。


次に行われる衆院選挙では、どの党の候補者に投票したいですか、自民党が1・8ポイント増の15・2%、民主党が0・2ポイント増の32・2%、公明党が同じの3・2%、共産党が2・0ポイント減の1・8%、社民党が同じの1・0%、国民新党が同じの0・0%、新党日本が0・2ポイント減の0・0%、無所属・その他が0・8ポイント減の0・8%、棄権が0・4ポイント増の1・4%、未定が0・6ポイント増の44・4%。


解散時期について、直ちに37・6%、2次補正予算関連法案成立後32・0%、景気が回復してから15・4%、任期満了12・2%、わからない2・8%。


消費税を上げるべきだと思いますか、今すぐ上げるべき4・6%、景気回復後上げるべき54・4%、上げるべきではない36・4%、わからない4・6%。


次の総選挙儀にどういう政権を期待しますか、自民党中心の政権が1・2ポイント増の13・8%、民主党中心の政権が0・4ポイント減の31・6%、自民・民主両党による大連立政権が3・0ポイント増の36・0%、自民、民主以外の新たな第3勢力による政権が4・0ポイント減の12・6%、わからないが0・2ポイント増の6・0%」