こんにちは、
品質保証部になったエンジニアのマーちゃんです。
今回は
「工業用洗浄もエコ対応でコストも有利に!」
という話です。
今や工業用洗浄もエコの時代になったのですね。
なので、
「環境にも優しくコストも安い」
となったら、使わないと損だと考えています。
ご存じでなかったら、参考にしてみてください。
<昔、製造実習で>
私は専攻が電気工学の電気屋でしたが、会社に入った
ときは、自分以外の部はほぼメカ屋の集団でした。
そんな中で工場実習に行ってプレス機やモールドの
射出成型機の脇で実習するという
「業務に無縁な製造実習」
を経験しました。
でも、趣味がプラモデルだったので、
「モールドの射出成型機」
の作業はプラモデルのパーツが出てくるようである意味
興味津々で実習してました。
そんな中、できたものを測定しようとしたら機械の調子
が悪いという時がありました。
するとインストラクターがチョチョイと旋盤で壊れた
部品を作り対応していました。
その時に手際の良さと応用力の高さに驚きました。
そして、部品を取り付ける前に油成分を落とすのに薬品
で洗浄していました。
薬品だったので
「地球環境に良くないんだけど代替品が無くてね。」
という話をしていました。
それから四半世紀後の現在。
ついに洗浄工程でも環境に配慮したエコ対応品が出て
いました。
それが
日東精工(株)の「バブ・リモ」
でした。
<ここが優れもの>
先ほどから洗浄と言っていますが、洗浄は
「部品や加工工程では、洗浄を怠ると
品質や精度に影響が出る」
重要な工程です。
それを
「溶剤や洗剤を用いず、水と空気で落とす」
というのです。
仕組みは
「水中に空気の微細な泡(マイクロバブル)を
発生させて洗浄する」
というものです。(下はイメージ)
<効果のほどは?>
洗浄能力としては
切削加工工程での加工
アルミニウム加工で
アルカリ洗浄液や炭化水素系洗浄剤の代わりに利用
できるとか。
また
「各種部品の脱脂洗浄」
「油で付着した異物の除去」
にも使えるとのこと。
これにより、洗剤を用いたのと同等レベルで
・ランニングコストは安価になる
・廃液管理などもシンプルになる
のですからかなり効果があるようです。
*同等なので
「洗剤や溶剤を使うよりもはるかに高い洗浄効果」
というわけではないそうです。
(当然かもしれませんね。(^_^;))
<結局のところ>
でも、有機溶剤や洗剤の使用は最小限になるので、
「自然と人にやさしく、コストの面でも有利」
なら環境面からのアピールもできるのではないかと
考えます。
日東精工(株)さんはこの装置の利用を
「適材適所です。」
と提案しているそうです。
こういう適材適所が今後も進んで、
「地球環境にやさしく、安価」
なのが、将来のためにも良いと考えています。
あなたはどう考えますか?
いかがだったでしょうか?
この記事が参考になれば幸いです。