こんにちは、
品質保証部になったエンジニアのマーちゃん
です。
 
今回は
 『スケールメリットではなく
  「小さい方が良い」って何?』

という話です。

 

「スケールメリット」という言葉を聞いたことはあり
ますか?

 

スケールメリットというのは
 「規模を大きくすることによって
  得られる効果や利益。」

 のことです。

 

もう少しわかりやすく言うと
 「大量にものを仕入れることにより原価を抑え、
  販売もまとめてすることで利益を得る」
という感じでしょう。

 

 普通は、このスケールメリットを求める経営が

当たり前です。

 

でも、逆に
 「規模が小さいからこそメリットがある」
という場合もある
のだそうです。

 

今回はこれを紹介します。
しかも農業です。

 

昔は教科書で
 「中小の農家が苦しくなって大規模農家に吸収」
などと教わりましたが、今はそうでない場合もある
ようです。

 

もし、気になったら以下を読んで参考にしてみてくだ
さい。

 

<大量生産のデメリット>
先ほどスケールメリットは
 「規模を大きくすることによって
  得られる効果や利益。」

 のことと紹介しました。

 

 それが、工場での大量生産ではなく農作物の場合は
違う事態も起こっているようです。

 

 農作物の場合、均一の品質の商品が大量に欲しい場合
「原材料なら一番ボリュームのある中程度か、
  それより下の品質

でないと揃いません。

 

そうすると、高級品と言っている農作物、
わかりやすく果物にすると

 「高級メロン」や「高級イチゴ」

はあまり量が取れません。
味は良くても見た目ではねられることが多いからです。

 

<はねられたものを利用すると?>
例えば、先ほどの高級イチゴでキズがついたりして
 「一般市場に出回らないものを安価で仕入れる」
ことができたらどうなるでしょうか?

 

そして、これを大量生産ではなく少量生産に回せたら
どうでしょう?

 

不揃いでも、規格外でも物としては
 「品質が悪いわけではない

のです。

 

これでジャムを造ったら
 「○○の高級イチゴで造ったジャム」
と言えませんか?

 

<もっとある小さいからこそのメリット>
小さいからこそのメリットだと思いますが、それが最近
スーパーでも見かける
 「○○さん家の野菜/果物」
です。

 

 中には名前だけなく顔写真もあったりしませんか?

こういう商品のメリットは次の2つです。


 ①人柄ごとトレーサビリティできる
  その商品・材料がどこで誰の手によって造られて
  いるかすぐわかります。

  するとその商品・材料の品質の保証と安心感
  得られます。

 
 

 これは食材の出所まで気にする人には
  「大きなメリット」
  です。

 

 ②個人のキャラを出せる
  規模が大きくなればなるほど、個人のキャラを出
  すのは難しいですが、小さければ個人のキャラが
  出せます。

 

  最近はSNSもあるので、小規模でもこだわった商品
  なら
  「ここでしか買えない、限定商品」
  となります。

  しかも小規模だからこそ
  「限定何個まで」
  と希少価値が出せます。

 

 これは大規模ではできないメリットです。

 

<結論>
 ノウハウ化、マニュアル化できるものは、
 「スケールメリットがあって、資金力の大きいところ」
が勝ちます。

 

 でも、オリジナル商品は出しにくいと考えます。

 

 規模は小さくても、
 「アイディア・オリジナルさでヒット」
 すると面白いのではないでしょうか?
 それに夢もありませんか?

 

いかがでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。