2017年もなんやかんやで数だけは見てたんですが、個人的に引っかかるモンが少なかった年でもあったと思います。
最終話で大人の事情「キャラソン回」をぶち込むFAガールズ、性悪にしか見えない新キャラゴリ押しのNew Game二期、1期最終話レベルの脚本で構成されたラブライブ!サンシャイン2期、もはや映画の蛇足でしかないWake up girls 新章など、楽しみにしていたけど割と期待外れなアニメが多かったです。
しかしながら、今年のトップの作品は、勿論最高のアニメでした。あっ!これ見てなかった!という感じで見ていただければ非常にうれしく思います。
30.冴えない彼女の育て方♭
29.亜人ちゃんは語りたい
28.いぬやしき
27.潔癖男子青山くん
26.少女終末旅行
25.小林さんちのメイドラゴン
24.アクションヒロイン チアフルーツ
23.Fate/Apocrypha
22.うらら迷路帖
21.ツインエンジェル BREAK
20.食戟のソーマ 餐ノ皿
こんなもん、安心安定のクソアニメじゃ!と思っていた時期が僕にもありました。
物語としてツッコミどころなんかは勿論あるんだけど、何の努力もしてねぇクセに無双するアニメとは違い、どや顔して生徒たちに語るのもそれなりの背景があったりして、アツくなれるアニメでした。
南條愛乃がED歌うから見るべ~という気持ちで見始めたアニメ。最後の方には画面に食いついてアトム応援していた自分がいました。
アトムの開発に奮闘する大学生の熱い友情を描いた作品なので、子供向けアニメなどと思っていたら度肝を抜かれます。
知り合いの軍事オタク曰く、「この物語は主人公が幼女でなくとも滅茶苦茶面白い。」とのこと。
何やら、著者は軍事学とかにかなり精通している人らしく、幼女というのはヒットの要因でしかないとのこと。
まんまとその幼女に釣られた僕は勿論視聴したのですが、確かに悠木碧ちゃんの声が可愛くて、幼女最高だなと改めて感じました。
映画化も決定しておりますし、間違いない作品の一つだと思います。
幼女に楽器演奏させるだけでは飽き足らず、巫女服にランドセルを背負わせる暴挙。これは、許せません。
ロリコンの欲張りセットを12話に詰め込んだ後、劇中歌をまとめたアルバムによって耳まで刺激する完璧なまでのロリコン教育アニメ。全てのロリコンに生きる喜びと明日への活力を与えてくれた作品に、圧倒的な感謝を。
ラクエンロジックというアニメをご存じでしょうか。僕は1話切りというのを中々しない人間なのですが、その僕が1話切りしてしまった・・・ということで強く印象に残っています。小難しいワードの飛び交う、大人向けと言えば聞こえはいいけど一般ウケしないアニメだったと思います。そんな、一話しか見ていない作品のスピンオフ作品ってどんなことやるんじゃ!!と思って蓋を開けてみれば、まんがタイムきらら顔負けの女子高生同士のイチャラブ日常系に、超能力の熱いバトル。これが面白くないわけがない。BDは2つで全話揃う上下巻で発売されており格安なので、お勧めです。
冴えない主人公が、ダンスを通じていろんなことを学んでいく成長物語。ダンスと言っても、陽キャ御用達のブレイクダンスとかじゃなくて、競技ダンス。正直、見る前は何が面白れぇのかも分からなかった競技ダンスの世界だけど、また一つ勉強させられました。
何かと話題になったメイドインアビス。主人公の声が完全にアイカツの虹野ゆめちゃんで全く集中できませんでした。物語はお母さんを求めて三千里、地下へと潜るお話。一見ほのぼのとしてそうなお話だけど、その実は結構ダーク。奥深いアニメです。
僕は1話でこの作品をクソアニメと思ってたクチの人間ですが、その奥深い世界観に徐々に引き込まれていきました。あの1話の時点でここまでの人気になるとはまったくもって想像していなかったのですが、最終話まで見ればそれも納得。低予算ながら、様々な役回りをこなし作品を作り上げたたつき監督には本当に脱帽です
2015年に公開された映画は全く見ておらず、アニメからの視聴スタートでした。どうせ、ジブリみてぇなアニメだと思ってたら、思いのほか王道ファンタジー。万人に分かりやすいアニメに仕上がっていたと思うので、人を選ばず見れる優秀な作品だと思います。
これはアニメーションではない、静止画を動かしているだけだ。
これを小学生に見せたら、ベースは弦をなぞるだけで音が出ると思うし、ドラムはスティックがスネアに触れるだけで音が出ると勘違いすると思う。
ゴッドタンの人気企画「マジ歌選手権」に登場するLAコブラというバンドをご存じだろうか。ライブシーンを見た感想は、まさにあれである。
それっぽいやつがそれっぽい動きをしてるけど、確実に弾いてないのが分かる。
それ以外にも話題となったのは、迫真のBGMである。
通称「追いピアノ」は、クソアニメを更にクソアニメにする最高のスパイス。緊迫感のあるシーンで流れる曲となっているが、その雰囲気を効果的にぶち壊す。
かつて、原作者も知らないドラゴンが登場したことで伝説となったクソアニメ「聖剣使いの禁呪詠唱」でもファミコンのBGMが話題となったが、衝撃で言えば今作へ圧倒的に軍配が挙がる。
初見の方は爆笑するか、頭を抱えるかの二択。
ニコニコ動画等で、コメントありで見れば前者、無しで見れば後者だろう。
最高の素材を、声優が台無しにしたアニメという意味ではクソアニメに分類されるのではないかということでランクイン。
昨今のアニメの悪いところ、全部出しきっている点で非常に評価の高い作品。
特に、話題ともなった11話の無駄にモテまくる回の気持ち悪さは圧巻。
PAワークスのお仕事シリーズにハズレはない。今作もそれを証明するかの如く神作品となっていました。
人によっては、PAワークスのお仕事シリーズの中ではパッとしない作品だったなぁ・・・なんていうコメントも見受けられましたが、個人的にはその逆。過去最高の作品だと思っています。
まず、僕自身が田舎が大嫌いで、共感しまくり。「田舎でオシャレして何の意味があるんだよ」という女の子の意見は、僕も全くその通りだと思っていましたので。
その上、どんなに外部の人間が地域を盛り上げようとしても、地元の人がそれを嫌がりつぶされたという経験もある僕だからこそ、本気で感動しました。
そう、田舎がクソほど嫌いでこの考えは一生変わらないだろうと思っていた僕が、地元についてちょっと考えてしまうほどの影響力のあるアニメだったんです。
「これ、1クールでよかったんじゃね?」という謎の意見も多かったのですが、チームの一人ひとりがそれぞれに抱えた悩みや困難を乗り越えて成長していき、最後は地域の人全員のためのイベントを作り上げた。その過程と結果を見れば、2クールの意味は十分すぎるほどあると思います。
長くなりましたが、個人的にはPAお仕事シリーズの最高傑作です。
あれだけ長文で書き綴った「サクラクエスト」を抑え2位となったのは、プリンセスプリンシパルでした。
正直、置きに来た感すらあります。視聴者なら分かる、第8話の衝撃。僕は、大号泣でした。
もし見ていない人がいれば、騙されたと思って8話までは見てほしい。それでハマらなかったらもうハマらないと思うので。
ただ、あの回はこれまで様々なアニメを見てきた僕からしても相当なレベルの回。そして、それをあそこでもってくる構成も、あえて時系列をバラバラに描いているところも、全部が完成されている作品だと思います。
正直、これを1位にするのはどうかと思ったんですが、やはり1位にします。
というのも、頭一つ抜けている作品をランキング1位にするのは分かるんですが、膝から抜けている作品を1位にするのは少し気が引けるというか。
言うならば、2017年の作品の中でもレベルがワンランク違う作品でした。
前章の鷲尾須美の章は既に映画化されている作品なのでドえらいクオリティーだったのは間違いないんですが、続く勇者の章もドえらいレベル。
特に最終話は、本当に映画作品と同じレベルでした。
1期未視聴という方も結構いらっしゃると思うんですが、鷲尾須美の章は1期の前の作品、つまるところ「結城友奈は勇者である」がスターウォーズ4だとしたら、鷲尾須美の章は1~3までなので全く問題なく楽しめます。そして、勇者の章の手前で1期の総集編がちろっとあるのである程度は楽しめるようにはなっています。
まぁ、個人的には
①鷲尾須美の章を見る
②結城友奈は勇者である1期を見る(推奨)見なくても話はある程度総集編で分かる
③勇者の章
という感じがベストですかね。
というわけで、いかがだったでしょうか。
もしチェックしていない作品ありましたら、是非チェックしていただけると私も大変うれしく思います。
☆おわり☆