直感というのは、過去に自分が経験した事や思考した事、今考えている事が全部自動的に組み合わさって生まれるもので、ある程度の経験を積んだ人間にとっては、非常に頼りになる潜在能力です。でも、それを信じなければ何も生まれません。「ただの思いつきだよな」「そんな事は誰でも考えてるよな」という感じで、自分の直感を信じないでいると、そのうち直感も働かなくなります。

100日勝負という概念があります。新しい事をやろうとしたり、変化を起こそうとしたら、最初の3ヶ月で方向性が決まるというものです。この100日というのは、新しい生活が実際にスタートする日でなく「思い立った日」、意識上のスタート日が起算と思います。

僕は2年前に二度目の海外駐在でタイに行く事が決まった時、内示が出た5月中旬から「やりたい事リスト」を作り始めました。勿論、異動前の仕事にもきちんと従事した上でですが、電車の中とか、ふとした瞬間にアイデアの種が直感的に、どんどん湧いてきます。期待が想像を呼び、現実を追い越してしまう。それらの種は全てノートに書いて可視化しておきました。半年に一度くらいそれを見返すと、その時々の行動と潜在意識が合っているか分かったし、ギャップがある場合はそれに気づくキッカケになりました。

結局、僕がタイにいる2年間で成し遂げた仕事は、「やりたい事リスト」の中に最初から書いていた項目でした。想像が創造の源泉である以上、想った事しか現実化しません。逆に言えば、想いついた事=直感はかなりの確率で現実化すると思う。このリストの中には大手企業でやるにはそぐわないテーマもあって、これからは起業家として継続して取り組んでゆくつもりです。

若い頃は、直感と思い込みの区別がつきにくいと思います。僕もそうでした。「思い込みでものを言うな!」「本当にそれが正しい選択なのか?」そう問われると反論できなかった。でも、思い込まなかったら行動できないですよ。世の中で何が正解かなんて、創造主以外知りませんよ 笑。

想像が創造の種になって現実化するプロセスに触れた経験が足りないうちは、なかなか自分の感性・直感が信じられないかもしれない。僕の場合も、直感を素直に信じるようになったのは36歳ぐらいからです。歳は関係なくて、若くして感受性が強くて直感がキレキレの人もいれば、歳は取っていてもそういう感覚を信じていない人もいます。要は自分を信じるかどうかって事だからね。

今日、起業して初めての出張先、沖縄県那覇市に向かっています!目的はバンコクで知り合いになった方に事業の相談に乗って頂く為だけ(勿論、ちょっとだけ観光しますけど 笑)。起業する事をバンコクで決めてから立て続けに起こったセレンディピティ。今日沖縄に行くのは、直感的に「このネタを追いかけるべし」と感じたからです。

意識した時から現実化が開始する。これからの僕は気兼ねなく動ける自由な起業家です。「直感でピーンと来たら現実化に向けてすぐ動く」を実験してみようと思います!