NPO多言語多読の「オンライン多読講座 同窓会」で先輩のEさんに教えていただいた本はこれです。

 

 

 

 

 

Edward Ardizzoneという作家です。絵と文章の両方を書いています。同じ作家の絵本が練馬区立図書館にあったので借りてみました。

 

Jonny という小学生の男の子が柱時計(grandfather clock)を、自分で作ろうと思い立ちます。できるまでには、両親の反対、同級生の冷やかしなどいろいろな障害に出会います。一方、同級生のなかでただ一人応援してくれるSusannahという女の子も登場。歯車や振り子などの部品は、町の鍛冶屋さんに作ってもらうことができました。まさか子供には無理と思われていた柱時計が完成します。お父さんはJonnyが作った柱時計を見て驚き、「みんなに見てもらえるように玄関ホールに置こう」と言いました。ものづくりに興味のない大人が読んでも、ものづくりの楽しさが伝わってきました。

 

 文中にpendulumという単語が出てきますが、挿絵があるので「振り子」のことだとわかります。絵本だと知らない単語に出くわしても、絵でわかることが多く、絵に助けられます。

 

 絵本の中には、現地の大人が読んでも難しいものもありますが、自分のレベルに合う本に出合えれば、絵がない本よりストレスを感じず読み進むことができます。

 

 「絵本が好き!」というタドキスト(「英語多読」を楽しんでいる人たち)の気持ちが少しわかるようになりました。

 

 Edward Ardizzoneは多作の作家なので、地元の図書館に英語版があるかもしれません。邦訳はもっとある可能性が高いです。

検索してみてください。