きょう(12/17)は、「NPO多言語多読」主催の「おしゃべり会」があった。多読本を紹介するときは、著者についても調べ発表している。

 

「Surviving Hitler」の著者Andrea Warrenさんは、日本でもすでに邦訳が出版され、評価されている作家であることを知った。1946年生まれ、現在77歳である。地元の練馬区立図書館でも邦訳を見つけることができた。巻末の翻訳者の解説などを読むとさらに理解を深められるので、「ヒトラーのはじめたゲーム」を予約した。

 

 「Surviving Hitler」は脱走劇などではなかった。ひたすら「死ぬ」ことは考えず、「生還」して家族と再会することだけを考えた少年を描いたもの。収容所で同じ年ごろの少年と出会い、励ましあえたのが「生還」の理由である。  

 

 英語は平易で、「児童文学」より「ノンフィクション」の方が凝った表現もなく読みやすいのかもしれないと思った。

 

「Enemy Child」は、のちに米国の閣僚になった「ノーマン・ミネタ」氏が、10歳の時(太平洋戦争中)に「日系人収容所」に強制収容され、そこでされた経験。これも読んでみたい。

 

「Surviving Hitler」ー★★★★(5点満点中の4点)