妹に久しぶりに会い、清瀬の実家で母の状況について聞いた。(妹夫婦は実家で母と同居していた。妹とはけんかになり2年ほど会っていなかった)

 

 妹は、母をショートステイに預けられるときは預けていた。「ショートステイの方が施設より安い」とも言っていた。期限を設けず預かってもらっていた時、母は「薬漬け」にされていたらしい。使われていた薬は「リスペリドン」だ。母はぼんやりとした表情になり、体重も10キロ減っていたそうだ。ショートステイ先に生活記録の開示を求めたら、「退所してほしい」と言われたという。「リスペリドン」は調べてみると、精神安定剤のような薬であることから、母は暴れてスタッフに迷惑をかけていたのかもしれない。今となっては事実は確認できない。

 

 「退所」を申し渡されたときに空きがあったのが、現在入居している老人ホームだ。「リスペリドン」の服用をやめたため、母の表情は元に戻った。(認知症であることに変わりはない)老人ホームのスタッフは、敬意をもって母に接してくれている。今の老人ホームに移ったことで、母は健康を取り戻しつつあるようだ。

 

 別れ際に妹の趣味のキャンプの話になった。「西武線の沿線に良いキャンプ場があるので、一緒に行こう」と誘われた。(旦那さんは一緒に行ってくれないらしい)久々に会い、話を聞けて良かった。妹には母の面倒をみてもらい感謝である。