The Christmas Doll By Elvira Woodruff

 10歳のLucyと6歳のGloryはパンデミックで両親を亡くし孤児となった。施設に入り、劣悪な環境で縫物の仕事をしている。施設でも感染症が流行り、友達が死んでゆく。「ここにいては、ダメだ」とLucy は、Gloryを連れて施設を抜け出す。Lucyは運よく、人形の専門店で縫製の仕事にありつく。しかしその仕事も、クリスマスまでの臨時雇いの仕事だ。Gloryは、体調がよくない。Lucyが仕事をする間、昼間は、Nickという少年にGloryを預けていた。夜は、3人で店のストーブに当たって暖を取っていた。クリスマスの日、体調が回復しないGloryを昼間外に出したら「このまま死んでしまうかもしれない」。そう判断したLucyは、暖かい店内にGloryを隠すことにした。頼るものがないこの二人はどうなってしまうのだろう。最後まで、読者を引っ張ってくれる名作である。

 

 Audibleの残り時間は30分。明日の楽しみにとっておきたい。