(前回の続き) 

妻の陣痛の間隔が狭まり

お医者さんの「もう産まれます!準備!」

の、一声で緊張感が走ります。


何も出来ない僕は、分娩台に乗った妻の横で、ただ応援するだけでした。


妻が何度かいきむと、お医者さんが

「頭が見えて来ましたよ!」

と教えてくれたのですが、パニクってる僕は、何かドラマのシーンを見ているような感覚になっていました。


もうそこら辺からは、物凄い手際の良さでお医者さんと看護婦さんが進めて行きます!

「お子さん大きくて、お母さんの体力も大変だから、入口ちょっと切りますね」

「頭が出て来ましたよ!」 

「あれ?肩が引っかかってる!」

「もうちょっと、入口切りますね」

「あー!出て来た!出て来た!」

そして

「おんぎゃー!おんぎゃー!
おんぎゃー!」


いやー、感動しました。

人からプレゼントを貰って、泣いて喜んだことがない僕が泣きました。

何か、色んな感情が混ざっていた気がします。

嬉しい気持ち

妻の頑張りに感動した気持ち

神秘的な感動の気持ち

愛おしい気持ち

もしかしたら、R–1でスベったショックな気持ちも入っていたのかもしれません。


感動して泣いてる僕に、看護婦さんが体を拭いた子供を抱かせてくれました。

小さな大事な命を抱き、さらに感動です!

僕も子供も泣いていました。

そして、妻を見ると…

あれ?

あれ??

泣いてない!

大仕事をやり遂げて、一番テンション上がってるはずの妻が泣いてない!

何故だ⁉︎

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感動して泣きそうだったのに、僕を見たら何か冷静になってしまったようです。

それにしても、冷めた目でした!

友達と飲みに行って、友達が先に酔ってしまったら自分は酔えなくなるタイプですね。



それから、1年5ヶ月が経ちました。

最初は、おっぱいが飲めず悩んだり

乳児湿疹があったり

検査で卵のアレルギーが出たり

公園で顔から落ちて顔中血だらけになったり

一週間、高熱が続いたり

色々ありましたが、元気に育っています。


息子は、動物、花、草、絵本が大好きです。

あと、クレヨンも大好きです。

子供が持ちやすいように、短めの円柱型をした舐めても大丈夫なクレヨンで遊んでます。

いつも、描いたり投げたり舐めたりして楽しんでいます。

ただ、一応舐めても大丈夫なクレヨンですが、結構舐め過ぎな感じです。


クレヨンは、円柱型で穴が空いています。

こないだ、ふと息子を見たら

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とんがりコーンみたいになっていました!

とんがりコーンを知らないくせに、とんがりコーンみたいに食べていたのです!

これが正しいとんがりコーンの食べ方でもありませんが!

でも、あれって人間が本能的にやりたい行動なんですね!



ちょっと、これまでの経緯を長々と書かせて貰いました。

次回からは、端的に近況報告します!

ファイト!