舞台「プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE」エピソード4 東京公演にご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
この作品が始動してから一年。
カンパニーの皆と向き合い。
そして、何より役と向き合い。
長い時間をかけた分だけ思い入れは強くなる。
だから、やっぱり終わるのは寂しい。
ですが、漸くここまで来たんだって喜びの方が強いです。
誰一人かけることなく、キャストが繋いできたバトンも途切れることなく、ここまできた。
ご存知の方もいると思いますが、東京公演の本番中にレースシーンで自分がケガをしてしまい、それに伴い会場のお客様やファンの皆、カンパニーの皆に沢山のご心配とご迷惑をおかけしてしまいました。
今回自分がケガをしたことで一番感じたのは、当たり前が当たり前でないってことです。
何事もなく公演が迎えられて、何事もなく無事毎公演を終えられていること。
それは普通なことじゃなくて、大袈裟かもしれないけど、奇跡に近いんじゃないかって思った。
大前提にこの作品は安全のもとで行われている。危険を回避しながらレースも作ってるし、その為に稽古もしてきた。
だから、他の作品と変わらない程、安全です。
でも、矛盾してるかもしれないけど
舞台に立つってことは、常に危険と並走してるんだなと思う。
舞台に立てていることの喜びを、舞台の上を走れている幸せを、今まで以上に噛み締めていきたいと思いました。
もっともっと作品をシーンを一つ一つの言葉を
そして、仲間を…
大切にしようと思った。
何気ない日々を歩くか走るかは人それぞれだけど、僕は走ってたい。
だから、大阪でも思いっきり走ります。
チームの為に
そして、怜治さんを優勝させる為に。
プリステでのギャラスタ最後の衣装は何色にも染まる白。
手をかざした先に見えるのは…
西星1、2年
いつからか始まった。 #今日の西星2年
この西星ジャージを着れるのもあと少し。
西星1、2年
いつからか始まった。 #今日の西星2年
遊馬。お前のことを一番認めてんのは…
今まで負けていった選手たち。仲間たち。バナナゴリラ=皮脂この西星ジャージを着れるのもあと少し。
エピソード1から一緒にやってきたからこそ今の自分たちの関係が作られてきた。
部長さん。
初めは…怜治さんに釣り合わへんし、部長としての資質ないんちゃうかと思うてた。
けど…今はちゃう。
せやから、俺がこの足でアンタを負かしたる。
何してますの?千代松さんが楽しんならええですけど。