今の世の中はオジサンに優しくないです。


会社では、社歴ばかり長くて昔の話しかしないと嫌われ、家では臭いの脂ぎっているのと罵られ、楽しみにしているビールまでも勝手にに飲まれw

オジサンが溜まっていたら、若い子は絶対に寄りつかないし、遠回りして避けて通る人だっている.かもしれません。


必死になって、やっとついて行っているSNSの世界では、"おじさん構文"なるものが揶揄され、その涙ぐましい努力すら認めてもらえません。


おじさん構文


エンタメの世界でも題材になるのは若者であり、例えばスキマスイッチの「全力少年」だったり、アニメの「永久少年」だったり、タイトルに「少年」と付けば、爽やかなイメージや郷愁を感じさせるとでも言いたいのかと思います。

あの井上陽水様ですら「少年時代」なんて歌っちゃってるし、「二十世紀少年」だって出てくるのはオジサンの年代だけど、実は"歳を取った少年"達でしかない。


私は「少女時代」の方が好きです(関係ないですねw)


ユナ イエッポネヨ〜 ノムチョアヨーw


もはや、オジサンには何の魅力も存在価値すらもないのでしょうか。


でも、そんな中でも、昭和のビジネス用語やバブル時代の話が面白おかしく語られ、"イケオジ"と言う言葉に代表されるように実は何気に"オジサン・ブーム"だったりする訳で、だったらイケてるオジサンじゃなくたって、もっと優しくしてあげても良いのではないかと。


アニメの「永久少年」だって、人生崖っぷちのオジサンがアイドルグループを結成して頑張ると言う面白そうなストーリーではありますが、基本的に登場人物はイケメンのオジサン達。しかも年齢は40歳前後の良い意味で"脂の乗った"年代。

誰も関節の痛みに悩んだり、老眼鏡が離せなかったりと言う人はいません。

まあ、アニメだから仕方ないのでしょうが、もっと匂いそうな、悪い意味で脂が乗り切った"アブラギッシュ"なオジサンが出てきても良いのではないかと。


これ、オジサンですか?

太っていたり、禿げている人は誰1人いません。

本当にこれを"オジサン"と呼んで良いのか…。


結局、見た目良くないとオジサンとしても受け入れてもらえないって事ですよね。

前のブログで書いた「ウマ娘」に対抗した「ウマオヤジ」のキャラ設定みたいな、世の中の一般的なオジサン達は陽の目を見ることはないのでしようか。



こうなったら、みんなして永久少年ならぬ"A級オジサン"を目指すしかありません。


じゃあ、何をもって"A級"と言うのか。


何でも良いと思うんです。


オジサンが自信を持って、これがオレのA級だ!と言い切れるモノを見つけて、それを磨いていくのです。

いまさらライザップで腹を引っ込めようとか、アデランスで髪の毛の薄さを誤魔化そうとか、そんなみっともない"悪足掻き"など必要ありません。

自分の強みや長所を伸ばすのです。


美味しい食べ物の事なら任せとけ、酒の話をさせたら右に出る者はいない、歴史の事なら何でも来い…みたいな、ちょっと人から「へえ〜」って言ってもらえるような事を突き詰めて行こうじゃありませんか。

そこに向けて努力するオジサンの姿は、さぞ美しいことでしょう。


さて、私は何を突き詰めようかしら。

この先、自分なりの"A級オジサン"を探す人生になりそうです。

でも、60歳超えちゃったら、オジサンですらいられなくなるのかなあ…💦💦💦