土曜日は初めての乗馬学校でした。

 
まるで春かと思うような暖かさ。風もなく絶好の乗馬日和。
幸先の良いスタートが切れそうで、ウキウキ気分でクラブへと向かいました。
 
乗馬学校は馬場班と障害班に分かれていて、馬場は指導員別に3班あり、固定指導員、固定メンバーで競技会参加に向けたレッスンを行います。
 
私の所属する毎週土曜日はB班。
指導はお馴染みのK村氏。
そしてメンバーは7名で、私ともう1人10代のR君が新加入。他の5人の方は前期からの継続です。
 
新加入とは言え、前期から継続の皆さんは中級馬場でご一緒している方がほとんど。レッスンではお会いしないIさんも、スイートスポットLoveなのでサーキットではいつもご一緒していますし、R君もスイート君繋がりで知っていますので、全員が顔見知りです。
私、こう見えても"人見知り"なので、知らない方とご一緒すると緊張するんです。
乗馬の場合は直接お話しすることはあまりないのですが、どんな乗り方をされるのかわかっていないと、落ち着いて乗れません。
何が起こるかわからないと、怖くって…💦
 
そして配馬は、ミッキーラプソング。
お母さんがG1馬のコイウタ。本人(馬)もオープン勝ちのあるなかなかの活躍馬です。
2回目のお手合わせかな。前に乗ったのは、2年近く前。頭が下げられなくて消化不良に終わった記憶があります。
 
さて初めての乗馬学校、どんなレッスンになるんでしょう。
参加は1名欠席で6人馬。見る限り、ヤバそうなのはドルフィンぐらいかな。
 
歩き出しから脚への反応良く、サクサクと歩いてくれるラブソング。
グッと圧迫するだけでスッと歩度が伸びます。
そのまま常歩を活発にしていきながら、キツくなりすぎないようにコンタクトを取っていきます。
少しキツくなると、ハミに反抗してクビを伸ばして来たり、頭を上げて捻ったりしてきます。
 
「頭下げづらいから、あまり無理に形取らなくて良いよ」とK村氏。
 
わかりました!
コンタクトだけしっかり取って、真っ直ぐにドンドン前に出すようにします!
 
いつもの中級馬場よりも早目に速歩へ移行。
速歩でも真っ直ぐ前に出していく事に重点を置いて、拳でしっかり受け止めて乗っていくと、ハミにグッと乗ってくる感覚に。
 
「隅角で内方姿勢取らせて。長蹄跡に出たら外方を張って真っ直ぐに」という最近のハミ受け準備の動かし方をしながら、速歩の歩度を伸ばしていきます。
ラブ君、ハミをカチャカチャしだして、イイ感じになってきました。
このまま我慢してじっとしてたら譲って来そう。
 
斜めから右に手前替え。斜めで結構ヨレるので、はい、ちゃんと真っ直ぐ走ろうねと両足でしっかり挟みながら、右手前に替えましたが、右になるとラブ君、頭を上げてきました。
もう一度、隅角で内方姿勢を取らせて、長蹄跡で外方を引いて頭を真っ直ぐにしてというのを続けていくと、また顎を引いて先ほどのハミへの良い手ごたえが戻ってきました。
 
続いて長蹄跡で内側の第二蹄跡を通らせて、真ん中から斜め横足で蹄跡に戻すというのを繰り返し。
 
そもそも斜め横足って、ちゃんと教えてもらったことないので、ホントに正しい乗り方(扶助の仕方)がわかっていませんが、何となく見様見真似でやってみます。
それにしても前を行くゼファーの斜め横足、前肢が見事に交差して後肢もキレイに踏み込んでいます。
おお、いいなあ~!
後ろで見とれて、ついついこちらの扶助が疎かになってしまいました。
 
改めて軽く内方姿勢を取らせながら、内方の脚を前肢を外に出すように前目で使って押し出して、外方脚は前に行くように少し後ろ目で使って、外方の手綱で馬の肩が逃げないように壁を作るというやり方でやってみます。
多分、これで合ってるんだよなあ・・・という程度の理解でしかないですが、一応、馬はそれらしく動いてくれました。
 
その後、また蹄跡に戻って左右手前で速歩をしてから、輪乗りに移りました。
輪乗りでも変わらずハミに感じる手応えは変わらず良い感じなので、少し外、内とハミをゆっくり大き目に動かしてみました。
すると、最初は少し抵抗する感じがありましたが、スッと顎を譲ってきました。
お、下がった。
そのまま、少し前で頭を上に持ち上げるイメージでハミ位置を一定にしていくと、しっかりと顎を引いて走ってくれました。
「そう、Kazuさん、その位置で良いよ!」
K村氏からもOK頂きました。
 
そこから、今度は駈歩に移ります。
Y斗君が用事があるのか、前半だけで離脱したので、5頭で走ることになりました。
ただ、すぐ隣でベーシックのレッスンが行われているので、万一イレギュラーが起きて、隣に迷惑が掛かってしまうと大変。
ということで、2頭と3頭に分かれて駈歩することになりました。
 
「皆さん、曲がりなりにも乗馬学校生なんだから、駈歩の継続ぐらいはちゃんとしてよね。駈歩が続かないってことは経路回れないってことだからね。」
と、いつになく厳しいK村氏。
 
私のチームは3頭。Aさんとドルフィン、R君とアリエス?(忘れてしまいました・・・汗)と一緒です。
左手前の輪乗りで速歩してから、駈歩。
しかし、慎重に優しく発進したはずなのですが、頭が上がってしまいました。
それでも馬を伸ばさないように打綱はガッチリと持って、少し下に引きながら押し込んでいきます。
駆歩もちょっと早いかなあと思いつつも、後ろのR君が走られているようで、どんどん迫ってくるので、そのままその速度よりも上げないことを心がけて走ります。
ペースが安定したところで、内方手綱でハミを動かして顎を引いた形を要求してみました。
内方だけ動かしているつもりでも、どうしても外方の拳も動いてしまうようで、その度に速歩に落ちます。
それでも、すっと外方脚を引いて内方脚をトンと入れると、またすぐに駆歩に戻りました。
 
再度、外方拳を動かさないことを強く意識して、内方でハミを動かしながら、外に外にと随伴していくと、顎を引いてグイっとハミを取って走ってくれました。
本当はもうちょっと詰めて溜めて、上に向かう力を作りたいと思ったのですが、どうもそこまではいけませんでした。
 
その後、輪乗りから蹄跡に出て、蹄跡を回ってまた輪乗りに戻る。その後、また蹄跡に出て、斜めで速歩に落して手前を替えて、右手前の輪乗り。
右手前ではまた頭が上がってしまい、かつ顎を引かせるのも今一つ。さらに外方の張りが足らなかったせいで膨らんでしまって、輪線が歪んでしまうことがしばしば。
そこでもとに戻そうとして手綱で修正したり、上でバタバタ動いてしまうと、曲がりづらいラブ君は速歩に落ちてしまいました。
もうちょっと走って、この右手前で外方がたるむのを修正したかったのですが、生憎そこで時間切れ終了となってしまいました。
 
「今日の駆歩、馬の感じは外から見ていて悪くなかったし、ラブソングにしては割と頭も下がって、良く走れてたと思うよ。」
K村氏からは何とか及第点を頂きました。
 
半分眠そうに、ゆったりした感じのラブソング君。
現役時代にオープン馬だったというようなキツさはないです。
今回で乗り方は何となくわかったので、また次に当たったら、もう少し気持ちよく乗ってあげたいです。
 
初の乗馬学校でしたが、いつもの中級馬場レッスンの少し厳しい版という感じで、楽しく乗ることができました。
これからは今回のメンバーと毎週練習していくので、上手くコミュニケーションを取って、仲良くお付き合いしていければと思います。
もちろん、技術面もしっかり向上させていかねば!