さて、初の障害レッスン開始です。

ところが、予想に反して素直なジール君。

常歩もサクサク歩いて、軽くお腹を擦るだけで歩度を伸ばしてくれます。長めの手綱で大きく伸ばして常歩させてから、手綱を少しずつ詰めて、軽速歩に移行。
これもゴネずにスッと速歩になりました。

始めのうちは速歩が遅く、後ろのおねーさんが馬間距離を詰めてくるので、ちょっとヒヤヒヤしましたが、今日のジール君は集中して脇目も振らずに走ってくれます。
何だ、いい子じゃん照れ

まずは部班で軽速歩での横木通過。
しっかりと横木手前で歩度を伸ばしてきれいに通過。3級でやったしね。

"はい、次2ポイントで。"

もともと前傾気味なので、蹄跡の速歩ではバランスは取りやすいのですが、横木通過ではリズムが合わせられず、お尻をついてしまいました。

"Kazuhikoさん、重心もうちょっと前で良いです"

え?そんなに前で良いんですか?

想像していたよりも前傾するんですね。
と言うか、3級に向けてのレッスンの間に私の前傾グセがだいぶ矯正されていたと言うことでしょうか。

次の周回はうまくリズムを合わせて通過。
おお、こんな感じね。

"今の良いですよ!その感じです!"

お、褒められた。

次は順番にクロス障害。
単騎で軽速歩で障害に向かい、飛ぶ直前に2ポイントにして飛びます。

でも、今日が初障害なのに飛べるのか?びっくり

私の順番は一番最後なので、皆さんの飛越を見ていたのですが、飛ぶと言うよりは跨ぐレベルからは抜け出ていない感じです。

障害に入る時に真っ直ぐ向けて、キチンと推進すれば、後は馬がやってくれる。
真っ直ぐ入れないと馬が横に逃げたりしていました。

でも、これなら出来るかな。

速歩の発進でジール君がゴネゴネしますが、ゆっくり待って再度脚を入れると、スッと走り出しました。

蹄跡から障害に向かって真っ直ぐに入り、直前でグッと圧迫。歩度が伸びてキレイに飛んでくれました。

しかし、乗り手がヘボです。
当たり前ですが、横木とは上下動のリズムが変わるので、ちょっと前傾し過ぎました。

"良いですよ。でも、それ以上前行かないで"

はい、わかりました。きっと落ちるんですよね、これ以上前に行くと。

さて2回目。
先ほどよりもさらにゴネるジール君。
N先生が引いて蹄跡まで連れて行ってくれました。すみません、お手数をおかけします。

今度も良い感じで障害に入りました。
が、ちょっと推進が強過ぎたのか、飛んだ後に駈歩になってしまい、指定の場所で止められずオーバーランびっくり

2ポイントから座って止めると言うのが、結構難しい。と言うか、バランスとリズムがわからない。

"上体を戻して、座って、足を前に"

ま、その理屈はわかるんですが、身体がついて行ってないんです。
先生が身体で覚えると言ったのはこう言うことなんだなと。

"次はクロス障害飛んだ後に、6歩で横木通過してください"

今度も同じく障害に真っ直ぐ向けて推進。
さっきよりは優しく扶助したつもりでしたが、やはり飛んだ後に駈歩になってしまいました。

そこから座って次の横木を通過するのにドタバタして上手く座れず、2ポイントで立ったままになってしまいました。

"Kazuhikoさん、リズムですよ、リズム"

ですよね…。
やっぱり身体で覚えるしかないな、これは。

今日初めて障害を飛んでみてわかったことを備忘録として…

右差し2ポイントの時はふくらはぎで支える。膝で抑えない。
右差し飛ぶ時に下を見ない。前傾し過ぎてしまう。
右差し手綱は引かずにどちらかと言うと押すイメージ。
右差し着地したら上体を起こす。自然に座れる(と思う)

カギ次の課題は2ポイントで飛んだ後に駈歩で座るタイミングとリズムをつかむこと。


レッスン後にジール君をお手入れ。
お手入れ中は大人しい。もう終わり〜って思ってるからでしょうか。馬着を着せる時も怒らないし、裏掘りする時も素直に足を上げてくれるし。

お手入れしている時に、Kumikoさんが声をかけてきて下さいました。
"ナイスミドルが好きなんですよ、ジール。今日は良い子でしたね〜"
ってことは、俺はナイスミドルなんだと新たな発見をしたのが、今日の一番の収穫だったかもてへぺろ