フランス車のお話。
少し前に買ったRallycarsの「アルピーヌA110」
WRC黎明期のマシンといえば、A110が思い浮かびます。
アウディが4WDを投入する以前は、ミニクーパーなどのFF、フォードエスコートやランチアフルビアのようなFR、そしてアルピーヌA110のRRなど、様々な駆動タイプの車両が参戦していました。
アルピーヌといえばラリーのイメージが個人的にはありますが、A110やA310は様々なレースに参戦していたようです。60年代に作られたとは思えないようなかっこいいデザインですよね…
本体のルノーがモータースポーツでもルノースポールの名前を使うからか、アルピーヌの名前は聞かなくなりましたが、昨今はルノーのスポーツブランドとして全面的に出て来ましたね。
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GPcarStorySE「LIGIER」です。こちらも少し前に買いました。
70年代にF1に参戦。ウイングカー時代に活躍しました。ウイングカーのイメージが強いですが、90年代中頃までリジェの名で参戦しています。その後はプロストグランプリと名を変え、2001年にチームは消失。
今、リジェの名はLMDHやDPi、LMP2、3でシャシーを手がける会社(リジェ・オートモーティブ)として耳にします(関連会社ではあるようですが、F1に参戦していたのとは母体は別のようです)
個人的な意見ではありますが、
フランス車ってなんとなく不思議な存在。
戦後のモータースポーツシーンにおいては、敗戦国のドイツ・イタリア・日本が強いイメージ。(軍備にお金を投入しない(できない)からだとか、代理戦争だとか、そもそも技術力が上だとか、いろいろ見たことはありますが)
そんな中、なんとなく農業国のイメージのが強いフランスは、自動車産業が意外と盛んで、ルノー(アルピーヌ)、プジョー、シトロエンはどの時代においても日独伊のライバルとして戦ってきました。
なんとなくこういうライバル関係が好きだなっていう話でした…
ところで、アルピーヌとリジェ(・オートモーティブ)ですが、来シーズンからWECの最高峰クラスに参戦します。
アルピーヌはLMDHで最高峰復帰、リジェはランボルギーニのベースシャシーとしてサポート。
すでにプジョーはLMHで参戦しているので、このフランス勢の活躍に期待です。
F1でも引き続きアルピーヌが参戦。侮れない存在として上位陣にプレッシャーをかけて、レースを面白くしてほしいです。