最近、本屋さんで見つけて買ってみたのだけど、ちょっと前の本だったんですね。

 

『投資バカの思考法』 藤野英人 著

 

この本を買った理由としては、藤野さんの以前の本である

 

『スリッパの法則 -プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 』

 

がとても面白かったから。

 

こういうあらゆる法則やデータを普遍化して示してくれている本は結構多いですけど、意外と中身のないものや根拠に乏しいものがほとんどで、あまり有益でないことがありますが、この本に書かれていることは、ちゃんと腹落ちできるくらいまで突き詰めて論理的に説明してくれています。

 

ただ、今回の『投資バカ-』の方は、ちょっと抽象的というか、中身があまり感じられなかったのがちょっと残念。

 

どちらかというと、投資というものに対する向き合い方というか、心構え的な内容が中心で、ちょっと精神論ぽかった感じでした。

 

まぁ、確かに「思考法」とちゃんとタイトルにも書かれていたので、私が勝手に投資手法の本だと思っていたのが悪いのですが…(笑)

 

帯に書かれていた「残酷な20年後も絶対にお金に困らない生き方」というコピーで勝手な思い込みをしてしまったんですけど

 

投資云々というよりも、藤野さんの運営されている「ひふみ投信」がどのようなスタンスで投資を行っているか、目論見書の裏側にあるような熱意や考え方を知るといった意味ではとても有益な一冊になると思いました。

 

また、投資を始めてみようかどうしようか迷っている人には、どういったとらえ方で投資を行えばよいかを教えてくれる本だと思います。