藤原竜也さん主演
「中村仲蔵
~歌舞伎王国 下剋上異聞~」を
観てきました


「俺は、芝居がしたい。歌舞伎役者でいたい 」





(※お借りしました)


あらすじ

歌舞伎が黄金期に向かう江戸時代中期、江戸三座と称される劇場や芝居茶屋がひしめくこの芸能の町に、一人の孤児が運命的に流れ着く。


中村座で唄方をつとめる男と、振り付けを教える女の夫婦に養子に貰われたこの孤児こそ、歌舞伎史上不世出の天才役者と呼ばれるようになる初代中村仲蔵(藤原竜也)である。


養母の厳しい稽古で踊りの才能を開花させた仲蔵は、役者として舞台に立つ夢を膨らませるが、

血筋がものをいう歌舞伎界の高い壁が立ちはだかる。


しかし芝居に取り憑かれた若者は、無謀にも最下層の大部屋役者から成り上がる下剋上の道を選んだ。
歌舞伎界の頂点を巡って裏切りや策謀が渦巻く舞台裏の抗争に巻き込まれつつも、ひたすら芸の道を疾走する仲蔵。
 

梨園の血縁ではない彼は、四代目・市川團十郎に見出されて異例の出世を遂げ、一代で「名人仲蔵」と言われるまでの大スターになった。

その波乱万丈の人生を描く。





ホール外ではスクリーン宣伝もド派手





上演時間 休憩含む2時間50分

え?もう休憩なの?

と思うくらい時間がたつのが早かったように感じました。

客席に無理矢理作った感満載の花道があり

この劇場は何回も来ていますが
花道は初めて見ました
まあ歌舞伎の話なので作ったのでしょうが。

舞台に向かって右横上には今までなかった小さいモニターがあり花道前方のみ固定で映してまして、

多分に花道が見えない方のために設置したのでしょうが

一階にいた私から見てもモニターが小さすぎてあれでは全然見えませんでした。

ただ花道周辺の席に座ってる人は舞台の明かりが差し込んでる間はずっと映されてるので落ち着かないだろうな



中村仲蔵はNHKでドラマとして放送されたことがあり

その時は中村勘九郎さんが演じてました

そこには今回は舞台で出演している
藤原竜也さん、髙嶋政宏さんも出演してました。

私はたまたまTVを付けたらやっていまして

最後の40分ほどしか観てませんが
印象に残った最後の場面、
血のりをはくシーンは今でも記憶に残ってます

大見せ場といっても過言ではありません。




さて、舞台はというと

やはり藤原竜也さんの 演技に釘付けとなり、演目の早口長台詞に圧倒され感銘を受け

髙嶋政宏さんの 堂々たる立ち振舞いに感銘を覚え

市原隼人さんの 舞台のために鍛え上げた体つき、立ち振舞い、三味線生演奏に驚き

あっという間に時間が過ぎていきました。

最後の演目忠臣蔵では
藤原竜也さんが白塗りをし出てくる間の時間稼ぎで
池田成志さんが場を繋ぎ、忠臣蔵のあらすじを語っていました。

この舞台はクスッと笑ってしまうシーンが盛り込まれていて

藤原竜也さんを中心にEXILEばりの腕回しや
池田成志さんとの掛け合いなど
場を和ませていましたよ


とても面白かったし満足した舞台でした。

ちゃんと血のりをはくシーンが観られたし。

なんだろ、ドラマをもう一度見たくなったというか...

後世まで落語などで受け継がれてきただけのことがあるな。

幸いなことに後方でしたがど真ん中で観劇出来て嬉しかったです。

ほんと観に行けて良かった。


配信してくれないかな

もう一度観たいな